モップス
鈴木ヒロミツの居たバンドだからボーカルは鈴木ヒロミツオンリーかと思ったら星勝担当の物も割とあったのを今になって知る。
鈴木ヒロミツもミュージシャンよりもタレントや役者だったり、星勝も作曲や編曲やプロデューサーのイメージが強かったので、何れにしても強力なボーカリストでもあったことに、なんで自分は知らなさすぎたのかと恥ずかしくなる。
成る程、モップスに井上陽水の雰囲気を感じたのは井上陽水の曲に関わっていた星勝の影響があったからかとか、モップス解散コンサートに井上陽水が飛び入りで参加して「傘がない」で鈴木ヒロミツとジョイントやったとかあったんだなと。
コミックソングの「月光仮面」も意外とカッコいい曲だったりする。
知ってる人は多いだろうし、ここで言ってもしょうが無いけど、それでも言いたくなる。
「何処へ」が久世光彦の作詞だったり、クリスタルキングがカバーしていたり、モップス版が雄大な秋枯れた草原を進む雰囲気なのに対しクリスタルキング版が都会の路地裏での悪戦苦闘な雰囲気だけど、それでも前を進む強さ格好良さは変わりない事も。
「朝まで待てない」の阿久悠作詞とか、最初のバージョンの意気消沈一歩前の仄暗さに対し、後から出たバージョンの反骨性感じる疾走感溢れたのとか、すごいもんがあったんだなと。
鈴木ヒロミツのタレントとしての知名度とか「月光仮面」のコミカルなイメージと前述した曲の素晴らしさ、あとワハハ本舗の喰始も「永久運動」なんてワハハ本舗の人と思えない曲を作詞しているし、井上陽水のコンサートとかにも携わっているとか、不思議なつながりがあるんだなあと。