『アメジャリチハラ』

1996年10月から半年やったテレビ朝日系列のバラエティ番組。
東京に進出したばかりのジャリズム、千原兄弟に天然素材残党の雨上がり決死隊を加えた面子の、非常にチャレンジャーだけど、ジャリズムや千原兄弟のコントがあまり見ることができないけど、その面白さは折り紙付きだと思っていた関東人の私にとっては結構楽しみにしてた番組。
なので雨上がり決死隊はついで感があって「なんでこいつらいるんだ?」な感じがあったけど、見てみるとやはり吉本若手の精鋭部隊の一人だなと言う面白さはあったと思う。
ただ、関西の方では深夜で視聴率が20パーセント取ったくらいの人気だったのに対し、関東では日曜正午の番組だったうえに内容が結構尖ってた上に関東では知名度がお世辞にも高いとは言えない面子だったために微妙な扱いだったようで、出演者たちも自虐的にネタにすることが多かったようだ。
自分の中ではジャリズムと千原兄弟に雨上がりだけでなく、エンディングに流れたゴスペラーズの「待ちきれない」も記憶に残っている。ゴスペラーズも実力は確かだけどブレイクできてなかった頃だったのと、ジャリズムと千原兄弟が関東進出の初のレギュラーだった(と思う)フジテレビ土曜深夜の『エンタメゆうえんち 東京移住計画』(司会は関根勤と八木亜希子)で一緒にレギュラーだったことから、『アメジャリチハラ』で『エンタメゆうえんち』を同時に思い出したのかもしれない。この番組、仮タイトルは『発信!ナニワニアンズ』(当時のTVブロスのテレビ欄に載っていた)で、このナニワニアンズというのは角田華子など3人のユニットにつけられていた。
そしてジャリズムと千原兄弟が関西から関東に進出する際のドキュメントとして当時毎週深夜に放送していた『NONFIX』(フジテレビに電話問い合わせでこの番組について問い合わせをした際に、応対した若い社員がおすすめの番組だと推していた)で彼らについて紹介したものが放送されるはずが、オウム真理教の上祐史浩逮捕のニュースで延期だかなんかという不運もあったような記憶がある。

なんだかんだ言いながらも、彼らは結構頑張ってきたしブレイクした人もいたものの、解散してないのは千原兄弟だけど殆ど現在はピンで活動している感じであり、ジャリズムは解散、雨上がり決死隊も解散して、現在色々ある感じになっている。

まあ、色々言われてるかもしれないけど、頑張ってくれと言うのが正直なところである。

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