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4カ月後の僕の頭の中

「日記を書いていたら、4カ月後の自分の頭の中を覗いたような気がした。」

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明日、もう今日か。明朝にはこのお家を出発し、アイザックへの帰路についていると考えると、ちょっぴり切なくなる。休みが終わりに近づくとあの感覚(通称それ)は必ず登場する。まるでそれの登場を待ちわびていた観客と舞台があるかのような清々しさで。それの登場と同時にこれまでアイザックをミスしていた気持ちは嘘だったかのように心の幕の裏へと引いていくの。

しかし、今現れているそれは、今までとは少し違う。チンパンジーとゴリラくらい違う。いやティラミスとミルフィーユくらいかなぁ。

その違いは、アイザックを去る寂しさが混じっていることから生まれている。ふと今日冷静になってみて気づいたのだが、今が2024年の1月ということは、卒業まで後4カ月しかない。

僕が高校生でいられるのも後4カ月。18歳でいられのも後5カ月。

後4カ月後には、僕はもうアイザックの輪の中にはいられない。輪の中から外へと放り投げられるのだ。その後は、僕がいくら輪の中に戻りたいと願おうとアイザックと僕の間には、1番上が見えないくらいの高い壁がそびえ立っている。その壁はとてつ高く、厚く、強靭か姿の時もあれば、薄い透明な板板のように見えることもある。どっちにしても、その壁がいくら叩いても壊れないということには変わりがない。アイザックでの記憶は、幽霊のようにその壁を貫通することができ、アイザックと僕の輪の中に侵入しては出ては入ってはを繰り返す。それの動きに僕は戸惑される。それが僕の心に産んだモヤモヤ、哀しさは一向になくならい。後5年、10年したら、自然に消え去っているのだろうか。
とにかく、僕は、後ろを振り返ってタラタラと壁を眺めていてはいけないのだ。
当面は、ひたすら前へと進み続けるしかないのだ。
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「ISAKの卒業生になった僕へ。」
「2024年1月6日、ISAK在校生の僕より」

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