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メソッドアクティング "SOUND"
SOUND(聴覚)は主にキャラクターの思考過程に用いる。極度の緊張、精神的に不安定、又はラブ ストーリーの中での告白、失恋、そして演技的に内側のテンポを上げたり下げたりする時にも使える。
(例)映画『シャイニング』の様な、異様な館に入った時SIGHT(視覚)、SMELL(嗅覚)、TEMPERATURE(温感)そしてSOUNDが来る。演技の順序はカメラのアングルにもはっきり出てくる。最初はキャラクターが入って感じる風景を観客に見せる。そしてアップでキャラクターの見解をSOUNDで表現する。
この手の演技法はハリウッドの一流メソッドアクター達のテクニックで、一般で教わる事はできない。
(例)ヒートで共演したロバート・デ・ニーロと、アル・パチーノは撮影中、一度しか顔を合わせていないが、それぞれが撮影の進行と演技の順序を把握しているからこそなせる技。
実際、二人の演技法は全く違う入り方をしている。
パチーノはリハーサルを繰り返し場面を作り上げて行く。一方のデニーロはリハーサルをしないで緊張を高めてからの一発撮りの撮影を好む。
キャラクターの組み方も真逆だ。パチーノは中から、デニーロは外から。
そしてどちらもメソッドアクターの代名詞的な存在である。
DAN KOJI
https://www.dankoji.info/