キャリアデザインの描き方② ~「将来〇〇になりたい!」の課題点~
こんばんは!ダンです。
前回は、職業で人を比較したりする癖は子ども時代に形成されるという観点から、キャリア教育の重要性について述べてきました。
今回は
「夢と職業」
というテーマです。
さて皆さんは小中学生の頃、学びの一環で将来の夢を書きましたか?
何を書いたか覚えていますか?
僕はなりたいものがなくてすごく悩んだ末、テキトーに父親に倣って”ギタリスト”と書いた記憶がありますが(笑)
「お父さんと同じギタリストになりたいの!素敵ね〜!」
と周りから褒められて困った記憶があります😂
最近は子どもに夢を聞くのもハラスメントだと言われているそうですが…
テーマにあるように、僕が問題視しているのは実はそこではないんです。
僕が大切にしたいのは
”手段”と”目的”
という考え方です。
実はアメリカなど海外では、
「どんな職業に就きたいか?」よりも
「どんなことを成し遂げたいか」を重視して子どもに聞きます。
そして小学生でも多くの子どもが自分の言葉で
「自分が社会に何をもたらすのか」を発言します。
僕たち大人が子どもの夢に関わるときに大切にしたいことは
「その職業の先にはなにがあるのか?」
を考えさせることです。
よく大学になってもやりたいことが見つからない人のことは”モラトリアム人間”と言われますが、それも仕方ないと思うんです。
そういう教育をされてきただけで本人は悪くないと僕は考えます。
ただ誤解のないように言っておくと
これは「小学生の頃から使命や志を見つけさせろ!」というわけではなく、
小学生のうちから、そういった思考の訓練をさせておくことが大切なんです。
それを繰り返しているうちに人生を過ごしていく中で、見過ごしてしまいそうな大事な機会をつかみ取るだけの感性が育っていきます。
職業は”手段”であり、目的ではありません。
その先にあるものが”目的”です。
それはきっと”使命”や”志”といった大層なものでなく、”家族の笑顔のために”といったミクロなものでも素敵ですよね。
実際僕たち大人も大手企業がどうとか、外資系がどうとか、企業がどうとかで物事を見てしまいがちです。
それもある種の判断材料にはなるでしょうが、
僕は人とお話しするときには、当人が「職業の先に描いているものは何か」が一番知りたくなります。
これが以前書いた人で見るということにもつながりますね☻
大人でも、はじめはやりたいことを明確に持って働いてるうちに入社したのに、いつの間にか思いは薄れて何のために働いているかもわからないけど、なんとか日々奮闘されている方も多いと思います。
人生は、自分の生まれてきた意義を探す旅だと思っています。
それに向かっていく道のりのなかで、手法として様々な職種や企業が存在するだけの話ですよね。
この”手段と目的を見誤らない力”を身につけた上で、自分のキャリアについて考えて決断をしていきたいですね。
これまでキャリア教育について少し触れて話してきましたが、
次回は今後の自分のキャリアについてご報告をさせてもらいますね。
それではまた。