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大企業からスタートアップへ転職して1年

リファラル採用を支援するリフカムというスタートアップへ転職して、1年が経ちました。
節目としてせっかくなので、「実際スタートアップに転職してみてどうなの?」ということを率直に振り返ってみようと思います。

スタートアップへの転職やフルリモート勤務に興味がある方へ、少しは参考になるかと思いますので数分だけお付き合いください。

これまでの経歴


本題に入る前に池谷壇という人間がどんなやつなのかわかった方が話が入ってきやすいと思いますので、簡単に経歴記載します。
本題ではないので、箇条書き。

  • 1994年生まれの今年29歳

  • 静岡県出身で上智大学入学と同時に上京

  • 転勤のない安定した大企業を目指し、東京の私鉄である京王電鉄に入社

  • 「もう終身雇用の時代じゃないんじゃ?」「自分で仕事を決められない&市場価値が高くなりづらいジョブローテーションってヤバいんじゃ?」と思い、4年目で光通信の戦略人事にジョブチェンジ

  • 「9年間東京で過ごしたけど、自分には静岡ぐらいの田舎が合っている」と気づき、2021年に地元静岡へUターン移住。(仕事はリモートワークのため転職なし)

過去に京王と光通信について話した動画もあるので、お暇な方はそちらも是非。(何故かトプシューに出演させていただきました)

▼京王電鉄

▼光通信


ざっとこんな感じの男です。
今思うと「転勤のない安定した大企業がいい」という新卒就活時代の自分の意識の低さ、めっちゃすごいですね。
逆にいうと、その意識の低さに全力だったからこそ、倍率100倍以上とも言われる私鉄総合職の内定を勝ち取ったとも言えます。

実際に働き始めてなんとなく「本当にこのままでいいのか」と漠然と思っていたことが、コロナ禍をきっかけに強くなりました。
その結果、会社に依存した受動的なキャリアではなく、自分主体で選んでいく能動的なキャリアを目指すことにしました。

と、まあ前段はこれぐらいにして早速本題です。

大企業からスタートアップへ転職して実際どう?


結論から言うと、自分にとっては最高でした。
大企業からスタートアップに転職して後悔したことはありません。

理由はこの後それぞれ整理しますが、一言で言えば
日々の仕事が受身ではなく主体的になったからです。

僕は過去に「自分にとっての幸せとは?」を明確にするために、人生の価値基準について自己分析したことがあります。(友達に見せたらドン引きされました)

その結果、"自己選択(自分で決断すること)"を他の人よりも重要視していることがわかりました。

自分にとって重要な価値基準を整理したスライド

一方で仕事って自分よりも会社に決められることが圧倒的に多いんですよね。
もちろんサラリーマンとして生きていく上では仕方ない部分もありますが、「それにしても会社に縛られすぎじゃないか?」と疑問に思いました。

そのためできるだけ「仕事でも自己選択できる人生を歩みたい」と思うようになりました。

ということを踏まえて、早速具体的なスタートアップへ転職してよかったことを書いていきます。

経営への当事者意識

大企業からスタートアップへの転職で最も実感できるのはこれだと思います。
正直大企業に属していると、当たり前に莫大な金額の利益を出しているし、規模が大きい分自分の仕事が与える会社へのインパクトは小さいし、自社の経営について意識することってほとんどないんですよね。あるとすれば、賞与のタイミングぐらいです。(業績がいいと賞与増えて嬉しい、ぐらい)

それがスタートアップだと、経営がめっちゃ自分ゴトになります。
リフカムでは全従業員に売上だけでなく、月次コストも開示しています。つまり、自社がどれぐらい黒字なのか赤字なのかわかるんですよね。
自分の動きが会社の業績や経営に直結するのが、率直に面白いです。

仕事のモチベーションって「自分のため」「お客様のため」という側面が大きいと思うんですが、ここに「会社のため」という強い要素が加わるイメージです。
価値貢献を実感できるって重要なことだと思います。


仕事の主体性と裁量

経営への当事者意識とも近いんですが、スタートアップでは主体的に考えて動くことが求められます。
まだ型になっていない業務も多いので、常にトライ&エラーの繰り返しなんですよね。

大企業でももちろん仕事の主体性や新しい取り組みは求められますが、マニュアルチックな業務や前例を踏襲した動きが多くなってしまうのが正直なところです。

仕事への取り組み方や適正は人それぞれではありますが、先述の自己分析の通り僕は自分が納得して選択することを重視するので、主体的に動けるのは非常に面白いです。

更に良くも悪くも全員を細かくマネジメントしている余裕などないので、大枠の方向性だけすり合わせて、その中では基本的に自由にやれます。
自分なりに考え抜いた行動であれば、成功しても失敗しても確実に自分の血肉になるので、主体的にかつ裁量を持って仕事をするのってすごく重要だと思います。

実力主義

スタートアップでは当たり前ですが、年齢や勤続年数ではなく実力で評価されます。
頑張って成果を出せば評価されるし、手を抜いたら相応の評価になります。

僕がリフカムへ入社する一つのきっかけとなったのが、”同い年で執行役員を務めていた”小田さんという存在でした。
(小田さんは今年の4月からVCにご転職されました。本当に尊敬)

同級生のほとんどが役職のついていないメンバー層もしくは、マネージャー層だった自分にとって、すでに経営責任を負っている同い年という存在は非常に衝撃を受けました。

成果を出せば、その分評価してもらえる環境というのは仕事のモチベーションを継続する上で非常に重要だと思っています。

リフカムに転職して、休日に自発的に本を読んだり仕事の思考整理をすることが増えました。

これはもちろん会社にやらされているわけでもなく、やらないと業務が回らないわけでもなく、「より成果をあげたい」「よりスキルを磨きたい」という自発的な気持ちです。

このnoteもその一環ですね。会社からお願いされたわけではなく、本当に勝手に自分のために書いてます。

フルリモート&フルフレックスという働き方


これは「スタートアップだから」というわけではありませんが、リフカムでの1年を語る上では外せないことなので書かせてください。

一言で言えば、働き方も自由で最高です。
リフカムはフルリモート&フルフレックスなので、極論言えば「どこで」「いつ」働いてもいいということになります。
(もちろんクライアントとの打ち合わせなどは調整)

いわゆる出社必須&定時が決まっている会社と比べたら、自由過ぎますよね。

どこに住んでもいい

まず場所についてですが、リフカムの多くの社員が福岡、仙台、静岡、茨城など地方に住んでいます。

"仕事"と"プライベート"って並列して考えられることが多いですが、仕事(=会社)によってプライベートに大きな影響を与える居住地が縛られるのってどうなの?ってずっと前から思っていました。

それがフルリモートだと解決されるので、最高という他ないです。
僕も今、静岡県牧之原市という結構な田舎に住んでいます。

牧之原市の場所(最寄駅まで車で30分かかります)

いろんな場所から働いているので、「今そっちの天気どうですか?」って話をしたりするのが面白いです。自分の地域は晴れているのに、他社員はめっちゃ雨だったりするので、本当に日本全国から集まっているんだなあと実感します。

しかも「リモートでもいいよ」ではなく、「全員原則フルリモート」なんです。これ結構違うんですよね。

前職の光通信もリモートワーク可ではありましたが、結局出社組とリモート組でコミュニケーションに齟齬が生まれやすかった印象です。

それが皆フルリモートなので、それ前提でコミュニケーション設計されています。だから、"出社しているから"とか”リモートだから”とかの差が生まれないんです。

半年に1回全社会があり直接集まっていますが、普段は画面上でしか話せない分、新鮮で楽しいです。

いつ働いてもいい

フルリモートほどのインパクトではないですが、フルフレックスもめっちゃ便利です。

同じ8時間でも、いつどうやって働くかによって仕事の生産性って大きく変わると思っています。
例えば僕は一時期、朝4時に起きて5時から仕事してたりしました。他社員含め、連絡が来るようになる時間まで4,5時間あるので、それまでひたすら自分のタスクに集中できました。(ただあまりにも世間の生活時間と乖離してしまうため、やめました)

またプライベートの家事育児と調整しやすいのも大きいです。

リフカムはお子さんがいらっしゃる経営層が多いので、皆さん保育園の送り迎えなどされています。

カレンダーに「中抜け」って入れておくだけで中抜けできるので、僕も通院とか気軽に行っています。


総括すると、とにかく自由で働きやすいの一言ですね。

総括

ここまで色々と「スタートアップへ転職して最高」ってことを書いてきましたが、あくまで"僕にとって"という枕詞がつくことは最後に触れておきます。

当たり前ですが、万人にとって最高の環境などないです。「大企業の方が」「出社前提の方が」働きやすい人もたくさんいます。
ここまでメリットとして書いたことがデメリットにもなり得ます。

結局は自己分析の上、自分にとって最適な環境を整理して、それに近い職場を探すことが重要です。

ただ今回書いたような、僕に近い考えを持っている人には本当にスタートアップおすすめです。

そしてリフカムでも絶対採用強化中なので、少しでも興味を持ってもらえたら是非Twitterからお声かけください!

2年目も最高だと言えるように日々尽力します。


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