スマアゲ プレイ感想ログ＜夕暮れコンチェルト編＞
※台詞や展開のネタバレがあります
※このプレイ感想は1割の真実と9割の虚構で構成されております
いやぁ～～～～、最高のゲームですね。スマアゲ！
あまりにもよすぎてガシガシ攻略しているんですがプレイ感想が間に合いませんでしたね色々。
とりあえず今回は夕暮れコンチェルトのシナリオがあまりにも良すぎたのでその感想を書きます。
色々とネタバレなどあるかと思いますが、ざっくりと感想を書いていきますね…
スイーツ男子編攻略記事は下記
●主人公と攻略について
もう何を置いても芸術パラを上げなければお話になりません！！！
それとは別に勉強の知識もなければいけないです。なぜならめちゃめちゃ作中にクラシック用語が出てくるから……
あと、攻略不可とかになる訳ではないんですけど、オーケストラ部のみんなでランニングとかするので、
運動のパラメーターがあまりに低いと「遅い」と言われて律くんにあきれられてしまいます。あと好感度下がります。
あと地味に伊弦くんの好感度も下がる。笑顔で「大丈夫～？」って心配してくれているけど下がる。
クラシックをやる男は真摯な人間が多いので、音楽に付随することには真剣に取り組みましょう。
あと、定期演奏会は秋頃にあるのでそこまでにイベントを発生させられるようにオーケストラ部には早めに入りましょう。
とくに1学期が終わるまでに入ると夏休みの合宿イベントが発生して、律くんと伊弦くんと三人で料理をするイベントが発生します。
比較的おおざっぱな味付けをしようとする伊弦くんと、きっちりと大匙をはかって料理しようとする律くんとが見れて実にいいイベントです。
ちなみに二人との好感度を一定に保ちイベントを発生させないと、定期演奏会で主人公がフルートソロを演奏するというイベントが発生しています。
部活コマンドを一定数こなしていれば大成功となり、三人で音楽の道で鎬を削り合うという友情や愛情の垣根を超えた熱血音楽モノのEDになります。
音大の受験を目指すためにピアノを律くんに教わりつつ、息抜きに今度の休みは三人でキャンプに行こうかみたいに伊弦くんから誘われるみたいな感じ！
いやこれはこれでいいEDなんですよ……音楽と共に育まれる絆の一つの形かと思います。
ちなみに、二人のVSが始まるまでの間に部活コマンドを一定数行って（多分2学期の10月以降かな？）職員室に放課後に行くと五条先生とのイベントになります。
「あの二人の、音が変わった」
「寄り添うような音も悪くはなかったけど、私は今の音の方が好ましい」
「そのきっかけになったのは……君なんだね」
って言うんですよね。そこで五条先生のクリアデータがあれば「……愛は恐ろしく、豊かなものなんだね」って付け加えられます。なんて細かい差分なんだ……。
●倉科律
律くんのイベントでみんな見てるし好きだと思うんですけど、五条先生の思い付きで主人公がアンサンブルでピアノも担当することになるんだけど、その指導役として律くんが指名されるんですよね。
本当に仕方ないな……みたいな感じで教えてくれるんですけど、鍵盤に手が届かなくて驚かれるんですよね。
まあ主人公の手が小さいというより、律くんの手が大きいわけなんですけど……。
この時、はじめて照れた立ち絵が出るんだけど、それまでクールでシャープな雰囲気だったのにコイツカワイイな……ってなるんですよね。
手の大きさにときめくのは古典的ではあるけど、実にいいものです。みんなもっとやってくれ。
あとこれは早めに律くんの好感度上げてなきゃ見れないっぽいんですが、夏の大会の時に父親が見に来るイベントで、プレッシャーに押しつぶされそうになるんですよね。
ホール裏の駐車場で、縮こまって座っているところを主人公が見つけるんだけど、そこで不安を吐露してくれるんだよね。
「……こんな情けないところお前に見られるなんてな」
「僕らしく演奏すればいいのは分かっている。でも……どうしようもなく指が震えるんだ」
「大丈夫だ……あと少ししたら、いつもの『倉科律』に戻れる。大丈夫……大丈夫……」
っていう台詞が出てきて、選択肢によってはここで律くんのことを抱きしめられるんですよね。
そこでめっちゃ最初は驚かれるんだけど、すぐに「温かいんだな……」って赦されます。
（ちなみに別選択肢を選ぶと伊弦が出てきて律の手を取るみたいな感じになります）
こんなイベントを発生させておいても失恋は見れるわけですが（ゲームの仕様なので）
本当にポロって、音楽室で律が自分の気持ちを伝えてしまうんですよね。
そこで主人公がその想いに応えられないっ、ごめんなさいってちゃんと言うんですよね。
でもそこで「はは……」って笑う声が、悲しそうではあるけど他のキャラと比べて悲壮感がないんですよね。この声の演技が絶妙だった。
自分は失恋するけど、それは大切な友人たちの思いが通じ合ったから、その喜びみたいなのが伝わるんですよね、悲しいけど。
そんで最後、主人公が伊弦のもとに向かうんだけどその後ろで『悲愴』が流れてくるんですよね。めっちゃ胸がきゅ……っとなった。
律の一番好きな曲であるベートーヴェンの『悲愴』には、「青春の哀傷感」を写し取ったものと表現されるという説があるそうです。
まさしく恋を失った瞬間のその音は「青春の哀傷」と言えるのかな～と思いました。
こんなイベントを見たからこそ恋愛成就がもう本当にいい！ちなみに恋愛成就は音楽室に行くコマンドの前に伊弦くんからの連絡を確認する必要があるんですよ。
自身の才能や親との関係に対して『逃げ』ていたと感じた律くんが、真正面から逃げずに伊弦くんや主人公と向き合って出した答えなんだよなぁ……って思ったのが感慨深かった。
あと律くんサイドこんなにはっきり言ってたのに、主人公は告白を一瞬お預けするのが良かった。
主人公の明確な『答え』は描かないんだけど、EDで流れる二重奏の音の甘さですべてが理解できたよね。音色は雄弁ですよ。
●鳴坂伊弦
伊弦くんのイベントでめっちゃ好きなの何個かあるんですけど、弦の張替えイベントが一番好きなんですよね。
普段語尾とかを伸ばしてゆるーい雰囲気の伊弦くんがすごく真剣な顔でヴァイオリンを見ているんだよね。
そこで聞ける律くんとの幼少期エピがめちゃくちゃいいんですよね。養父が律くんのお父さんと知り合いで、幼い頃は律の音楽を聴いていて、
一人で音楽を奏でる律の音はキレイだけど寂しそう。だから、寄り添いたいんだって思って楽器を始めた……っていうめちゃ良エピソード……。
そして二人の音に君も加わってくれるのが嬉しいといつもの笑顔になるんですよね……。いやこれは好きになっちゃうが。
あと絶対伊弦くん攻略するなら早めにオーケストラ部に入って合宿に行けって言い続けるんですけど、合宿での料理イベントの他に二人で星を見るイベントが入るんですよね。
「ねえ、知ってる？ あれがデネブで、あれがベガ……うん、最後の一つはアルタイル」
「夏の大三角形は有名だもんね～……俺も、教わったんだ。パパに」
「……少し恥ずかしいな～。父さんも教えてくれたんだけど、やっぱこの星は、パパが教えてくれたんだ」
そう、伊弦くんの「パパ」の話が聞ける数少ないエピソード……その横顔がすごく美しいんだけど、どこか儚くて泣けるんですよね。
伊弦くんの明るくて柔らかい雰囲気だけど、どこか「なんかルート間違えたら失踪しそうだな」的な雰囲気を感じる原点を感じたよね……。
ちなみに律くんの好感度も同じくらいだと途中で来て、パパのエピソードは聞けないけど仲良しっぷりは見れます。
伊弦くんの失恋、つらかったね……。二人の想いを感じ、しっかり主人公に確認をとるっていう。
「……きみの好きな人って……律…じゃない？」って言った後に『はい』を選ぶと、
一瞬だけ目を見開くような、驚いた立ち絵になったのちに笑顔で「やっぱり！」って言うんだよね。笑顔で……「よかった～」って言えちゃう男なんですよ鳴坂伊弦は……。
しかもさ、言わないんですよ。ぽつりと想いをこぼしそうにはなるけど、主人公には悟らせないんですよ。
いつもと変わらない明るい「声」で、失恋の悲しさを感じられる演技すごかった……たくさん練習したんだろうな。
それ見てから、恋愛成就を見たんだけど……「気持ちが溢れそうで、我慢できなくて」って言うのズルくないですか？
（つまり、その溢れそうな想いを失恋の時はガマンしてくれたということを理解してしまうので……）
あと告白の台詞がカワイイ。「すごく大事にしたい」と「ずっと一緒に居たい」ですよ？しかも同じ気持ちであると知ったら飛び上がりそうなほど嬉しいらしいです……。
あと手をつないで帰ろう？って言ってくれるのカワイイ。最後も、シルエットで二人が手をつないでるのを見れるわけだしね。
割と伊弦くんの個別エピソードで「手」が強調されていたんですよね。大きな手で撫でられるとか、緊張で冷たい手に触れて温めるとか……
二人の想いが通じ合った時、それが「繋ぐ」になるのが本当に、本当に良かったです……一生繋いでいて。その手を離さないでください……。
●その他
・五条先生攻略中にオケ部のみなさんめっちゃ出てきた。二人の仲よしっぷりも垣間見えますが、フルートの音が聞こえると居なくなるんですよね。主人公の存在を感じる。
・中等部主人公の時は文化祭イベントの時にオケ部の演奏を聞きに行くことが出来ます。先輩たちの演奏が綺麗だなって感じになるしオケ部の面々がいっぱい出てくるのでオススメです。
・ゲーム各所で出てくるピアノとかヴァイオリンの演奏は315プロの人々が弾いたそうです。なんだその多彩な才能。
・もしかしたら、私が見そびれているイベントやEDがあるかもしれないので、よろしければご一報ください。
以上。スマアゲなんか展開してください待ってます！！！！！！！！！！
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