自分の書斎がほしい
2020年の1月くらいから新型コロナウイルスの影響で、会社員の働き方が一変しましたよね。
当たり前だった会社への出社がなくなり「在宅ワーク」や「リモートワーク」が許されるようになりました。
商談や会議は訪問や来客から「オンライン会議」になり、企業は在宅ワークを推奨せざるを得なくなりました。
僕の所属している会社はオフィスデザインの会社です。
1.僕の会社も在宅ワークOKになった
いち早く2020年1月に在宅ワークを全社に対して実行したのが、GMOインターネットグループで1月16日に災害対策本部を立ち上げ、26日には国内のパートナーの約9割である4000人の在宅ワークを決めた。
僕が所属している会社も2020年3月から在宅ワークを全社員に対して推奨した。
2019年に台風雨や大雨災害が多かったので、全社員に対してデスクトップパソコンからノートパソコンに切り替えていたこともあり、バックオフィスと施工管理チーム以外の社員は基本的に全員在宅ワークに移行した。
2.僕は出社するしかなかった
そんな中、僕はほとんど毎日出社した。
僕は妻と5歳の男の子と、1歳の女の子の4人家族で1LDKの賃貸マンションで暮らしている。
1歳の女の子は保育園入園前の育児休暇中なので妻と毎日家にいる。おわかりだと思うが、家で仕事なんてできない。
・娘が泣くので集中できない
・妻に「家にいるなら少しは家事手伝って」と言われるので集中できない
・オンライン会議は娘がいつ泣くかわからないのでできない
そんなこんなで、ほぼ毎日出社するしか無かった。
3.アパホテルでリモートワークしてみた
僕の自宅から会社までは電車を3回乗り換えて約1時間かかる。感染症も怖かったので、まずはアパホテルでリモートワークを体験してみた(自腹で)
<良かった点>
・Wi-Fiがあるのでネット環境は快適
・シャワーやタオルもあるので、気分転換ができる
・ベッドがあるので仮眠もできる
・部屋なのでオンライン会議や電話も気兼ねなくできる
・電源が確保されている
・セキュリティがしっかりしている
<悪かった点>
・乾燥がすごかった
・パソコンデスクではないので奥行きが狭い
・椅子も長時間座るように作られていないので、腰が痛くなる
・照明が暗い
・1日の利用で3,500円だったので利用頻度が限られる
・行動範囲が狭いので身体が鈍る
4.カラオケでリモートワークしてみた
アパホテルでのリモートワークは会社に行くよりも仕事が捗ったのでよかったが、1日3,500円はお小遣い制のサラリーマンにはきつい。
(僕のお小遣いは月に5万円)次に試したのはカラオケのビッグエコーとカラオケ館。
<良かった点>
・安い
・気分転換に歌える
・ドリンク飲み放題
・電話一本で料理も食べられる
・Wi-Fiも電源もある
・個室空間
<悪かった点>
・実は隣の部屋の歌声が大きめに聞こえる
・照明が暗い
・タバコ臭い
・テーブルが低いので腰が痛くなる
・フリータイムで入室しても、満室になると出されてしまう
・部屋に鍵がついていないのでセキュリティ不安
・行動範囲が狭いので身体が鈍る
5.カフェでリモートワークしてみた
仕事の電話もオンライン会議ももちろんできないので、会議の予定がなければ問題ないが長時間の滞在は、椅子も硬いしドリンクも都度お金がかかるのであまり向いていない。
6.ひとり暮らしだからといって快適なわけではない
ひとり暮らしであれば、快適に在宅ワークが続けられるかといえばそうではないようだ。在宅鬱とかテレワーク鬱なんていう言葉でも2020年4月頃には既に耳にするようになった。
7.運動不足による不調
緊急事態宣言前(1月1日~2月29日)と、緊急事態宣言期間中(4月7日~5月13日)の平日の平均歩数を比較したところ、男性は8483歩から7320歩に約1200歩の減少、女性は6017歩から4917歩に1100歩の減少がみられた。
https://ledge.ai/tokyouniversity/
8.男性は「仕事時間の増加」で鬱リスク約3.3倍に
アンケート結果から、緊急事態宣言期間中に男性の32.4%、女性の45.9%がうつ傾向になっていると判明した。生活習慣の変化とうつ傾向の関連を調べると、男性は「仕事時間の増加」でうつ傾向のリスクが約3.3倍になる。女性は「子育て時間の増加」「緊急事態宣言中の歩数現象」ともに、うつ傾向のリスクが1.3倍になった。一方で、女性は「在宅ワークへのシフト」をした人は、そうでない人と比べて、うつ傾向のリスクが0.7倍(約26%減)になっている。https://ledge.ai/tokyouniversity/
9.まとめ
そんなこんなで、どこで働こうとも一長一短だということがわかった。
僕自身の話に戻せば、自宅では仕事ができず、会社に行くしかない状況を打開したい。
・在宅ワークする場所がない
・自宅ではオンオフ切り替えられない
・家族がいるのでオンライン会議がしにくい
・仕事はしているのだが妻の目が気になる
・満員電車に乗りたくない(リスクを取って通勤したくない)
・一人暮らしで必要最低限のオンライン会議はあるが、コミュニケーションが極端に減った
・孤独感、孤立感がある
以上のことが、安全安心に働く場所を確保でき、自宅でも会社でもないのでオンオフ切り替えられ、自分だけの区切られた空間(書斎)があり、会社以外の人とのコミュニケーションも取れる場所を作りたいと思ったきっかけです。