海外生活で得れるもの
僕は約5ヶ月間、ワーキングホリデービザを使い、オーストラリアのゴールドコーストに滞在した。目的は語学というよりは、ライフセービングやサーフィンをして、オーストラリアの海とサーフカルチャーに浸かることだった。実際海外で僕は学校に通い、職、家探し、労働、トレーニング、車の売買など一通りのことを経験することができた。そして、ここで得れたことは"生きていく力"だ。生まれ育った母国日本には、両親や親戚、友達もたくさんいて、言語も通じ、何か問題が起きれば、助けてくれるし、本当に困ったことがあってもすぐ解決される。だが、このようなコンフォトゾーンの中に居続けたところで、人間的な成長はないだろう。海外生活をする、それはコンフォトゾーンから抜け出せるきっかけになる。
実際オーストラリアでは、言語も通じなかったり、トレーニングもいつどのようにやっているのかわからなかったり、最初は右も左もわからなかった。ただ、そんな中で生活することで、チャリで色々なところに回り、オージーに質問や交渉をしたりとサバイバル能力が本当に身につく。現代では、snsやインターンネットが普及したり、学歴社会も未だに根強く残っていて、このようなサバイバル能力が重視されることはあまりないように感じる。だが、僕が感じるのは、このようなサバイバル能力こそ、人生を生き抜く上で一番重要であり、必要不可欠だということだ。こんな風に考えていたところ、ふと、ラグビーをしている時に都選抜の監督が言っていた言葉を思い出した。それは、「日本代表になるために必要な素質は3つある それは、なんでも食べれる、どこでも寝れる、誰とでも友達になれるだ」
僕自身まだまだこの領域からは程遠いが、少しでも近づけるよう精進したい。