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RTAinJapan Summer 2022 に PCエンジン版ドルアーガの塔 で出た

(追記:タイトルにドルアーガの塔を入れました)

みんな書いてるから書くか~。
まるで RTA 走者のようだな。

以下が今回の RTA アーカイブです。

なんだぁ、このクリップタイトルは。

会場の様子

18 時頃、現地到着。
ここが note place のハウスね。
台風がくるという話だったが、脚がびちょびちょになるくらいで済んだ。

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会場マップ

入口と受付が近いので、こわーいと様子をうかがいながら進入。
ohon さん?(名札見たのに忘れた。-20点)に、色々話を聞く。

「接種証明書の他に、身分証明書も必要です」
「すいません、身分証明書忘れました・・・(Amazon の住所氏名を見せる)」

「この(受付でもらった頑丈な)マスクは、普通のマスクの上からつけるでいいんですか?」
「下のマスクは外してもらって・・・」

もう何もわからない。
ダメ。

リフレッシュスペースに進む途中、物販で声をかけられる。
名札を見たら無敵時間さんだった。
「それ、〇〇さんのTシャツですよね! 写真とってもいいですか。〇〇さん喜ぶぞ~」(〇〇は失念。-20点)

みんな無敵時間のTシャツ着てくるもんだと思ってた。
他走者より1歩リードしてしまったな。

Tシャツはイケてるが、だらしないアゴだ。
Tシャツに似合う男になれ。

無敵時間さんの横にもう一人いたが、おそらくえぬわたさんだと思う。
しかし俺は、家から一歩外に出たら視界が正面30°になるため、
顔がちゃんと見れずに終わった。
-30点。

会場に目をやると、アンシャントロマンをやっている。
満席だ。この後ここでやるのか。
こわいわね~。
リフレッシュスペースへ向かう。
どけどけ、俺は走者だぞ。

リフレッシュスペースは、走者っぽい人とかが、まばらにグループを作っていた。
俺は一人で椅子に座る。
壁にはプロジェクターでトロマンが映され、会場からもリフレッシュスペースからも笑い声が聞こえる。
手持無沙汰なのでプロジェクターを見つめるが、内容は頭に入ってこない。
は~やんたやんた(やだやだの意)。
レッドブルが無料配布らしかったが、取り方がわからなかった。
なんだあのレッドブル型冷蔵庫は。
俺はおもむろに鞄からドリンクを取り出した。

(注意:加藤は一時凍結されたため、投稿する動画、画像は永久センシティブ状態になっています。ゆるやかな死)

「加藤さんですか?」
なんだァ?と思ったら、ぬこいぬさんに声をかけられ、名刺を賜った。
さわやかだ。
ありがとさんくすこ。
二言三言話して、ぬこいぬさんは場を離れた。
俺はその間、座ったままだった。
社交に対して無礼で返す。-30点。

リフレッシュスペースの隣には練習室(会場マップでいう、関係者のみの部分)があったが、
人がいっぱいいたので、いつ入ったらいいのかわからなかった。
練習室は勝手に使っていいよ、みたいなことを聞いた気がするが、
人がいるのに勝手に入るわけにもいかない。
プロジェクターを見つめながら、頭の中で練習した。
俺ぐらいになると、脳内でドルアーガができるんだ。
周りは皆和気あいあいとしている。
俺はドルアーガをしている。
走者として、人として、余裕の差が顕著だった。

本番前

はっ、とすると練習室が空いた。
部屋の電気が暗い。
入っていいのかな?
練習室の前にいた、名札の色が違う人に声かける。
俺の名札が青なので、この名札の色が違うなら、スタッフの人じゃないだろうか。
「すいません、練習室って使ってもいいですか?」
「うーんどうだろう・・・」
なんだかその場で話してる。
一瞥される。
手を挙げる。
(は~い、加藤です。ドルアーガができます。)
目をそらされる。
気まずい。
社交パラメータが低いと、こういう空気になる。
学生時代、夏休みに友達と出かける予定がないようなやつはこうなるからな。
世の中は会話で回ってるぞ。
ドルアーガやってる場合か? 会話をしろ。人の目を見ろ。

練習室に入ると、とりあえず寒い。
電気はつけられるが、空調スイッチはない。
そもそも脚がびちょびちょだ。
Tシャツの下にエアリズムを着込んでいたが、それでも寒い。
震えながら PCE をセットアップする。
見えづらいが、窓の外のプロジェクターでは Paris Chase が流れていたと思う。
俺は寒さに耐えながら、ドルアーガを頭の中で解説しながらプレイした。
30階あたりで死んだ。
あ~ん。
思わず声がでたが、周りに人はいない。
やつらはセーヌ川で笑っている。
練習室様々だ。
ナイスセーヌ。
何度もお花を摘みながら、会場の様子を伺った。
出番は迫る。
寒さも感じなくなっていた。
俺は無敵だ。
無敵時間Tシャツだけにな。
ガハハ。

途中であることに気づく。
これ、いつ呼ばれるんだ?
練習室に加藤がいることは誰も知らないのでは?
Discord に、準備について書いてたかな?
心配になったので、RTA が終わった瞬間に受付へ向かった。
受付ならスタッフ確率100%だ。
わからないことはちゃんと聞くんだ。
仕事なんかで一番困ることは、わからないのにわかってるふりをされることだよ。
怒られてでも聞いていけ。
その途中、ねこみみを付けた人とすれ違う。
RTA プレイヤーは詳しくないけど、この人は顔出ししてるのでよくわかる。
ゆとりんさんだな?
といって、絡みもないので挨拶するわけでもなく。
俺は昔から、前から人が歩いてくるシチュエーションが苦手だ。
そもそも人が苦手。
社交性以前の問題じゃん。終わりだよ、この加藤。

受付到着。
「すみません。出番の人ってどこで待ってれば・・・」
「その時に呼ばれると思うけど、1番の練習室にいたら確実ですよ。こっちです」
名札を見るとモカさんだった。
カタカナだから読める。(※追記あり)
おい、Discord に書いてあるだろ!とか言われなくてよかった。
応募要項の時点でミスってるので(EST の中に、事前説明分の+5分をいれていたが、説明時間は採用後に相談だった)、色々臆病になっていた。
しかし、にこやかに対応してもらった。
うれしいですわよ。
自分の無愛想加減は無視する。
全て緊張のせいにしていくぞ。
ついてこい、振り落とされるな。

練習室1、つまり控室に入る。
ここも和気あいあいとしている。
自分独りではここに入れなかっただろう。
とりあえず空いてる場所に座ると、大きなモニターにソニックが映っていた。
次が出番だ。
会場に繋がる扉が開いてるけど、割とみんな大きな声で話してる。
防音がしっかりしてるのか、マイクの指向性がしっかりしてるのか。
PCE 一式をその場において、その時を待った。
脳内ドルアーガもせず、ぼーっとしていた。
ソニックを見守る・・・
見守る・・・
ソニックが終わった!出番だよ!
「加藤さんですか?」
その時声をかけられた。
アジーンさんだった。
実は最初からすごい傍にいたらしい。
ドーモ、アジーン=サン。カトウです。
知り合いに似てた気がするので、勝手にちょっとホッとした。
「プレイ中、後ろで見てていいですか?」
うーん、緊張するかも。
いや、そもそも後ろに人いっぱいいるのに、なんも関係ないな。
「大丈夫ですよ」
俺は頭頂部を凝視されることを選んだ。
「加藤さん、出番です」
そして出番がやってきた。
うんちもれそ。
おしっこぴゅっぴゅっ。

本番

とうとう会場に進入した。
客席側は見ない。緊張するからね。
お前らはじゃがいもさんだ。
にんじんさんでもいいぞ。
いざ進めや、RTA プレイヤー。
椅子に座ると、とても座り心地がいい。
「めっちゃいい椅子~」
もしかしてオカムラのシルフィーかな?
8万円弱。
俺はコンテッサセコンダを買っている。
17万円くらいだったはず。
でも、ヘッドレストの位置があってないのか、頭を置いてると肩がつっぱる。
肩こりとか腰痛がしんどいということはなくなったけど、美容師に「めっちゃ肩こってますね・・・」と苦笑されるレベル。
シルフィーはヘッドレストなくても、なんか頭おけそう。寝れそう。
みんなシルフィーを買ったらいいのでは?
なんだかオカムラの販促になっている。
時を戻そう。

用意されたヘッドセットを付ける。
言ってなかったが、実は最初にもらった頑丈マスクが小さい。
大丈夫かなと思ったけど、鼻はつぶれるし、ゴムは痛いし、アゴははみ出す。
そこに、密閉性の高いヘッドセット。
密封感に焦る。
普段イヤホン+ノーマスクでプレイしていた。
想定すべき環境で練習できていなかった。
ヘッドセットから声がする。
「音大丈夫ですか~」
「大丈夫で~す」
音は大丈夫だが、それ以外は大丈夫じゃない。
美容師に、後ろこんな風になりましたけど大丈夫ですか~?
と言われて、大丈夫じゃないです、とか嘆いても髪は帰ってこない。
パニックしているが、もはや進むしかない。
後ろから、配信と同じ声がすると安心する云々、みたいな会話が聞こえた気がする。
俺のことなのか、他の人のことなのかわからない。
わからないが、俺のことにしていけ。
やっていきましょう。

「321スタート」
さっそく笑いが起きた。
笑われてから気づいたが、カウントが速すぎた。
緊張のせいもある、パニックしてるせいもある、そもそも練習段階でゆっくりやってなかった気もする。
嫌々アーカイブをちょっと聞いたが、最初の「皆さん、おはようございます」の時点で喋りが速い。
自分の滑舌だと、早口になってしまったら聞き苦しくなる、と思っていたので、
練習時点でなるべくゆっくり喋ることで、本番で速くなってしまっても、ちょうどいい速度になるだろう、
と考えていたが、それでも速くなってしまった。
ままならない。
まま、キレられるよりマシだな!

始まってすぐ喘いで、リセットしてしまった。
リセットはしんどいが、ウケたのでよかった。
こちとら配信生活 15 年、これ一本でやってきたんだ。
お舐めでないわよ。
悲鳴を上げたくてあげるんじゃない上がってしまう者が加藤。
といっても、後ろでアジーンさん達が笑ってくれたので、
ああ、こいつのこれは笑っていいやつなんだな、と参考書になってくれたのかもしれない。
さんくすこ。
お嬢様言葉は、ゲーミングお嬢様的サムシングが好きだから最近とりいれてる付け焼刃だが、
これはこれで、まろびでてしまった暴言も中和された気がする。
アーカイブは見返してないから、想像でしかない。
だって自分の配信見るのこわいもん。
全体的に無理な人もいるだろうけど、仕方ない。気が合うな。
人生は一期一会、俺は一人だ。また会おう。
ちなみに、普段の配信では別に一切叫んだりもしない時もある。
そうなったら、それはそれで抜けていく人がいるだろう。
そもそも、喘ぎなんか一発芸みたいなもんだ。
継続視聴に向いてないのではないか。
今更治らん。
そういう風に生きてきた。

中盤、口の中がもちょもちょし始めた。
これは以前、闇の大会に出た時もそうだった。
全く成長していない。
売名 RTA の時は、大丈夫だった気がするのに。
いや、単純に糖尿病なのかもしれない。
口の中がカラカラだ。目の奥が熱いんだ。
もしかして、クラウドも糖尿病かもしれない。
舌が回らず、とても喋りづらい。
まともに発音できてない気がする。
走りと解説、同時にやらなきゃいけないのが、独り走者の辛いところだ。
しかし、他に解説を頼める人がいたとしても、自分独りでやっただろう。
なるべく自分でやりたいよね。
後でツイッターで検索をかけると、「ホーリーアーマーが郡山に聞こえたw」とあった。
ひえ~w
短い尺に収めようとすると、ホーリーアーマーは伸ばし棒が多すぎる。
急いで喋るとホオリアマになってしまうんだね。
エメラルドネックレスも言いづらいんだ。
目の奥が熱いんだ。

ついに終わった。
25 分弱。自身の平均踏破タイム+リセット分の時間。
EST には収まった。
「完走した感想ですが~」
通例のやつをやる。
みんな、サブスクとか無敵時間チャリティグッズの話をしてたので、
俺は donate.rtain.jp について話すことにした。
それを喋ろう喋ろうとして、他に喋ることを忘れた。
練習ではあんなに尺が足りなかったのに、本番になったら尺が余り過ぎた。
そもそも寄付の呼びかけもへたぴっぴ。
他の人たちは、どこでそのいい文章したためたの?
進研ゼミ?
国語力でも差を見せつけられてしまった。
「もう言うことないね。終わりで~す」
なにもかも終わった走者が一人。
お疲れさまでした。

本番を終えて

終わった後、アジーンさんと kamia さん?(また名札を見れてない。-40点)に「面白かった」と言ってもらえた。
しかし、幻聴だったかもしれない。
口の中がもちょもちょで、後悔しきりだったので。
すると、奥の方からゆとりんさんがやってきた。
「面白かったです~」
やったぁ。
しかし、幻夢だったかもしれない。
俺のことを一番信用していないのは俺だから・・・
別人じゃないよね?
もうわかんねえな。
ひとまず、ありざす、ありざす、と謝辞した。
虚空へ吸い込まれていないことを祈る。

控室に戻った。
「この後、どうします? 見ていきますか?」
「しんどいので帰ります・・・」
まーしんどかった。
解放感からお腹はよくなったが、一気に疲労感が吐き出た。
帰る途中、もう一度無敵時間さんに写真を取られた。

アゴぷるぷるだな!
筋トレしよ。そう思った。

そして受付でレッドブルをもらって外にでた。
物販は買い忘れた。

雨は止んでいた。





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※追記:この記事は話半分で読んでください。
例えば、モカさんはカタカナだった、と書いてたけど、
ツイッターとかを見ると、「もか」と書いてる。
もしかして・・・ひらがな・・・・ってコト!?
もはやダメです。

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