短編 (今までの怒りをぶつける)

タイトル通りですw
オリジナルなのであしからず。

お前本当いい加減にしろよ!!!!!!」
俺は今まで貯まっていた怒りを言葉にしてぶつけた。
「小言も悪口も全部聞こえてんだよ。聞こえてないとか、こっちは何も言わないとか思ってた?大間違いだわ。
自分の責任こっちに全部押し付けて、腰が痛いならじっとしておけよ…なあ」
「動線もなんで動くたび邪魔するんだよ!!?
RPGかよ!!!!!!!RPGに出てくる雑魚キャラかよ」と言うと
周りがふふっと笑ってくれた。
事務仕事で出てきた大量の書類をそいつの机に全部乗せる。
勤続50何年だか、何だか知らないが、
こいつは仕事をしてるふりを長年続けて来て、
会社の同僚だが、俺もいい年だしもう我慢の限界だった。
上司にはきちんと仕事をしてるように見えているらしい。
どこかだよ??!
いつもふらっとどこか行ったかと思って覗いたら外でタバコ吸ってんだぞ?
あなたが見てないとこでこいつ仕事そっちのけでサボってますけど?ねえ?

俺は溜め込んでいて、言えなかった事を全部吐き出した。なんで今まで我慢していたのか、本当に馬鹿野郎だ。

言われた当の本人はバツが悪そうに居心地が悪いのか視線が泳いでいる。

「あんたさ今まで自分は仕事出来るとか思ってたと思うけどさ、それって自分は仕事が出来るとか自分では言わないし、そういう態度は良くないし、そもそも仕事っていうのはさ、皆で協力して助け合うもんだろ!!?個人でやる仕事だとしても何かしらどこかしらで皆協力してコミュニケーション取ってやってるわけよ!」と
俺はまくし立てる

言われている本人は縮こまってしまって、これでもかとぐらいしょんぼりしている。

これでもかとぐらい全部吐き出せた俺は、
深呼吸をして、
「少し有給いただきます!」とこちらの様子を最初から覗いていた上司に言う。

上司はというとこの状況を咄嗟に判断したようで、ちょっと…としょんぼりしてる同僚に声をかけ小部屋に連れて行った。

滅多に怒らない上司が淡々と怒りの言葉をぶつけている。

次の日

今までの怠惰な勤務をしてたのがバレて、反省してるのか、朝一で掃除を行なう同僚。

少しは反省した様子なので、様子を見よう。
俺はきっと優しすぎる。

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