ライブでしか味わえないもの

コロナ禍を境に、リモート空間での活動は日常の光景となった。そのような時代において、あえてライブ(現場)にこだわる意義とは何だろう?考えてみた結果、私の中で「非言語領域の体験」という答えに至った。

どれだけデバイスの性能が進化しようとも、画面やスピーカー越しには伝えられない雰囲気がある。これら情報の多くは、言葉では表現できない場合も多い。

コンサートを例に挙げてみよう。スポットライトが映し出す光には、グラデーションが存在する。青の発光が緑に切り替わる刹那、言葉では表現しきれない青と緑の中間色が現れる。この色は、画面を通じてでは伝達できないだろう。また色彩だけでなく、明暗の違いも現場にいるからこそ知覚できるものがある。

全身に感じる振動や周囲の空気もそう。現場には、言語では表現できない微細な情報が溢れている。これらは、決してリモートでは再現できないはずだ。

音楽にせよスポーツにせよ、やはり現場での体験にはオンラインで代替できない価値がある。現地に足を運べば、そこでしか味わえない知覚を体験できるのだ。

最後に、私の好きな歌手であるKOKIAのライブ映像を紹介する。とはいえ画面越しではその迫力を十分に伝えきれないため、ぜひコンサート会場へ足を運んでほしい。

KOKIA/chouwa(調和)

Discord名:ダンパー長野 dampernagano
#Webライターラボ2406コラム企画


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