いざシグマ会津工場見学
念願叶って行って参りました。シグマ会津工場。
いえね、数年ぶりにシグマさん経由でお仕事を頂戴してシグマ(ここからは敬称略)のお膝元である福島県磐梯町(ばんだいまち)主催の町歩きイベント「フォトウォークばんだい2024秋」に講師としてお招きいただいたのです。
フォトウォークは土曜日の朝から開始、ということでロケハンもかねて前日入りしたのですが、ご厚意で工場見学をさせていただいたというわけ。ご担当いただいたKさんからは「弊社の会津工場はいらしたことありましたよね?」と聞かれましたが、実は今回がお初。確かにそんな話、以前ありました。あったけど例の疫病によってうやむやになっちゃったのよね。そんなわけで、ようやく伺うことができたのでした。うれしい。
シグマ会津工場のご案内をしてくださるWさんからひととおり説明を受けて早速見学開始。見学とはいっても通常は4時間半かかるところをいろいろすっ飛ばして2時間半で巡るということで早速バンに乗って事務所のある棟から離れたマグネシウム棟へ。
シグマはCP+(シーピープラス)でも高倍率ズームレンズを分解した展示(大好物)を何度か行っていて、このパーツを全部作っているのか…と毎回ため息混じりに拝見していましたが、ほんとシグマは自社で全部作っちゃう。実際に制作過程のマグネシウムパーツを持たせてもらいましたがほんとに軽いの!見た目から判断する重さってあるでしょう?下の写真なんかも予想の1/10くらいの重量でした。
特にArtレンズなどは重い重いといわれていますが、いやいやどうして、あの性能でここまで小型軽量化を実現するなんて素晴らしい企業努力。内製化することによってコスト云々は販売価格にも反映されているわけで、ここまでユーザー目線を大事にしてくれているメーカーは他にないのでは。
今回は通常の半分ほどの見学工程でしたが、ちょっとちょっとWさん、健脚すぎやしませんか。見学中はスリッパをはいて回っていたのですが最後のほうは見学者一行は膝が上がらなくなって、ヨレヨレ。こりゃ通常コースではバナナ休憩が必要だわよ。
あ、休憩といえばシグマ会津工場自慢の社員食堂ではお昼をごちそうになりました。ちょうどハロウィン間近ということもあってこんなパスタがありましたよ。昔ながらの懐かしい味のミートソーススパゲッティ。スライスチーズゴーストの中身はマッシュポテトでした。このカロリーおばけめ!
えー、ということで工場見学の続きを。こんなところまで見せてしまっていいの?というほどあれこれ見せていただきました。もちろん秘密のお部屋はいくつかあるようでしたが。
ちなみにこれらの写真はすべて愛用の SIGMA dp3 Quattro で撮影しています。SIGMA fpL も持っていたのですが、金属系はやはりFoveonセンサーで撮りたいじゃない?
他にもシグマ会津工場で勤務する皆さんも撮らせていただいたり。
皆さん、すれ違いざまにしっかり挨拶してくださるのですよ。お邪魔でしょうに、丁寧にご対応いただき本当に感謝です。
そんなこんなでたっぷり2時間半ご案内いただきました。いやぁ、存分に堪能しました!フルコースだとどこまで見せていただけるのでしょうか。最後に展示室を見学。歴代のカメラやレンズなどが展示されていました。
というわけでシグマ会津工場でした。
見学終わりにはこんな素敵なおみやげも。
ちなみに2時間半で約6,500歩ほどの工程でした。4時間半なら確実に10,000歩は超えるでしょうね。Wさんのスピードについていくためには上履き持参のほうがいいかも。
冗談はさておき、パーツのひとつひとつ、さらには金型から生産して出荷までひとつの工場で行っているとは驚きでした。これもひとえにより良い製品づくりのために、またシグマがミッションとして掲げているひとりひとりの"Happy moment"のためと思うと、胸が熱くなります。
改めまして、この度は貴重な機会を頂戴しましてありがとうございました!これからも大切に使用させていただきます。