オードリーのオールナイトニッポン in TOKYODOME アリーナHブロック
昨日のライブ、余韻がすごいとか何も手につかないとか、そんなことはなくて、でもこの今の気持ちは何なのかと考えたら、きっとこれがお守りを貰ったんだと気づいた。
自分の昔の話を少しだけ。
ラジオと出会ったのは中学生の時のレコメンで、そのときはK太郎が覆面でパーソナリティをやっているという、誰だよ&どういう事だよと無駄に複雑な構造をしていたが、あの時のレコメンは中学生や高校生を虜にする放送をしていた。
そして当時アニメが好きだったのは、文化放送の堀江由衣、水樹奈々、田村ゆかりのラジオをたまたま聞いていたから。スマギャンで福圓美里が出ていなかったらストパンは見てなかっただろう。
ただ、そのおかげでSOLを聞かずに育ち、のちに好きになるロックバンドが皆、閃光ライオット出身だったことから、なぜ東京FMではなく文化放送に時間を使っていたんだって思ったり。
高校受験が終わり、なぜか引っ掛かった上位校に入学し、生活や環境の変化からラジオから少しずつ離れていった。
レコメンもK太郎がパーソナリティではなくなり、いつの間にかカンニング竹山もいなくなっていた。
その後、またラジオと出会うのはだいぶ先の話。
あれは確か大学3年生か4年生の頃だと思う。YouTubeに上がっていた切り抜きを何気なくタップした。オードリーのオールナイトニッポンだった。
オードリーはもちろん知っていた。引っ越しのネタも選挙演説も好きだった。ただあの時はなんかでかい声で同じギャグを繰り返す人とそれにゴチョゴチョ突っ込んでいる人、くらいの印象。
あとはなんかIKEAの椅子ぶっ壊した人。
衝撃だった。
トークがあまりにも面白い。抱腹絶倒。
ラジオという媒体の面白さは知っていたつもりだった。
でも、深夜ラジオの面白さを知らなかった。
あの時、衝撃を受けたトークは鮮明に覚えている。
(一番は春日が伊豆に狙女(現93番)と旅行へ行き、クリアアサヒを連呼する回)
トークは全て馬鹿馬鹿しい。でも全て面白い。気づけばradikoをインストールし、リアタイし始めた。
自分の社会人生活は、オールナイトニッポンと共に歩み始めた。
若林さんに嫁が見え始めたと思ったら、結婚した。結婚発表の瞬間、あまりにも衝撃すぎて思わず狙女に「若林さん結婚した!!!!!」とLINEを送った。
精神をやって仕事を休んで車を走らせた時、阪神高速で聞いた回は若林さんが睡眠導入のBGM聴いている回だった。
仕事に復帰したあたりで春日さんに子供ができた。
節目節目で色々な事があった。
オードリーがきっかけで日向坂が好きになった。
当時の狙女と大喜利ティーパーティーに行った。
どうでも良いが、狙女にはこの後振られた。
まあふと思い出すだけで色々な思い出がある。もう忘れてしまった思い出もある。たった5年くらいだけど。
この5年が自分にとっても濃く、長かった。
武道館ライブをやっていた頃、ライブに行くほどの興味をまだ持っていなかった。
でも、東京ドームをやる時、この日のためにエアジョーダンを買っておろして、前日に髪を切るくらい、それくらい楽しみにしていた。
きっと自分はニワカなファンのまま。でも、今後10年20年経とうが、勝手に一緒に歩み続けて生きていくんだと思う。
ドームライブが始まった。
OPのアニメーションは、ここまで来た皆を包んでいた。
フィールドオブドリームスとメジャーリーグ2はさっさと見ないといけない。みんなで見よう、バック・トゥ・ザ・フューチャー2も。
登場、「ラジオモンスターでーす」。歓喜。
「ラジオしに来ましたー」
ここに来た4万数千人と全国で配信やライブビューイングの十数万人の合わせて16万人はラジオを聴くために観ている。
そう、ラジオのために。だってラジオやる事以外、何も分からないんだから。
トークゾーン。
若林さんは体力づくりの話の完結編。
もう覇者でお金もあるのに、あのチップの100幾何のチップを貰うために奮起する、そんな人だからあの教祖が俺は大好きなんだと思う。
そしてもちろん、東京ドームを万全な状態で行うための体力作りに邁進する姿も。
春日さんはこれまたポークライスの話の完結編。
あのトークを聴いて、その日もしくは今日は中華にした人は多いのではないか。もちろん、安くて美味い町中華に。
一緒にあの時、あのポークライスを一緒に食べていた若林に食べて欲しい。ただそれだけの思いのエピソード。
スカそうと思ったけど、泣きそう。
幕間の有名人、ビトたけしさんとかちゃんとネタバラシしてないけど大丈夫そう?とか、ニッチロー相変わらず似過ぎとか、松本明子またそれやるんかい!(歓喜)とか、TAIGAさんエルビスじゃないの?とか。
チェ・ひろしのコーナーin TOKYODOME。
もうあのまま若林さんがたけしさんみたいにゲレンデをボコボコに破壊するんじゃないかってワクワクしてしまった。
もしくはパジェロでやったみたいな、相撲とか。
何というか、最後後ろからみんなで車を押している時にスタッフさんが前で牽引ロープ取ろうとして轢かれかけてて、思わず危ねえ!て叫んじゃった。
味玉プロレス。
ああ、これがドームイベントか、とフワちゃん登場の瞬間に泣きかけた。絶対泣くところじゃないのに。
春日へのブーイング、最初はしていいのかみんなが戸惑っていたけど、サトミツさんの後押しもあって少しずつみんなが声を上げていき、最後にはブーイングの一体感。
最高のヒール。
DJ WAKA。
正直バー秀が見れなくてちょっと寂しかった。否、ここで出てきた。
「大ドカンアーイ!」
↑これって結局何?
「スペーストルネードオナニー!」
↑これも結局何?
最高なルーティン。
そして次の曲に繋がった瞬間、Orangeのイントロ。まさか?と思った次の瞬間、メインステージに現れる源さん。
『あんたもそうだろ?ファンクの源さん!』
すれ違う2人。源さんを指差す若林さん。2人は見えない拳を突き合わせる。
『たいしたもんだろ?前健さん!』
宙を指差す若林さん。見てる?
クリアした後のRPG。だけどこの裏ステージはデカすぎる。
漫才。
自己紹介と感謝。
元気でいてくれてよかった。
『またトゥースならドームでやりましょう』
トゥース。
感動した。すごかった。かっこよかった。面白かった。
正直このイベントが終わると自分も燃え尽きてしまうんじゃないかって思ってしまっていた。
でも気づけばじわっと心の底で何かが燃えている。小さいけど、しっかりと消えずに。
これが生きる糧なのか、希望なのか、燃料なのか。でも、そこにある。
きっとこれがお守りなんだなって、今気づいた。