生きることについて

 仰々しいタイトルですが、今日も今日とて大した事は書かないです。
 ただ、自分にとって色々と節目だったりするので、つらつらと記録を兼ねた自分語りをします。

 2021年のGWってみなさん、いかがお過ごしでした? もう終わりますが。
 私はいつも以上に寝て過ごしていました。なんだかんだ長期休暇は外に出たりすることが多い私にとっては、久々に廃人のような生活を送っていました。
 ただ、思い返すと、多分ちょうど一年前も廃人みたいな生活を送っていたんですよね。しかもGWどころか4月の頭から。

 世間でコロナウイルスが蔓延し始めたあの頃、私は首都圏ではなく、中部地方に住んでいました。
 あの時、コロナもお構いなしに仕事はどんどんと忙しくなっていき、周りが自粛やらなんやらが迫られていく中、中部地方と北陸地方を駆け回る生活をしていました。
 そして、志村けんさんが亡くなった頃、プツッと糸が切れたように仕事に行くことができなくなりました。

 正直、これと言ったきっかけはなく、色々な積み重ねだったんだと思います。
 職場で急に涙が止まらなくなった私を見て、上司は早退するように勧めてくれました。
 初めての経験でした。ただなんとなく病院でも行ったほうがいいかも、と思ったことだけは記憶に残っています。

 そして次の日から、有給を全て使い、会社をずっと休みました。

 延々と寝続け、飯も食べず、ひたすらに寝続けました。
 一週間くらいが経った時、ふと四国に行こう、と考えました。自分でも何故そんな思考に至ったのかは分かりませんが。
 そしてその日、何故か岐阜で風俗に寄り、その足で高速を走り続け、四国へ行ったのでした。

 そして、高知の足摺岬へ行き、その後は死に場所でも探そう、と考えていました。

 結果として死ぬ事は思いとどまり、今に至るのですが、なんで今生きてるのかなあ、と考えると、何となく? としか答えられません。
 ただ風呂に入りたくて、高知の東祖谷山にある温泉に、貸切状態で延々と浸かっていたら、全てが馬鹿らしく思えて、広島の尾道ラーメン食って帰ろう、と思えたからってだけです。

 この現実からの逃避行で聴いていたラジオのトークは、何故か凄い覚えています。
 CreepyNutsのオールナイトニッポン0では、武道館ライブの開催について触れていた回で、ファンモンと一緒や! みたいな馬鹿馬鹿しいトークをしてました。
 #むかいの喋り方では、自粛中の芸人に電話をかける! と言ってはんにゃ金田に電話をかけ、やしのみFMって何…? みたいな回でした。
 佐久間宣行のオールナイトニッポン0は、確か青春高校のドラマについて触れていました。トリック考えてたら、グループラインで作家さんが急に家族写真を誤爆した話だった気がします。
 そしてラジオのストックが切れると、延々とヨルシカを聴いていたような気がします。あとはKing Gnu。

 まあでも、何のために生きてたかって言うと、本当ラジオ聴くためな気がします。
 あとは日向坂追ったり、渓流釣りに行ったり、友達と馬鹿やったり。それでもあの時は精神のバランスが保てなくて、本当に病院行く頻度で延々と風俗に通っていました。
 少し前のあちこちオードリーで若林さんが、心の銀歯を埋めるために風俗に通っていた、風俗行くのめんどくせえけど行かなきゃ〜みたいなこと考えていた、と言っていましたが、この時の自分と全く一緒で、そんなところはリスペクトしたくなかったなあ、なんて思ったりしました。
 風俗話はそのうち吐き出します。

 でも結局のところ、自分は戸田真琴さんが言っていた、
「人生の目標なんて無理に作る必要無い」
という言葉に救われました。
 浅井リョウさんの「何者」にも描かれていたような、何者かを目指し、何者にもなれなかった自分は、何者にも成る必要がないと分かった瞬間かもしれません。
 でも別に諦めたわけではなく、まずは何かになるのではなく、結果として何かになっていこうと心を切り替えられたから、生きているのかもしれません。

 最後、出てきた言葉をそのまま書いていたら、まとまりが0になってしまいました。
 まあでも結局のところ、いつでも死ねるんだから、いま死ぬのはもったいなくね? って話です。
 まじで辛かったり、希望がなかったりもしますが、こんな辛いことも希望がないことも、後先考えてもなかなかできない体験ですし、この気持ちはきっと今じゃないと感じられなかったりすると思います。
 全てのことが将来役に立つわけではないですが、頑張った経験も逃げた経験も成功した経験も何もしなかった経験も、全ての経験って自分が生きてないと経験できないわけですし、まあ嫌な経験も最高の経験も含めて、全部受けていった方がお得だよなあ、なんて思います。
 まあ、嫌な事はなるべく経験したくないですけどね。

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