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新しい世界を見る(ふたり)こわい? それなら手をつなごうか

 先週のいつだかに土曜日デートしようぜ! と恋人が言ったので、数か月ぶりにきちんとした格好をして外に出た。中央に新しい施設と店が開いたので見に行ったのと、パソコンの周辺機器を買いに行った。

 外に出る人はだいぶ増えたように思う。でもみんなマスクをしている。並ぶときに人と距離を開けるのも当たり前になっている感じがあった。デパートに入ろうとしたら入口に体温をはかる機械が置いてあった。新しい生活の形だ、と思った。

 タピオカを久しぶりに飲んだ。並ぶの1時間、飲むの10分。おいしいけど、そこまで並ぶ価値はあるのか? という気持ち。並ばないならまあ、また飲みたいかな、というところ。

 6月末の街は静かに夏に向かっていた。公園に人がいなかったからマスクを外して歩いてみたら、すっかり春のにおいは消えていた。夜も風が吹かなければ寒くはなくて、半そででも快適だった。

 夜はスープカレーを食べた。おいしい、染み渡るおいしさ。野菜が全部甘い。うまい、うまいな~しか言えなくなった。ほんのり汗ばむ食事はいい。食べ終わった後の気持ちよさがすごい。

 久々の外出は楽しかった。外はものすごく情報が多い。周りを少し見るだけで色や景色やにおいが流れてくる。気持ちよくしっかり疲れたので、きょうはもうおしまい。

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七
見つけてくれてありがとうございます またどこかで会いましょう