見出し画像

斎藤元彦さんと港湾利権

今更ながら斎藤兵庫県知事が港湾利権に切り込んだという記事が大量にあってびっくりしています。

話がつながっていない

確かに以下の3点は事実です。

①斎藤知事が外郭団体役員への再就職者の定年を厳格化し、多くの反発があった
②港湾には利権がいっぱい
③外郭団体であるひょうご埠頭は不当に儲けていた

ただ③は会社として儲けていた話でありそのお金は個人や民間企業には流れていません。本当はもっと儲かるはずのところが儲かっていないと問題なのですが、そこの問題を3年かけても明らかにできていないのです。そこが指摘、是正できないと港湾利権に切り込んだとはとても言えません。
とすると②を気にしてなにかやったというのはちょっと拡大解釈が過ぎます。

港湾利権ではなく利権に絞ったらどうでしょうか。①については確かに定年適用された役員個人の収入は減りますが、代わりの人材が採用されているはずですから外郭団体としての支出はほぼ変わりません。大したメリットは県には出てきません。

斎藤知事が港湾利権に斬り込むために外郭団体の定年厳格化をしたというのは後付けのストーリーと思えますし、仮にそれを目指していたなら思うようにはできていないということだと思います。

外郭団体役員個人の収入を削るなら兵庫県職員の削減や給与引下げまで踏み込んで欲しかったですね。知事報酬の話も維新の会の話に乗っただけだし。

ということで斎藤さん、言うほど大したことないんですけどという話でした。

#斎藤元彦

いいなと思ったら応援しよう!