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部下の結婚式のご祝儀で3万円包む男【ダメ男NO.007】

冠婚葬祭は細かなルールが多く、知らなくて恥をかいてしまうような地雷の多いイベントでもあります。
 
若い人であれば、若気の至りとして流してもらえるものですが、いい年の人の失態はなかなか笑えないものです。

特に、目上の人の失態に関しては、突っ込みにくく、放置されたまま冠婚葬祭の戦闘力が低い男性をよく見かけます。
 
ここでは、過去に出会った「部下のご祝儀で3万円包む男」を紹介します。


結婚式後に女性社員の告白で発覚


その男の役職は部長で、部下の女性社員が結婚するといことで、会社関連の人の代表として披露宴に招待されていました。
 
結婚式は筒がなく終わった数か月後、式を挙げた女性社員から、とある告白を受けます。

話のきっかけは女性だけのランチの際に、別の女性社員もめでたく結婚し、披露宴を行うということで会社関係者ので役職者の中で誰を招待するかという話になったときです。

以前、披露宴を挙げたその女性社員から「実はY部長、ご祝儀なんだけど3万円だったんだよね」と。
 
一般的にご祝儀は同僚が3万円、役職者は5万円という想定で引き出物を用意します。

そのため、「わたし、部長には5万円分の引き出物用意しちゃったから、あの人だけ元取って帰った感じになったんだよね」ということです。

その場にいた女性社員一同、「なるほどね…」という空気になりました。
 
後日、女性社員の中では、「ご祝儀を3万円包む部長」として、知れ渡ることになります。

以後、披露宴では役職者の中で、その部長だけ引き出物は3万円分で用意されるようになったのは言うまでもなく…
 
昨今はネットで調べれば、ご祝儀の金額はわかるものですが、その部長は以降も頑なに3万円を死守し続けたのは、他の女性社員の告白によりわかりました。
 
中年でも、冠婚葬祭マナーを知らない男は結構いるなと感じます。
 

冠婚葬祭で露呈するマナーのスキル


以前、結婚式場でアルバイトをしていたことがありますが、冠婚葬祭でタブーを犯すのは圧倒的に男性が多いです。

遅刻し新郎新婦入場の直前に新郎新婦を押しのけて会場に入ろうとする人
祝辞でウケ狙いで暴露話を盛り込んでしまう人
オススメの曲ということで不倫の曲を歌ってしまう人
ベロベロに酔って衣服を紛失してしまう人
招待状のコメント欄に「あの時のあの子じゃないんですね!」と書いてしまう人
など、全世代の中で圧倒的に中年男性が多かったです。
 
貴女の身近な男性が冠婚葬祭に参加する場合は年齢関係なく、一旦一通りの計画を確認し、マナーは叩き込んでおいた方がいいです。

冠婚葬祭でやり取りされる金銭は相手との関係性や立場によって金額が細かく設定されていたり、宗派によるマナー等、曖昧なまま実行してしまう男性はけっこう多いものです。
 

女性コミュニティにはご注意を


このご祝儀3万円部長の時に感じたのですが、女性の少ない職場だと特に、女性のコミュニティが意外と強固であることは男性社員からは見えにくいようです。

お手洗いという「男子禁制の会議室」で取り交わされ情報量は多く、しかも男性の前で口外されることもないので、わかりにくいのだと思います。

執務室では、全く会話のないA子さんとZ美さんが実は仲が良いなど、女性社員からすると周知の話でも男性は気が付いていないということはけっこうあります。
 
女性社会はややこしいと思われがちですが、特有のコミュニティが形成されていて、助けられることもあるものです。

このご祝儀3万円部長の一件で、「部長のご祝儀は5万円です!」と女性社員から注意を受け大事を免れた部長もいました。
 
マナーは前もって、調べておくことも必要ですが、わからないときは人に聞いてみるのが一番です。

そして、知らない間に恥をかかないように、男性を死守している女性たちがいるということを忘れずに。

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花野井ベル@40女
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