大吉のペナルティダッシュ

2015/11/05 14:55 バス車内

「じゃーいってきます」

大吉は全ての荷物を相方の上原に預け

バスのドアが開くなり走り始めた。

「大吉、財布も携帯も預けていきましたよ。大丈夫ですかね?」

「大丈夫だろ?ほぼ道なり出し、もしもの時はバス追っかければいいんだから」

「そうですね」

と言った矢先、バスは大きく右に曲がり始めた。

「「「マジか」」」

たぶん3人全員思っただろ

幸い先行していおかげか

大吉はすぐに気づいて右折

まだバスが追う形になっている。

が、さすがバスすぐに追いつく

逃げる大吉!追うバス!

大吉がすごいのかただ道が混んでいるのか

並行しながら走り続ける。

しかし、バスが追い抜いた。

ナゾビルの前で!

しかし、大吉気づかず

そのまま走り続ける。

俺は冷静に

「あっ、今のナゾビルだからちょうど追い抜いたところだから」

「あそこですか~あいつ気づかずに走ってますね~ww

目的のバス停に到着

10秒遅れで大吉到着

「はぁはぁ、どうですか?はぁはぁだめさんはぁはぁ」

「さて、戻ろうか大吉君?ナゾビルは君が抜かされたところだから」

「えっ?まじですか?気づかんかった。」

なんか、一気に脱力して膝から落ちそうな声だった。

時間は3時を過ぎていたが

まだ開店してないし当日電話受付は

30分から

ここらをぶらぶらしながら時間を潰そう

と、思った瞬間

爆音させながら一台のアメ車が俺たちの前を

走り抜けた。