「カイジ」を読んでみた話
こんにちは。今日は少し蒸し暑いです。いかがお過ごしでしょうか。ダメ吉ダメ子でございます。
無職になってしばらくは、オリンピックを眺めたり、「今、お盆だから!お盆休みだから!」と自分で自分に言い訳しながら暮らしていました。オリンピックもお盆も終わる頃になると、次の職(収入源)が決まっていないことに、ふんわりと不安を感じ始めたわけですが……そんな折、「マンガBANG」というアプリをスマホに入れて、かの有名な「カイジ」の漫画を読み始めました。……いやいや、お前、逃げてるじゃないの!逃げまくりじゃないの!!(;´Д`)
「カイジ」といえば、藤原竜也氏主演で実写映画化もされたし、アニメ化もしていましたね。アニメの方は、本家の「カイジ」は観ていないけど、何故かスピンオフの「利根川」の方は観ていました。実写映画の方もちゃんと観ていないので、そういえば内容を知らないよな~と思って。
この「マンガBANG」というアプリ、1日に2回配布されるコインというアイテムを消費して、無料で楽しめる漫画がいくつかあります。「カイジ」もそのひとつ。1回で配布されるコインは4枚なんですけど、CM動画を見れば、さらに無料で何話か読めます。いいですね。無料、バンザイ!広告収入の何割かが、作者の人に行くのかな~?予想……。
私は基本的に、きれいなものとか可愛いものが好きなので、この「カイジ」の絵柄って、あまり心惹かれないものなんですが、漫画を読んでいると、登場人物たちにどんどん親しみが湧いてきます。カイジのクズ感とか、まんま今の自分じゃね?みたいな……。でも私はカイジみたいに、ピンチのときに機転を利かせたりするのもできないので、どちらかというとカイジの周りに登場するお人好しの負債者たちに近いかな……。実は私、今、借金負ってまして……いや、借金というか、普通の分割ローンなんですけど……約3年間の……。職転々の非正規雇用で、とりあえず次は決まったとは言え現在無職が、そんなもの背負ってるって結構ピンチじゃね?別に欲しくない物を無理やり買わされたわけじゃないからいいんですけど、わりといい気分に持ち上げられたなって思って……(遠い目)
最初に読んだのが「賭博破戒録」というので、所謂「沼編」という、パチンコ勝負の話なんですが、どうやらこれは続編だったみたいです。せっかく読み始めたから最後まで読んで、すごく面白かったけど。それで、今は正真正銘のスタートらしい「賭博黙示録」という方を読み進めています。これ、もう、最初の方のジャンケン開始前の利根川の言葉、耳がイタイやら腹がイタイやら……。でも、これに感動して乗せられたらダメなんですよね。冷静に、冷静に……冷静になっても勝てるかな?勝てないだろうな~?秘策が思いつかないや、たぶん……。心が落ち着いてても、頭が真っ白なことってあるよね。
私の人生、ダメすぎて、ほんとどうしよう状態。
カイジの漫画は、登場人物の感情が究極に高まって泣き始めると、だいたいもれなく、目がこんな感じになるの。
そして、だいたい「ボロ ボロ ボロ」っていう擬音がついている……。カイジと言えば「ざわ ざわ」が有名(?)ですが、この「ボロ ボロ」っていうのも、すごくいいと思うんだ。↑のような単純な泣き目の作画と相俟って、登場人物の感情をものすごく身近なものに感じさせてると思う。沼に出てきた坂崎のおっちゃんとか、よく泣くんですけど、なんだか可哀想になってきて、可愛くみえてきて……。外見の絵は好みじゃないんですよ?
こういう体験をすると、漫画・アニメ・ゲームなど含む二次元で重要なのって、絵(=絵柄)じゃないんだな~って思いますね。確かに、絵って人目を引くための看板になるので大事は大事なんだけど、絵だけよくて中味がなかったら「面白い!」とか「好き!」とかにならないんですよね。多少、絵が好みじゃなくても、中味が濃い方が面白い!
……作画が崩壊して何描いてあるか分からないのは別です。そんなプロの人、滅多にいるもんじゃないけど。
最近のアニメやスマホゲーなどでは、分かりやすい美少女や分かりやすいイケメンのキャラ絵が多い印象ですね。内容もアイドルものか異世界転生(所謂なろう系)が多くて、私の食指は動かないものが多いですね。私は主にアニメ観てる人ですが、そんななかでも、これは!と思うものに出会うと心が躍りますよね~。
私は絵とセリフ、世界観と演出、アニメやゲームだったら声と音楽も、全部が美しく調和して響き合ったときの、二次元の臨場感を求めてます!そんな臨場感を味わったときこそ、完全に、二次元キャラを愛するようになると思う。
……キモオタからは、以上です。
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