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【連載】だめライフのすゝめ~私はこうして生きています!~ 生活編①自販機で小銭を拾え
前回の記事https://note.com/dame_life_chuo/n/n853e80dc66d5にてどうすればだめライフを送れるようになるのかを書いた。
元からだめな人はありのままのキミでいてくれればいいし、現状だめではないけれどだめライフに憧れを抱く人は「朱に交われば赤くなる」の理屈で、だめ人間やその集団と深く関わればいい(即ちだめライフ愛好会に入るべし)と書いた。
本稿では、連載企画として、だめになる方法から一歩進んで、具体的なだめ実践を、会長たる私の経験をもとに話していきたい。
このだめ実践は、単なるだめ自慢ではなく、日常生活を営む上でも役に立つ実用的なものであるので、ライフハックとして読んでもらいたい。
本連載で紹介する数々のだめ実践は、生活から娯楽まで幅広いが、すべてに共通する点がある。それは、「いかにカネをかけないか」である。その意味では、だめ実践というよりも、けち実践といったほうが正しいかもしれない。
本稿はその生活編の第一弾として以下の実践を紹介する。
自販機小銭拾い
だめライフを送る者たちというのは、私の観測範囲だとカネのないヤツが多い。パチンコや競馬で溶かしちゃうとかバイトがしたくないからとかその理由は色々だが、とにかくカネがない。
通常、カネを得るには働く必要がある。だが、我々という人種は、できることなら働きたくない。いや、できなくても働きたくない。
しかし、生きていくためにはカネがいる。ではどうやってカネを稼ぐか。そんなの決まっている。自販機で小銭拾いをするのである。
「自販機で小銭拾い?そんなの1円とか5円とか、カスみたいなのしか手に入らないだろ」と反論する人もいることだろう。そんな人に私は言いたい。
自販機小銭拾い、舐めるんじゃねーぞ
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我々はカネはないぶん、時間はある。その時間を活用して、ありとあらゆる自販機で小銭拾いをするのだ。そうすれば意外と稼ぎになるのである(”チリツモ”だ)。
ねらい目は繁華街だ。おそらく歌舞伎町などの日本有数の繁華街は宝の山である。一方、私の経験だと多摩センターのような清潔で均質的な計画都市では小銭はあまり見つからない。酔っ払らいが少ないのかもしれない。坂の多い地形というのも関係していることだろう。坂であれば小銭は自販機の下に潜り込みにくいからだ。
つまりねらい目としては、不潔で雑然とした自然発生的な繁華街の自販機である。
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どこの自販機であっても、落ちている小銭は1円や10円が基本だ。しかし、50円玉、たまに100円玉が落ちていることもある。
50円と言ったらうまい棒を約5本も買えるし、もやしも5袋買える。古本1冊だって買える(個人店に限る)。
100円玉に至っては、ジュース、おにぎり、カップ麺、各種野菜、納豆、きしめん、乾燥ワカメなどの食品を食卓の選択肢に加えることができる。100均グッズだって買える。入湯税も払える(払いたくないが)。
100円玉を1枚握りしめるだけでこれだけのことができてしまうのだ。100円玉1枚で肩で風を切りながら街を闊歩できるのである。
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しかも、ありとあらゆる自販機の下を覗くという行為は、かなり運動になる。カネを稼げて、高価な小銭(100円、場合によっては500円!)を見つけた時の高揚感も得られて、さらには運動にもなる。娯楽性もかなり高く、友だちとの遊びにも最適だ(時間内にどれだけの小銭を集められたかを競うゲームなんか楽しそうだ。さながら宝探しである)。
ここまでメリットだらけなことも中々ない。それはまさに──、
稼げて、楽しくて、健康的。
一石二鳥どころか、一石三鳥な自販機小銭拾い。これはもう、やるしかない。
まとめ
ここまでのまとめとしては以下の通りである。
①自販機の小銭拾いはカネはなくても時間はあるだめ人間には最適
②ねらい目は不潔で雑然とした自然発生的な繁華街の自販機
③50円玉、100円玉を見つければ色々なモノが買える
④自販機の小銭拾いは、「稼げて、楽しくて、健康的」な一石三鳥的実践
さいごに
各繁華街の自販機でどれだけ小銭を拾えるかのレポートはいずれしていきたい。しばし待たれよ。