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田舎に住んでて楽しめないのは自分のせい

田舎に住むのが辛い人は、物質的な生活しか受け付けず、自分自身でゼロから楽しむことができない人じゃんっていう当たり前の話です。

ちなみにぼくはマテリアルビッチなんで、田舎暮らしはキツイです。

去年の夏、新卒配属でど田舎に飛ばされました。

市でさえない郡。チェーン店はコンビニ以外になく、12時と17時には町内放送で地域の民謡とふるさとが流れます。

正直、就活は適当にしてました。金貯めたら大学院にでも行こうと思ってたんで、とりあえず稼げるとこ。
北海道から愛媛までいろんな地方も行きましたし、もちろん東京でも就活しました。

結局、最終的に入ろうと決めたのは新聞社。まぁ、文章書くのうまくなるかなぁって感じ。

そしたら、初っ端にど田舎に配属されました。ウケる。まさか郡民になるとはね。

まぁこっから本題です。

自分は東京生まれで関西育ちです。それなりの都市部で生きてきたわけです。

今さら都会が上だとか田舎が下だとかくだらん価値観で話すつもりはないんすけど、田舎暮らしというのはやっぱり辛いもんがあります。

まず、遊びにいくところがない。

こんなもん誰にでもわかることです。遊ぶとこがない。
最寄りのカラオケは車で1時間。映画館は1時間半。7大都市圏には高速使って2時間半。

さらに、記者っていうのはくそくだらんルールがあって、自分の管内からあんま出れないんすよ。大きな事件事故があったら、すぐ出勤しなきゃだめだから。

一応、上司に事前に報告したら管外に出れます。けどねぇ、コロナもあるし、そんな休みの度に出れないよねぇ…。

でね、僕は都会の遊び方しか知らない。

これが最大の問題点。話題の映画がやってればシネコンに。マイナー映画はミニシアター。古着屋で服買って、うまいラーメン屋で腹を満たす。

都会のネオン街に照らされながら行き先もなくふらついて、耳にはairpods。音楽はなんかエモいやつ。

的な感じの遊び方!僕は友達少ないんで、基本一人でこんなことやってたわけですよ。

夜中の人のいなくなった東山(京都)は最高で、中之島(大阪)あたりの心踊るビル街はスーパークールなわけですよ。

それが田舎にはない。

ないんですよねぇ。ビルがないんだもん。夜真っ暗なんだもん。
散歩しようにも、する場所がない。山に囲まれてるんだもん。


一回、都会の写真見て落ち着きますね。


住みてぇ、東京…。


戻ります。

けどね、これは僕が悪い。

よくこういう話題になると、だから田舎はつまらんのだ!とか田舎から出ないとダメだ!みたいな結論になりがちなんですけど、それは個人の問題だと思うわけです。

実際に僕が住む街にも都会から自分の意思で移住してきた変わりもんが何人もいるわけです。

その人たちってね、なんか個人商店立ち上げたり、地域活性を目指す事業を展開したり、いろいろ楽しそうなわけ。

そういう人たちって決まってこう言うんですよ。

「田舎は何もないからこそ何でもできる」って。

先に言っておくと、僕はこれに共感はできてないです。 
何もないから何もできないと思ってます。

けど確かに、コミュニティが小さいと、何かをするときのスピード感というのは早い気がします。

田舎特有の横のつながりの強さってのも関係してるでしょう。
移住者が地元民に溶け込み、そして地元民が関係を生かしてさらに地元民を巻き込んでいく…。みたいな。

ほんとかどうかは知らんけど。

まぁ、僕が言いたいことは結局田舎に住んでて楽しめないのは自分のせい。ってことです。

何かがなければ生きていけない。映画館、服屋、本屋、可愛い都会的な女の子。

やっぱ僕は今んとこ田舎暮らしは楽しめてません。仕事が楽しいのが救いです。あと、孤独にわりと強い人間なのかも。

自分から田舎に歩み寄らなきゃダメなんでしょうね。人と関わるとか、アクティビティを楽しむとか。

逆に自己研鑽の時期と割り切って勉強しまくるとかね。

適当に頑張っていくしかないすね。ファイトおれ。

あと新卒配属で絶望している方へ。一回くらい田舎暮らし体験してみるのもいいんじゃないすか。しんどかったら転職かましましょう。ファイト。



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