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トランスジェンダリズムとは?…15

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参考資料

母乳育児をしている母親が性差別の訴えをしたが敗訴:男性も授乳できるから《抜粋》

FEB 04, 2015 1:54PM By AMANDA MARCOTTE


 アンジェラ・エイムズの話は、産休から戻ってくる女性の最悪の悪夢のようなものです。
 エイムスは、仕事に戻ったとき、別の従業員の物が彼女のワークスペースにあったと主張しています。
 彼女が母乳を搾り出す場所を頼みましたが、全国規模のオフィスに授乳室があったとしても、アクセスを拒否されました。彼女は、提供された唯一の選択肢はプライバシーのない部屋だったと言います。

(中略)この時点で、エイムズは署名すべき辞任状に出会いました。
 エイムスの部長は言いました、「家に帰って赤ちゃんと一緒にいるだけだ」。

(中略)事件は主にエイムズが十分に反撃したかどうかのこの問題で決定されましたが、裁判所は、また、男性も理論上は授乳できるため、母乳育児をめぐる女性へのいじめを性差別と見なすことはできないと裁定しました。

(中略)もちろん、ある状況下で男性が母乳を搾り出すことができるかどうかは、実際には無関係です。母乳育児は、明確かつほぼ独占的に私たちの文化の女性、つまりすべての文化の女性と関連しています。

(中略)不幸なことに、最高裁判所は、訴訟を取り上げることを辞退することにより、雇用主が赤ちゃんを産むことを理由に女性を解雇することを容易にしました。


ポルノ・買春問題研究会のツイートによる記事解説

 母乳育児をしながら働いていた母親が授乳室をちゃんと設けてくれない会社に抗議したら解雇になり、それを性差別と訴えたが、一部の男性(トランス男性のことだろう)は授乳させることができるので、母乳育児を理由に解雇しても性差別に当たらないと控訴審は判断。最高裁もそれを支持。
 この論理でいけば、世の中からほとんどの性差別は、理論上なくなる。妊娠を理由に解雇されたり、賃金を引き下げられても性差別ではないことになる。なぜなら一部の「男性」は妊娠できるから。
 まさに女性の地位は2世紀前ぐらいの水準に逆戻りしつつある。
(2020年6月14日)


《つづく》


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