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一瞬で売り切れた50万円プラン ~ ウタゴエ放送部のクラウドファンディング

 ホロライブにしてもUnlimitedにしても新規に大量の資金を集めてからの躍進は目をみはるものがある。前者はけた違いの成果をだしているし後者(新社名(株)Brave group)も今後の成長が期待できる。元はどちらも同じVenture支援会社の支援を受けて運営してきた会社でその運営スタイルを変えて成長するにはそれをはるかに超えるお金が必要だったということかもしれない。

 私が気になっているのは表題にもあるウタゴエ放送部だ。こちらも同じ出資元の資金を元に運営してきたがメンバーが3人になったといえチャンネルは一つ、視聴時間を延ばすことやコンテンツに幅を持たせて現状の範囲でマキシマイズすることはできても、それをleverageさせ大きく成長するにはやはり資金なしでは難しい。3人のメンバーはとても頑張っていて好感度も高い。Realityでの新規ファンの獲得も少なくないがそれでもYoutubeチャンネル登録者数は自然減のほうが新規獲得者数を上回っているようだ。まずは銀盾を目指してほしいけれどそのためにはもっと広告塔になるような話題性のあるコンテンツが欲しい。ASMRという手段はコンセプトを崩壊させるだけだしいまさら感がある。

 そう思っていたところに先日発表されたのが新オリジナル曲によるCD作成のためのクラウドファンディングだ。

音羽ララ、春歌みこと、三拍ユッコの3人のメンバーがそれぞれのオリジナル曲を作成しCDとしてリリースするためのCFだ。開始は11月1日19時、12月3日まで支援を募っている。プランは一番低額の支援が5,500円、そのうえが11,000円、最高50万円で、やや高額なほうにバラエティをもたせているのは支援者数はそれほど見込めないと判断したからかもしれない。

 リターンはかなり特別感を意識したものになっており、5,500円のコースでも限定のビデオレターや限定のステッカーなどここでしか手に入れられないものがあり納得できるプランになっている。また11,000円以上のプランでは定番カテゴリーの商品は全部そろえたうえで限定ボイスメッセージ、トークボイス等の特別感の一層高い値段以上のリターンとなっており、ファンとしては非常に満足できるものだと思う。更に数量限定の110,000円以上の物の特別感は他に類をみない豪華さだ。案の定50万円のオリジナル楽曲のリクエスト権のあるコースは一瞬で売り切れになってしまった。

 3人いわく、開始するまでは全然支援が集まらなかったらどうしようとすごく不安だったらしい。そんな不安を払拭するかのように設定された目標の150万円は24時間以内に達成されたが、支援金の単価の高額さはこれがコアなファンによって達成されたものだということを示している。

 資本の増強がなくても、こうしてファンの力を借りてなんとか自分たちのやりたいことを実現していこうという運営、そしてタレントたちの想いは本当に心を打つものがある。なんとかこのクラウドファンディングがコアなファンだけでなく幅広い視聴者からの賛同を得てこれから企画するといわれているストレッチゴールに結びついてほしい。ストレッチゴールは本当に予想されていなかったようでまだ白紙らしいが、全身3DフルトラMVとか新しいステージ衣装とかになれば今後の発展につながるので、ぜひ到達してほしい。

Youtube: ウタゴエ放送部 https://www.youtube.com/channel/UC84RYorF7UcJzt_iAYXBisA

Twitter 音羽ララ @lara_songs 

Twitter 春歌みこと @mikoto_songs

Twitter 三拍ユッコ @yukko_songs





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