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キーボード沼(浅め)にはまる その2

その1はこちら

しばらくの間、Niz 84に満足していたが、次第に分割キーボードに興味が出てくる。どうやら肩コリに効き、長時間作業をしても疲れにくいらしい。しかし、カーソルキーとファンクションが付いている分割キーボードというのはあまり選択肢がなく、見つけたのがこちら。

Mistel BAROCCO MD770

選んだ軸は、CHERRY MX RGB 静音赤軸。軸はこれを選んで正解だった。うるさすぎないし、タッチもよい。しかし、仕様としてよく理解できなかったのが、RGBなのにキーキャップが透過タイプではないこと。せっかくのRGBなのに黒いボディーに色が吸い込まれてしまっているようでイマイチ映えなかった。

こちらも残念ながら短命に終わる。
理由は自分にある。
タッチタイピングが自己流でなかなかギザギザに別れたキーボードに慣れることができず、タイピング中に何度もキーボードを見ないと打てなくなってしまい早々に慣れることを諦めてしまった。
それに加えこのキーボードでもエンターやスペースのスタビライザーの金属音が気になる。どうやらこれはメカニカルキーボードの宿命のようで、この沼の住人は「ルブ」という技を使ってこの問題を克服しているらしい。
一旦、手元に残してあったNiz84に出戻る。

(番外編)ルブ Lube

ここまで1年ほどで4台もキーボードを買っているため、かなりキーボード沼にはまっているつもりだったが、ここにきてスイッチを一つづつ分解してLubeしたりグリースを塗ったりする世界があることを知り戦慄する。
沼はまだまだ深い。
自作キーボードの世界には足を踏み入れないようにしようと思っていたが、その手前にもまだまだいろいろな沼があるようだ。
参考資料: https://dime.jp/genre/899954/

とてもじゃないが、スイッチをばらしたり、スタビライザーを外したりしてルブしたりするところまで踏み込んでいくのは躊躇してしまう。
でも、YouTubeでキーボードASMRなどを聞いていると、ルブしたキーボードの音はかなり魅力的である。困った。
そんな時、個人売買アプリを見ているとルブ済みのキーボードを発見してしまう。そうかその手があったかと、気が付いたらポチっていた。

かなり良い。音が心地よい。スペースバーの音もよい。
でも、メインのキーボードにはならなかった。
理由は、ルブ済みという理由だけで買ったこのキーバードが黒軸というスイッチを使っていて、キーの押下圧が重すぎたことである。これまで使っていたNizは35gであった。本当に軽い。慣れるかと思ったが、無理だった。長年続けてきた底まで打ち込むスタイルから「撫で打ち」に簡単に変更などできなかった。赤軸などに変更する手もあるが、沼が深すぎる。
でも、ルブ用品を揃えたりすることなくお手軽にチューニング済みのキーボードを体験できてよかった。

ここまで来てなんとなく自分にピッタリなキーボードは何かという質問に対する答えがようやく見えてきた。やっぱり静電容量無接点のキーボードが一番心地が良い。自分で録音してみるとルブ済みのメカニカルキーボードの方が良い音に聞こえる。でも実際に打つと心地よいのは静電容量無接点の方なのだ。
手元には、75%サイズで84キーのNizがあるが、業務でファンクションキーを多用する自分にはやはり王道は標準レイアウトだ。テンキーはいらないので、TKLがベストと結論付け、NizのテンキーレスであるX87を買った。

Niz Plum X87EC Bluetooth 35g Non-RGB

結局ここに戻ってきた。これが終着駅だと思っていた。

しかし、デスクに置いて使い始めた途端に感じる違和感。
えっ、なんで… しばし、考える。

違和感の正体は、センターのずれだった。
正面に座ったつもりなのだが、位置が違う。そう、しばらくの間、75%のキーボードを使い、正面に座るとピッタリと手の位置がFとJに合うのが普通と思っていた。

でも、今は座るたびにちょっとずれている。キーボードの正面に座ったつもりなのだが、キーボードは少しずれている。すぐに慣れるだろうと思ったが、地味に慣れない。それに加え、やっぱりマウスが遠い。気が付くとまた75%のキーボードをググっていた。

Niz Plum Micro 82EC (XRGB) Ble/45gf 

次のターゲットは、Nizの82キーである。

Nizの84キーで少し残念なのは、スペースキーの長さが特殊で、どのキーキャップセットを買ってもすべてのキーが揃わないことだった。それで今回はスペースキーが標準的な長さの82キーを選択した。ちなみにNizの60%キーボードでは、66キーが人気だが、これもスペースキーの長さが特殊で、キーキャップを交換したい人には68キーをお勧めする。

色は、新色のブラックツートンにした。将来的にはブラックボディでキーを白にしたい。

Amazonの場合、値段は上記の通りで、仕様は押下圧35gでNon-RGBである。しかし、こちらから買うと同じ値段でRGB付きになる。
だがここで問題が発生。押下圧35gでRGB付きは品切れで45gしか在庫がないのだ。しばし悩むが、Nizの35gは軽すぎると思うときもあったので、標準的な45gで何も問題はないだろうとポチる。
4日経っても届かないので心配になって問い合わせると、国内の在庫が品切れで深センから来るとのこと、翌日5日目に無事届いた。

今のところ、大満足である。45g、とっても打ちやすい。感触、音どちらも最高である。さっそくキーキャップも変えた。キーキャプ替えると見栄えだけでなく音も変わる。うーん、こちらにも沼があった。




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