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いつだって自分が立っているところがスタート地点、という話。

 うれしいことがあって、今日ずっとそれを思い返しているから、ここにも書いておこうと思います。私が”今立っているところ”を肯定して、背中を押してもらえた話。

 今日職場で、私より20ほど年上のチームメイトのKさんがおもむろに、そしてにこやかに話しかけてきてくれました。

「いとだまさんって、髪の毛の色オーダーするときどうしているんですか?」

 それまで黙々とそれぞれのPCに向かって仕事をしていたので、話題に困って振られた話ではないのは明らか。ほんとうに気になって訊いてくれたのだなと分かった&普段あんまりファッションのことを質問されたことが無い私は、訊ねられた嬉しさに浮足立ちつつ、『パーソナルカラーがイエベの春なので、それに合う色を探してカラーしてもらってます』と答えました。

 Kさんはさらにニコニコして、
「今流行りのパーソナルカラーかぁ!いいですねぇやっぱり参考になるんやなぁ!」
と楽しそうに反応してくれました。

 『でも、お恥ずかしいことに、パーソナルカラー気にしたりとか、ファッションにちゃんと興味を持ち出したのって、20代のかなり後半になってからなんです…』

 卑屈な私がそう口にしたら、すかさず相手は、

 「えー!めっちゃいい時から興味を持ち出しましたね!それがいとだまさんのベストタイミングやったんやね」

 って、もっともっと笑顔で言ってくれました。「たぶん身も心も若い時に興味を持っていたら、そこが頂点になってしまって、後でその時代と比べて辛い思いをしちゃうだろうから」と。
※Kさんは若い時からファッションに興味をもつことを否定されたのではなく、あくまで私ベースでお話をされています!

 スッと、憑き物が落ちたようでした。メイクやファッションの話を友達としているときにいつも心に巣食っていた
 「私は興味を持つのが遅すぎた」
という後悔が、
 「もっと早くからお肌のケアをしておけばよかった。20代から、10代から、もっともっと自分の身体に向き合えばよかった…」
という凝り固まったものが、溶けてなくなっていくようでした。

 【何かを始めるのに、遅すぎることなんてない】

 よく耳にするフレーズに、悪態をついて否定して批判してしまうことも多いけれども。やっぱり、いつでもどこでもスタート地点にしてしまえるというのは、間違ってない考え方なのだと思う。

 明日の私を今日よりも笑顔にしてあげられるように、今夜の私は、しっかりとお肌のケアをして、マッサージをして、ストレッチをして、ぐっすり眠ろうと思います。

 読んでくださった人がいたら、ありがとう。ではまた!