スターへの道程
※本内容は、個人的な意見や推察が含まれております。あらかじめご了承ください。
これだけヤクルトスワローズについての記事を書かせていただいているので当たり前ですが、私は“超”がつくほどの燕党。
しかし、子供の頃は父親の影響もあり、なんとなくのジャイアンツファンだった。
「熱狂的巨人ファン」の父親に連れられて観に行った、巨人×ヤクルトの一戦。
東京ドームの一塁側内野席から観た、ヤクルト池山隆寛選手(現ヤクルト2軍監督)が放ったレフトスタンドへの放物線が、私の心を打ち抜いた。
『Mr.スワローズ』『ブンブン丸』などの異名を持つ池山選手の魅力は何といっても豪快なホームラン。
通算本塁打304本を放った強打者たが、その裏ではシーズン100三振以上する『ホームランか三振か』という夢の詰まった選手だった。
三振を恐れない力強いスイングと迫力のあるホームランを放つ池山選手は少年であった私のスーパースターとなった。
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プロ野球選手という狭き門でトップ選手になれるのはごく一部。
プロに入るだけでも天才といっても過言ではないこの世界で、トップに君臨し、スター選手になることは、とてつもなく凄いことだと思う。
「三振を恐れて、バットを振るのを止めてはならない」
三振恐れていては先には進めない。失敗を重ねた先に成功があるという、野球の神様『ベーブ・ルース』の言葉だ。
スターになれる選手は失敗を恐れず、試行錯誤を繰り返し、常に進化し続けることのできる選手だと私は思う。
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今、ヤクルトで私が期待している選手がいる。
長岡秀樹(#58)内野手だ。
ヤクルトファンの中でも若手で一番期待されているといっても過言ではない選手で、さらには愛くるしい顔も手伝って、若い女性ファンからの人気も非常に高い。
走攻守バランスのとれた遊撃手として期待されて、2019年ドラフト5位で入団を果たす。
入団してからの私の印象は、パワー不足な気がしており、単打を重ねる「巧打者」というのものだった。
しかし、今年のオープン戦で観た彼のスイングは明らかに違っていた。ボールを力強く叩き、鋭い打球を何度も飛ばしていた。
初球ストライクからガンガン振り、長距離打者のような豪快なフォロースルーに驚かされた。
シーズンに入りレギュラーを獲得しても、思いっきりのプレーは変わらない。そして、2022年5月6日の巨人戦には初HRも記録した。
彼は試合を通じてどんどん進化していく。
日増しに成長していくその姿が私にはとても眩しく見える。
打撃も守備もまだまだ成長過程で、試行錯誤している段階。これからも失敗を恐れず「思いっきり!」プレーして突き進んで欲しい。
本日、9月26日は長岡秀樹選手の21回目の誕生日。
私が少年時代に憧れた池山隆寛選手のように、彼が野球少年たちの憧れの「スター」となる日を心待ちにしている。
長岡秀樹選手。誕生日おめでとうございます。