村上 宗隆への「期待」と「可能性」
※本内容は、個人的な意見や推察が含まれております。あらかじめご了承ください。
本日、関東地方中心に異例の早さで梅雨明け宣言がなされ、本格的な夏を迎えようとしている。
昨日も強い日差しが降り注ぐ明治神宮球場で、ヤクルト×巨人の12回戦が行われ、ヤクルトスワローズの主砲 村上 宗隆が26号勝ち越し3ランを放ち12カード連続勝ち越しという、とんでもない記録をつくった。
ヤクルトスワローズの快進撃を支えている村上 宗隆。
71試合時点で、打率「.315」(2位)、本塁打「26本」(1位)、打点「71打点」(1位)で、令和初の「三冠王」が期待されている。
確かにヤクルトファンとしては、球団史上初の「三冠王」獲得の快挙を、村上に成し遂げて欲しいのは間違いないが、私個人しては今年獲得してほしいのは「最高打点」だ。
さらには、歴代最高記録を塗り替えてほしいと思っている。
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これまでの各部門の歴代最高記録を見てみよう。
本塁打のシーズン最高記録は、2013年元ヤクルトのウラディミール・バレンティン氏が、それまで歴代最高だった「55本」を塗り替え、「60本」を記録して歴代トップに。
打率はオールドファン懐かしの元阪神ランディ・バース氏。1986年に記録した「 .389」が最高打率記録だ。また、同氏はその年に2度目の三冠王も達成している。
本塁打、打率の歴代最高記録の残した選手は覚えている方は多いと思うが、歴代最高打点を記録した選手をご存じだろうか?
1950年に小鶴 誠 氏【松竹(現:横浜DeNAベイスターズ)】が記録した161打点だ。
72年前の記録が未だに破られていない。覚えている人は少ないはずだ。
私はもちろん、私の父すら生まれていない時代の話だからだ。
当時は130試合しかなかったため、1試合あたり約1.3点の打点をあげている計算になる。信じられないペースの数字だ。
6/27時点で村上の打点は「71」。
1試合あたり1打点というすさまじいペースで打点をあげているが、今のペースでも143打点と18打点及ばない。
しかし、21歳7ヶ月で通算100本塁打到達し、最年少記録塗り替えた村上なら、その数字すらも超えていくのではないかという「期待」と「可能性」を感じずにはいられない。
「三冠王」も達成してほしい記録であるが、進化し続ける男には、それすらも通過点のような気がしてしまう。
72年も塗り替えることのできなかった記録を超えて、村上宗隆という名前が歴史に刻まれる日が必ずやってくる。
そう信じている。