(続)不眠、引きこもり、多動症、登校拒否、うつ病 (その2)
家庭も学校も、ただ「落ち着きがない」というだけで、先生は、そういう子を一番
前に置いて、常に目を見て注意する。だから尚のこと苦しくなってくる。
もし、親と先生とが、
「この子は体の筋肉に血液が流れにくいから、体が硬くて本能的に動いてしまう」ということに気づいて、できれば、その子供を教室の いちばん後の席に座らせて、一週間でも、午前中だけでも、授業中、他の生徒の迷惑にならないように静かに廊下へ出てもいいから、何回か、ぐーっと背伸びをしたりすれば、体が楽になり、そこからはちゃんと授業を受けられるようになる。
私は、実際にこのことを大勢の、そうした子供を持つ親に話してもきた。そして、
親が担任の先生にそのことを頼んでみて、「そうですか」と、返事一つでやってくれる
人もいれば、「駄目です」と言った先生もいる。
だいたいにおいて、その先生の方がもっと体が辛く、多動症どころではない。
精神的にも肉体的にも「過労症」で、普段の自分の生活はどうなのか。
脚を組んでみたり、首を回してみたり、一生懸命に動いている。
いずれにしても、体中、方々の筋肉が硬いために、血液も回らなければ、常に呼吸も浅く、酸素も回らない。だから記憶力がなくなってくる。
まず、普段の生活で、自分の物として使って過ごしている、その肉体の姿勢。要するに、体型に問題がある。
例えば、人間として最初から違うように創られている男も、女も、同じように考えて
教育している義務教育の体育の授業。そして、部活動というものがある。
現在、これによって、様々な障害が増えている。
人は、歩く時に、右足を前へ出し、左腕を前に振っている。
この動作一つ、決して、人間が造った物でもなければ、造れる物でもない。
人間は、右足を動かすと内臓が上へ上がり、左腕を動かすと下がってくる。
また、左足を動かすことによって内臓が下へ下がり、右腕を動かすと上がっていくように創られている。そして人間は、そのように手と脚を交互に前へ出して歩くこと
により、お腹全体の筋肉に支えられている内臓の位置を安定させるように創られている。
例えば、器械体操の鉄棒競技や、大工さんや瓦屋さん、また自衛官の人で
落下傘を使って訓練をしている人など、高い所から降りて地面に脚を着く時に、
もしも左足から先に強く地面に着いてしまうと、呼吸が苦しくなることがある。それは、その衝撃で、必要以上に内臓が下垂してしまうために、上へ繋がっている内臓筋肉が急激に下へ引っ張られ、気管や食道が詰まってしまうために起こる結果である。また反対に、右足から飛び降りた衝撃で、何か上へ圧迫されるような苦しさに襲われ、気持ちが悪くなったりすることも、必要以上に右上に傾いた内蔵が体の中を圧迫しているために起こる結果である。
要するに、人間の内臓と手足の関係は、そのように創られており、人間の体は左右交互に手足のバランスが保たれていないと、脾臓【ひぞう】(おなかの筋肉)の中の物が
必要以上に下へ下がってしまう。
またこれは、血液の流れにしても同じである。
例えば、交通事故などで右腕を打撲すると、あとから、何の怪我もしていないはずの左足が痛くなったという経験がある人もいる。
要するに、二足歩行で歩く、人間の内臓と手足の関係。そして血液の流れ。その、筋肉の連結は、左右対称に創られている。
ただ、私の云っていることは学問ではない。だから、解剖学とか運動生理学とか、
そうしたものの中には、このようなことはないし、誰も判らなかったことである。
例えば、自然界に産み落とされた赤ん坊は、誰が教えたわけでもないのに、
何か物を掴む時は本能的に左手を使っていることが多い。
それは、人間が、自分の内臓を安定させるために、まず右足から前に歩み
出るように創られているからである。
そして少し大きくなってからも、まだ小さい子供のほとんどは、階段を昇り降りする時に右足を基準にしている。そして、自分より背の高い親へ右手を伸ばし、しっかりとその手を握り絞め、左腕を振ってバランスを調節している。
野球選手でも、左利きで球を投げるという人も大勢いるが、そのように物凄い速さでボールを投げようとする時は、その左腕よりも、右足の筋肉を何倍も動かさなければならない。
ところが、もしもその時、必要以上に内臓が下垂していれば、大変な筋肉
障害を起こすことになる。
ここに、人間の創られ方の道理。体型(筋肉)の問題がある。
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人間が健康になる仕組み
人は何故、病氣になるのか 人はどうしたら健康になれるのか 人はなぜ太るのか、痩せるのか ここには当店の導引の創始者、村上勝夫の知識を元に…
このような時代に、人間がどの様にしたら、健康に幸せに生きて行くことが出来るのか、明確にこちらのブログで書き記していきます