27

この人と出会うために、わたしはずっと苦しかったのかもしれないと思った

27年前の今日からここまで歩いてきてくれたから
わたしも歩き続けてきたから

こんなに涙が出るのかな

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これは、わたしがいつか読み返したときに
宝物にするために書く文章

わたしのための言葉

届かなくていい、でも、この祈りのようなものだけは、いつかのウォヌを守る何かになっていてほしい

そんな気持ちで、わたしなりの “おめでとう” を
ここに残します

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初めてきみを知った日から今日までずっと、
なんて不器用な生き方をする人なんだろうと
思い続けてきた

誰よりも大人でいて、
でもほんとうは泣くのがへたっぴな
小さな子供のような人
真面目で、あきれてしまうくらい優しい人

言葉の怖さを知っているきみが、
言葉を信じているきみが、


「常に正しい人として記憶されたい。」
と言い切る

それがどれだけのことかわかるから、
わたしはいつも苦しい

どうしてそこまで、と思いながらも
どこかでその生き方を光にしていた自分がいた

泣きたくなるくらいのきみの眼差しは、
どうしようもないわたしにとって、
どうしようもないくらいに救いだった


わたしは、ウォヌという一人の“人間”を応援しながら、応援される人生を選びたかった

これはひとつの答えだと思う

きみに、わたしのことで知ってほしいことはそんなにない

ただそこにいてくれるというだけで
生きていける人が、
いちばんの味方でいたい人が、
美しく生きてきたことを知っている人が、
ここにいるよってこと

それくらいかもしれない

きみを好きになって
きみに依存するという選択肢がなくなった

わたしはわたしでここに立っていよう
きみに誇れる自分でいよう

ああ、こんな形の愛もあるんだな

わたしはきっとずっと、
自分のことが好きになりたかったんだな

きみの言葉が背骨になる
きみの生き方が選択になる
きみの優しさが、わたしの強さになる

いろんなことをわかりすぎるきみが、
一人で泣いてしまうきみが、
どうかひとりじゃないことを知っていてくれますように

きみの大事な場所を守りたいと思っていたら、
わたしに居場所ができていた

ずっと独りだと思ってたのに、
ひとりではなかったことを教えてくれた

いつの間にか、わたしにたくさんの大切を抱きしめさせてくれた

いつももらってばっかりでごめんね

でも今日は、ありがとう

たくさんたくさん、ありがとう

もうたくさんだと思いながら見上げる月明かりの、心にしみ入るような美しさを、私は知っている。

「キッチン」よしもとばなな

ウォヌ、きみはわたしの月だった

遠くで輝き
悲しいときほどそばにいて
そのやわらかな光が心を差す

静かで、美しくて、あたたかくて、さみしい
そんな、月のような人

“SEVENTEENのWONWOO”と
“CARATのわたし”という奇跡は

わたしの人生のハイライトだと思う

夢のようで夢ではない
愛しいと思える、初めての現実


涙でいっぱいのこの人生を泣き笑いにできたのは、
きみの生き方が素敵だと思えたから

“SEVENTEENのWONWOOが好き”

これまで身につけてきたどんな肩書きよりも誇らしいなと思う

胸を張って好きと言えることが
こんなにも人を豊かにさせるなんて
ほんとうに、知らなかった

今日が大切な日になったことは、
わたしの人生の宝物

おめでとう、って

言わせてくれてありがと

名前を、呼ばせてくれてありがと

きっとCARATの幸せが自分の幸せだと
言ってしまうような人だから、
わたしは幸せになることに本気です

いつかきみがいなくても生きていけるように

今はまだすごく怖いけれど、
そんな日を門出と呼べるようになるまで

精一杯生きてみます


わたしの知らぬところでいいから、
どうか、きみが笑っていてくれますように

今日という日を背負いすぎないで

楽しんで

ウォヌ、大好きだよ

2023.07.17