ハイパーブラックジャックは低設定でも甘い!?技術介入を考慮した本来の機械割を考察
【8/25更新】
実戦値のサンプル数を大幅増量して再検証・追記しました。やっぱり公表値より甘い!?
期待値見える化のだくお(@dakuo_slot)です。
新台ハイパーブラックジャック、逆押しカットイン発生時の技術介入(2コマ目押し)が完璧ならメーカー発表値の機械割より甘いのでは?という説があります。
逆押しカットインは通常時・BIG中・ST中などあらゆる場面で発生する可能性があり、成功時の報酬がなかなか大きなものになっています。
【目押し成功時の報酬】
通常時……500pt以上獲得(平均2586pt)
BJ対決中……勝利の大チャンス
通常時のBIG中……ルーレットのナビ獲得
ST中……エナチャンス当選
しかも逆押しカットイン発生頻度もかなり高く、丸1日打てば100回以上発生します。実際に打てばすぐに体感できますが、技術介入成功率で機械割が大きく変動するのは間違いありません。
しかし、メーカーから公表されている機械割は以下のみ。
【えなこ メーカー公表機械割】
設定1……97.9%
設定2……99.2%
設定3……100.7%
設定4……104.3%
設定5……107.2%
設定6……110.1%
同じネットから出ている技術介入機「6号機モグモグ風林火山」では97.8%~100.8%(設定1)という風に幅を持たせた表記になっていました。
しかし、ハイパーブラックジャックは各設定単一の数値のみ。そしてそれがどういった基準で算出された機械割なのかは一切説明されていません。
繰り返しになりますが、技術介入の成功率で機械割が大きく変動するのは確実です。
メーカー発表の機械割は、技術介入成功率100%のMAX値なのか?
あるいは、ある程度失敗も考慮された市場平均値なのか?
もし技術介入(2コマ)ミスなしで機械割が上がるなら、かなり浅めから天井狙いできるし、設定狙いのリスクも大幅に下がります。
そこで「ホールデータ」「机上計算」2つの側面から、ハイパーブラックジャック本来の機械割について考察してみました!
ホールデータの機械割
まずは独自集計したホール実戦値から検証。特に平均設定の高い新台時期は適当に集めたデータだと高設定が含まれてしまうので、以下条件いずれかに該当する台を推定高設定と仮定し、サンプルから除外しました。
① 初当たり合算が1/200より優秀
② REG初当たりが1/450より優秀 かつ
REGからのST突入率50%以上
③ ST初当たり確率が1/450より優秀
※いずれも設定1・設定2では発生しづらい条件です
そして今回検証対象となる低設定中心のサンプルデータの詳細がこちら。
通常時総回転……271万5698G
初当たり合算……1/344.5
REG初当たり……1/705.2
ST初当たり……1/799.7
ST突入時の平均獲得……589枚
推定機械割……97.29%
※回転数・出現率はいずれもST中・引き戻しゾーン中は含まない
※ST突入時の平均獲得枚数は初当たりボーナス分も含む
※ボーナス・ST・引き戻しゾーン中の平均純増を2.5枚/Gと仮定し、スランプグラフから読み取った正確な差枚を元に推定機械割を算出
各初当たり確率はいずれも設定1~設定2の間の数値。推定機械割は設定1(97.9%)より若干低い97.29%でした。
………び、微妙~(笑)
・新台時期で目押しミスが頻発しているはず
・ミスったときの欠損枚数がとにかく半端ない
・設定3以上が混ざるとST期待枚数が下がる
(実際、今回のサンプルでもかなり少ない)
これらの理由から、個人的にはメーカー公表値が目押し成功率100%ならホール割はもっと辛くなる気がするのですが、ちょっと断定するのは難しいラインですね。
導入から期間が経つと全体の目押し精度も上がってくるので、ホールデータに関してはもう少しサンプル増やして引き続き検証しようと思います。
(↑再検証して当noteに追記済)
次はちょっと角度を変えて、机上計算で考察していきます。
ST平均獲得枚数の謎
先日、各設定毎のST平均獲得枚数を公表されているスペック・機械割から計算してみたのですが、その中でどうしても腑に落ちない点がありました。
「ST突入時の平均獲得枚数 約750枚」というメーカー公表値。
設定1の数値であることは間違いないと思うのですが、それでも多すぎる……。
ちなみに独自計算したST平均獲得枚数はこちら。
【算出条件】
※初当たりボーナス分の枚数は含まない(ST当選時からカウント)
※ボーナス(準備)中・ST中・引き戻しゾーン中の平均純増を2.5枚/Gと仮定
※ST当選時の引き戻しゾーン消化ゲーム数を平均16Gと仮定
引用元:ハイパーブラックジャック えなこスロット新台|設定判別 天井期待値 スペック解析
上記に初当たりボーナス分を加えても、せいぜい設定1で660枚前後。細かい条件設定で枚数は若干上下しますが、どんな都合の良い条件・解釈で計算したとしても、設定1の機械割97.9%ではST平均獲得枚数750枚に届きません。
考えられる理由は二つ。
・ST平均獲得枚数750枚はまったく根拠のないガセ情報である
・フル攻略ならメーカー発表より機械割が上がる。そしてST平均獲得枚数750枚はフル攻略時の数値である
断定はできませんが、ST中の技術介入成功率はST獲得枚数に大きく影響するし、後者の方が自然ではあります。
もし仮に、設定1・フル攻略の機械割が100%ぐらいあれば数字上の辻褄は合いますね。
【8/25追記】ホールデータ②
予告通りさらにサンプル数を増やして、えなこ激アマ説の真相を追求していきます!
まずは詳細にうつる前に、一つご報告……
前回(8/21更新分)のデータで集計方法が一部イマイチなところがあり、機械割が若干低めに出てしまっていました。(ST中ボーナス準備中でハマりまくった際に通常時転落後のボーナスとして判定してしまっていた影響で、ST獲得枚数が少なく出てしまっていた)
今回はサンプル数を増やすだけでなく、集計方法・判定条件も見直すことで、より精度の高い検証に仕上げています。
今回も基本的な検証の流れは前回と同じです。
下記いずれかの条件に合致した台を推定高設定と仮定してサンプルから除外
① 初当たり合算が1/200より優秀
② REG初当たりが1/450より優秀 かつ
REGからのST突入率50%以上
③ ST初当たり確率が1/430より優秀
※いずれも設定1・設定2では発生しづらい条件です
そして今回検証対象となる低設定中心のサンプルデータの詳細がこちら。
通常時総回転……574万7359G
初当たり合算……1/345.7
REG初当たり……1/710.3
ST初当たり……1/810.3
ST突入時の平均獲得……624.1枚
推定機械割……98.17%
※回転数・出現率はいずれもST中・引き戻しゾーン中は含まない
※ST突入時の平均獲得枚数は初当たりボーナス分も含む
※ボーナス・ST・引き戻しゾーン中の平均純増を2.5枚/Gと仮定し、スランプグラフから読み取った正確な差枚を元に推定機械割を算出
※初当たり確率はデータカウンタ上のゲーム数からボーナス準備中平均7G分を引いて算出
各初当たり確率はいずれも設定1~設定2の間の数値。推定機械割は98.17%と、概ねメーカー発表値通りになりました。
技術介入ミスで機械割がかなり下がる点も考慮すると、やはりメーカー発表値=フル攻略とは考えづらい結果と言えます。
ちなみに推定高設定を除外する前の全サンプルでは機械割約99%となっており、他の新台と比べてかなり甘めの数値になっています。
【8/25更新】えなこ激アマ説の真相は?
「ホールデータ」「机上計算」2つの側面から考察しましたが、8/25追加分も踏まえれば、技術介入成功率100%ならメーカー発表値より甘くなるという結論でほぼ間違いなさそうです。
少なくとも僕はその前提で天井狙いもしていくつもりですし、実際かなり浅めから狙っています。
今回検証に使った実戦値で天井狙いの考察noteも書くので、気になる方はぜひ僕のnote・Twitterなどフォローしておいてください!
天井狙いの考察note更新しました!
ハイパーブラックジャックの全解析はこちらのnoteにまとめています。天井狙い・設定狙い全対応!実戦値をもとにした狙い目も載せてます。