『明日のナージャ』は不名誉な扱い受けたのか?考えよう!
さて今はコロナ禍で東映の新作は『映画プリキュアミラクルリープ みんなと不思議な一日』と『魔女見習いを探して』ですね。
どれみシリーズとプリキュアシリーズをブリッジしたのが『明日のナージャ』ですね。
この作品は地味に愛されており僕の友達の映画ブロガーで宇多丸さんのラジオの常連リスナーの三角締めさん事カミヤマさんの知り合いの映画ファンが好きだと聞きましたしOPとEDが細田守名義初であると言う事が重要でこのEDに明らかにオマージュ捧げてるのが『映画ハートキャッチプリキュア 花の都でファッションショーですか!?』で最年少で東映の監督になりBONDSで数々のMV手掛ける松本理恵が同じくBONDSの『血界戦線』のEDであろう。
そこまでして波及力が高いのに何で受けなかったのか?
はたまた何で上手くいかなかったのか
興行面とは別に感じたことがあるんですね
それは『明日のナージャ』がコケた理由はクリシェ所謂紋切り型よくあるものになり過ぎなんですね。
放送前は五十嵐卓哉と細田守のコンビが凄い作品作るか!?って盛り上がってたんですね。
でも.......ね........『明日のナージャ』って辛い点が多いんですね。
日本は庶民を描くのはうまいが貴族は描けないってのがモロに出ててダンスするシーンが楽しくないってのが典型で辛いんですね。
ベルナルド・ベルトルッチの映画みたいに祝祭感が無いんですね。
こういう『1900年』みたいな壮大感がない
かといってマイケル・チミノ監督の『天国の門』みたいなこのような壮大な失敗感もないしそれはそれでブラッシュアップした作品はあるかと言えばあるんですね。
『ゴールデンカムイ』
まぁやってることは『明日のナージャ』と変わんないのよ
1900年代が舞台
・お父さんのルーツ探し
・お宝掘り当てる
・旅を通じる少女の成長と恋
大まかに言うとこうだね。
要は話にワクワクしないしサーカスでも『ゴールデンカムイ』であるようにスパイの話混ぜればいいのにね!
何で双子の兄弟の恋のさや当てにナージャが悩むんだよ!って突っ込みもあったでしょうね?
まぁ当時の恋愛映画のトレンドみたいな売り方されたのがあって一つはマイケル・ベイ監督の『パールハーバー』とマーティン・スコセッシ監督の『ギャング・オブ・ニューヨーク』そういう男二人に女の子一人みたいなドリームズ・カム・トゥルーみたいな感じ?そういうのがまだ神話としてあったのね。
もっとナージャの真髄さ出せば子供の共感受けたのに!
そうそう『明日のナージャ』って絵は美しいけどナージャにあんまり感情移入出来ないってのも『パールハーバー』のヒロインや『ギャング・オブ・ニューヨーク』のディカプリオと一緒なんだな。
……ってかこの『明日のナージャ』『パールハーバー』『ギャング・オブ・ニューヨーク』一緒なんだな……ってか今気が付いた。
だから不名誉なんだな
『明日のナージャ』って子供向けとは言えノブレス・オブリージュの概念教え込むの素晴らしいことだとは思うんだけどナージャはわらしべ長者で男からモテモテの大地主の御落札ってそれで悪役のローズマリーがみなしごの庶民の出........なんかいやこの対比........
そりゃコケるよね……
と言う訳で許してください!