2023年にアイドルマスターSideMに再会して再度笑むことができた新米Pの備忘録
2023年。私にとって苦痛な出来事が多く、精神的ストレスが四方八方から多大に降りかかり、心身ともに結構ヤバい日々を送っていた。(マイルドな表現)
2024年。現在、そんな状態から抜け出せた理由(ワケ)がある。
それは、アイドルマスターSideMに再会したから。
再会して再度笑むに至った経緯と、その後楽しくオタクをしている様子を315な思い出として書き残しておきたかったため、備忘録として綴っていく。
事の始まり
実はSideMがサービスを開始した2014年に、少しだけ遊んでいた。
何故少しだけだったかというと、その時点では単純にすごく好きだと思えるアイドルに出会うことができなかったため、長続きしなかった。
それから9年経った2023年、私がSideMに再会するきっかけとなった導線が、THE FIRST SLAM DUNKである。
スラダンは毛の生えた程度の知識しかなかったものの、純粋に面白そうだから観てみたいという思いと、その当時の鬱々とした気持ちを晴らしたいというのもあり、気分転換のために観に行った。
三井寿。かっこいい。
それから初見を含めて合計3回は観に行き、やはり三井寿ってかっこいいな…と鑑賞毎につい目で追ってしまうくらい好きな登場人物になった。
この好きな登場人物になった三井寿こそが事の始まり。
イケメン陰陽師、現る
おおよそ10年程前までは声優さんが大好きだったため、色んな方を幅広く知ってはいるものの、最近活躍されている若手の声優さんについては、声優さんから離れてしまったこともあり知らない方ばかり。
私が声優さんのお名前を知るきっかけが、ここ数年だとグランブルーファンタジーが主である。
グラブルとSideMが8年程前にコラボを果たした際に、天道輝も出演したことから仲村宗悟さんを知ったので、宮城リョータ役でお名前を見た時は、おぉっ!輝じゃん!となった。
ドラスタの3人とピエールのCVはグラブルで初めて知って、こういう声なんだ〜!と思ったのを覚えている。
しかし、三井寿を演じられた笠間淳さんは2023年時点ではグラブルに出ておらず、ザファで初めてお名前を知った方。
離れてからは意図的に声優さんについてあまり調べないようにしていたのに、お芝居と声の良さ故に気になって仕方なくなってしまい、我慢ならず結局検索をした。
すると、出演情報の中に久方振りにアイドルマスターSideMの文字を見つける。
思わぬところで再会を果たし、少しだけ遊んでたからもしかしたら分かるかも?と役名を凝視する。
ん…???葛之葉雨彦………?????
遊んでいた当時の記憶を必死に振り絞ったが、どういったアイドルだったか一滴も滲み出てこない。
それもそのはず、私が遊ぶのをやめてしまった後に雨彦を含めたLegendersのメンバー3人がデビューしたのだ。
葛之葉雨彦とはどんなアイドルなんだろう。
ご尊顔を拝見すべく調べてみる。
陰陽師だった。
突然のイケメン陰陽師アイドルの登場に、もはや好奇心に打ち勝つことができず、立て続けに調べる。
葛之葉雨彦のことが一刻も早く知りたい。
元清掃員(意味深)だった。
こう言っては語弊があるかもしれないが、彼のことを何も知らない当初の私からすると、正直なところ面白すぎるしインパクトがデカすぎた。
しかもなんだその私服の胸元ガバガバドスケベインナーは??????????
事の始まり記念ポスト。雨彦にトキめいてる。
イケメン陰陽師ゴーストバスター系アイドル葛之葉雨彦の存在をきっかけに、SideMをもう一度遊んでみよう!と思い至り、今度はゲーム情報を調べ始める。
全部サ終してた…。
笠間さんや雨彦について調べ始めたのが2023年の8月に入ってからだったため、2023年の7月末までの運営だったサイスタと入れ違いの形になってしまっていた。
少しだけ遊んでいたモバエムの方は2023年の1月にサ終してしまっている。
エムステに至っては存在を全く知らない内に既にサ終してしまっていた。
SideMのゲームってもう何もないんだ。
残念だなぁ…。
と、落胆したものの。
好奇心が潰えることはなかった。
まずはYouTubeでSideMと検索すると、サイスタ3Dライブとやらがヒットする。サムネイルに雨彦が載っていたものを選んで見てみた。
3Dのクオリティが高すぎることにまず驚く。
三井寿から入ったせいか、方向性がまるで違う雨彦のセクシーな声色の歌唱に腰を抜かした。ドスケベなのはインナーだけではなかった。
それに陰陽師風の格好をして歌って踊っているにも関わらず、面白いどころかめちゃくちゃかっこいい。レッツゴー!陰陽師ではなかった。
しかも曲が好みで、他のSideMの曲も色々と聴いてみたくなり、いざNEXT STAGEへ。
こうして葛之葉雨彦は、私が315プロダクションへ再び入社するための足掛かりを果たしてくれた存在となる。
輝きに向き合って
YouTubeとニコニコ動画を駆使しながらSideMの曲を次から次へと聴いていく日々が始まる。
雨彦によって再び足を踏み入れたため、まずは彼の所属ユニットであるLegendersの曲を筆頭に聴いていくことにした。
よ、良すぎる…。
Eclipse of the Heartがあまりにも自分の好きな曲調であり、ワンコーラスの試聴だけでは全然聴き足りなさすぎて、YouTubeのTopicで上がっているフルを聴く。
フルで聴いたらさらに良すぎて大好きな曲になり、SideMの曲の中で1番最初に歌詞を暗記した。
初めて聴いてから1年近く経とうとしているが、未だによく聴くプレイリストにTime Before Timeと共に常駐している。
こちらに同時収録されている雨彦のソロ、Radiance of Heartがイケメン陰陽師を体現したかのようなイントロで思わずほくそ笑んでしまった。除霊待ったなし。(そんな曲ではない)
雨彦に限らずクリスや想楽くんもそうだし、他のアイドルみんなの内側を表現した曲作りが絶妙だと感じる。
Legendersの曲の試聴を粗方終えたところで、次に聞いてみたいユニットに悩む。
何せ魅力的なユニットが多すぎる。
そこで、今度はニコニコ動画で検索してヒットしたSideMのユニット曲がメドレーになっている動画を垂れ流してみることにした。
揺れる葉のように
たぶん初めて流したメドレーがこちらだったはず。
不思議なくらい好みの曲ばかりの中、とある1つの曲に心を鷲掴みにされる。
FRAMEのSwing Your Leavesである。
SideMの曲は曲調ばかりが良くて好みな訳ではなく、歌詞も秀逸なので全部引っくるめて良い。
明るくて前向きで、それでいて押し付けがましくない優しさや愛に満ち溢れており、難しい言葉の言い回しがないため、それらがドストレートに心に響く曲がたくさんある。
そんな曲たちの中でSwing Your Leavesは代表的な曲の1つなんじゃないかと個人的に思っている。
このFRAMEというユニットにどういったコンセプトが根底にあるか想像できる、好きな歌詞の一部を抜粋する。
初めて聴いた当時の感想ポスト。涙してる。
揺れる葉のように、が全てを物語っていると感じていて、このフレーズがあるとないとでは受け取る意味が大きく変わってしまう。
彼らの言う君の世界の一部になりたいんだ、というフレーズの中身としては、君の世界のど真ん中にいたいんだ!俺のことを常に見ていてくれよな!的な身勝手で自惚れたものではなくて。
君のことをいつも近くで見守って想っていたい。俺がいることが君にとって自然なことになりたい。というささやかであたたかな願いなんだと解釈している。
例えば外出して街中などを歩いているとき、はたまた車の運転をしているとき。
植物はありふれた風景の一部であり、よっぽどのことがない限り気に留めることはないと思う。
FRAMEは、その風景の中の植物、風にそよいで揺れる葉のような存在でいいと言ってくれているのか…?
ありふれている風景の一部だからこそ、いつも君の傍にいて見守って想っている。
それが君にとって当たり前だと思えるくらい、自然なことになれたならいいということを言ってくれているのか…?
そう考えたら聴きながら涙が止まらなくなったことをよく覚えている。
何て謙虚で、優しいんだろう。
この曲でFRAMEに惹かれ、次はFRAMEの曲を聴いていくことにした。
繋ぐ手はお守り代わりのブレス
心身共にボロボロの窮地にいた私の背中を何度も何度もさすってくれた曲に出会う。
救済ソングとして名高いスリーブレスである。
FRAMEの優しい歌声と木漏れ日のような歌詞が相俟って、当時の自分に一番効いた。
曲を聴いて感極まり涙がポロッと出る、というレベルではなく、声が漏れるくらい号泣するということを初めて経験する。
“守ってみせるから”というフレーズがつくづくFRAMEだな〜と思う。
もしこれが“守ってあげるから”というフレーズだと途端に上からの印象を受けるし、違和感が出てくる。
その後の“幸せになれ!”というフレーズだけを見ると少し言葉が強いように感じるが、前文に守ってみせるから、とあると、FRAMEから聞き手への柔っこいのに力強いエールなんだなと受け取れる。
FRAMEはトッポみたいに最後まで優しさがたっぷりなのだ。すげぇよな。
一時期、仕事終わりの車の中でスリーブレスを流すことを今日1日頑張った自分への褒美とし、運転しながらボロボロに泣いてスッキリするという、今思えば危険なデトックスのルーティーンが存在していた。
良い子は真似しないでください。
でも、それくらいこの曲に支えられていた。
さながら私はムジュラの仮面でいう月で、落ちたらアカンところに落ちそうになっていたところを、FRAMEという3人の巨人が押し上げてくれたおかげで事なきを得たのだ。
本当にありがとう。
雨彦に続き、FRAMEというユニット(特に筋肉が素敵な信玄さん)は自分の中で大切な存在となる。
8th LIVE
その後も曲を聴くのだけではなく、声優さんによるライブのダイジェスト映像を上がっている分を全部見たり、アイマスポータルに登録してアーカイブを読んだり。
有志の方によるSideMのwikiでアーカイブに残されていない部分を読んだり、YouTubeのTopicで聴くのが手間に思えてきてサブスクを始めたりと、自分のできる範囲でSideMを掘り下げていった。
グッズもちょこちょこ買い始めるようになり、職場にこっそり持って行って癒されていた。何なら現在進行形で持って行っている。
そんな日々を2ヶ月ほど送り、徐々に心が軽くなっていくのを実感できるようになる。
精神的ストレスの原因たちに対して思い悩むことよりも、SideMに使う時間が増えに増えて夢中になっていたのもあるが、FRAMEに限らず他のユニットやソロなどの曲たちにたくさん励まされて、気持ちを前向きに持っていけたのが一番大きい。
そして来る2023年 10月28日、29日。
SideMの記念すべき8th LIVEが行われる。
ここまで自分なりにSideMに触れてきて、ある思いに至った。
SideMのライブが観てみたい。
声優さんからしばらく離れていた私にとって、SideMのライブというものは、すなわち久々に触れる声優さんのコンテンツでもあった。
10月時点では、声優さんのお名前もお顔も覚えきれておらず、どなたがどの役を演じているのかも殆ど結びつかない状態。
衣装と声で、もしかしてあのアイドルかも?と想像する程度の知識しかない。
それでも観てみたかった。
ダイジェストで見た声優さんたちのパフォーマンスが、とても素敵でキラキラしていて、笑顔が眩しくて惹き込まれたから。
地方民ということと、ライブというもの自体に参加したことがないのもあり、いきなり現地に行く勇気や気力がこの時はなかったため、今回は両日とも配信で観ることにした。
ああ、これは。
観た人がみんないいって言うよね………。
一つ一つ好きな点を上げていったらキリがないため割愛するが、中でもCafé ParadeのPresent For You!!!!! ~A day in the cafe~の演出があまりにも素晴らしくて大好きだった。
ステージ上に突如として生えた喫茶店に、あらゆる幸福が濃縮されていた光景に涙を禁じ得ない。
そこへ続々と来店された声優さんたちが、それぞれご自身が演じているアイドルの黙劇をしていたのもあり、もうそこにはハッキリと315プロダクションのアイドル達が居た。
それともう一つ大好きだったのが、ステージに乱入してきた黒ずくめの不審者たちを歌唱と殺陣をしながら撃退するTHE虎牙道のパフォーマンス。
完全にヒーローショーで、もはやこの時だけはライブを観ているというよりかは、童心に帰って仮面ライダーや戦隊シリーズを見るちびっ子同然のようにTHE虎牙道の応援をしていた、というのが観ていた時の私を表す一文として正しいように思う。
当時の感想ポスト。本当に楽しすぎた。
この8th LIVEを観ていた時点での私の担当は、ユニットとしてはFRAMEで、個人としては雨彦と信玄さんだった。
だがしかし、8th LIVEを観終えたその1ヶ月後、担当が変わるという思いもよらない事態が起こる。
24歳185cm80kgのムチムチ大型犬
事態のきっかけは、ANICLOSET.さんによるSideMのWinter Bearsというグッズを販売しますよ〜のご案内ポストだった。
かわいい格好をした雨彦がいるじゃん!と、すぐさま拡大して確認したその瞬間。
一番左側にいる、ガタイが良くて髪がふわふわで優しげな顔立ちをしていて健康的な肌の色をしたかわいい子に一目で目を奪われる。ごめん雨彦。
ただこの時はFRAMEとLegenders以外のユニットにはまだ疎くて、一瞬誰だか分からなかった。
ユニット名とアイドルのお名前を見て驚愕する。
THE虎牙道の円城寺道流である。
ほぇ?????????
驚愕のあまり年甲斐もなく木之本桜に成り果てた。
アイマスポータルで見れるアイドル紹介にて掲載されている、厳つくてオラついてそうな熱血アニキみたいな道流(初見で感じた正直な第一印象)の宣材写真しかちゃんと見たことがなかった私にとって、くまさんモチーフのふわもこな衣装を着て、いつも着けているヘアーバンドがない髪が降りた状態の彼のかわいらしい姿はまさに青天の霹靂だった。
元々筋肉が好きで、SideMに筋肉が素晴らしいアイドルが複数人いて、その中に道流も含まれていることは分かってはいたが、筋肉に関しては信玄さんにしばらくのめり込んでいたため周りが見えていなかった。
気付いてしまったらもうだめだった。
あまりにもかわいすぎる。
円城寺道流のことが一刻も早く知りたい。(デジャヴ)
この日を境に、道流に関するアーカイブやら雑誌やらwikiやらをとにかく読み漁り始めた。
まずはモバエムからサイスタまでの道流の姿が収められているカードたちを調べて見てみる。
一番のお気に入りは、サイスタの寄り添う茜色だ。
チェンジ前の道流は、この時だけ身長が2mに伸びたプロデューサーにかわいらしい上目遣いをしながら温泉卵を恵んでくれる。
チェンジ後の道流は、和装に身を包み、片耳に髪をかけ、大人の色気を纏いながら紅葉が舞う中で微笑み佇む姿が、息を呑む程美しい。
筋肉好きとしてはモバエムの【胸躍らせる】円城寺 道流SR+も外すことはできない。
80kgの中身は大半ムチムチな筋肉の重みなのだということをこれみよがしに見せつけてくれる。まるで自分の脳味噌から直接アウトプットでもしたかのような一枚だ。
同イベントで登場した信玄さんの筋肉も素晴らしく、道流と信玄さんが同画面に収まっているとミチミチのギュウギュウで、びっくりするほどの絶景が誕生する。
まだまだ全部は読み切れてはいないが、現時点で好きなアーカイブはHEAT UP SUMMER LIVEと踊り子、好きな雑誌は胸元に揺れる贈り物と癒しのデートプランだ。
特に後者の雑誌については、SideMを3ヶ月間純粋に楽しんでいた私をいとも簡単にぐにゃぐにゃに捻じ曲げた。捻じ曲げられてどうなったかというと、P道に目覚めた。wikiで師匠ことプロデューサーに対する信頼度MAX台詞等も読み、道流は一体どういうつもりでこんなことを…?と考え出したら止まらなくなる。
以下、少しだけ台詞を抜粋。
アイドルとラーメン屋という二足の草鞋を履きながらも尚、わざわざプロデューサーのために最低でも取得に3年はかかる鍼灸師の資格を取ろうとしてる…?
えっ………?何だって………?
DIYでログハウスを贈られたりしたらって何????
その前置きをしてからの
師匠!こっちッスよ!早く早く!は……
もう、だめだろ………………
プロデューサーと接するときだけ…何て言ったらいいんだろう、こう…いつもとは言わないが、湿度感が高くないか?
言うなれば、温厚で聡明で、自分が認めた相手にはとことん献身的で愛情深くもある大型犬のような一面があるんだな…
いや、でも犬はこんなにしっとりはしてないよな…カラッとしてるよな…
でもやっぱり、対プロデューサーの時だけ年相応で等身大の姿を時々見せてくれるあたり、大型犬に思えるところはある…
どういうつもりなんだ、道流………(迷宮入り)
そんな日々を送ること数日。
師匠になった。
このポストをした時点だと雨彦と信玄さんのPでもあると書いているが、現時点での個人の担当は道流ただ1人だけであり、ユニットの担当もTHE虎牙道だけである。
道流だけでなくTHE虎牙道の担当にもなった理由(ワケ)は、道流を知るためにアーカイブやら何やらを読んだり見たりしていると同ユニットであるタケルや漣の登場も必然的に多く、道流と共に触れているうちに2人のこともとても好きになったため。
雨彦と信玄さん及びFRAMEの担当からは外れたが、前述したように彼らが大切な存在であることに依然変わりはない。
そもそも彼らがいなければ、今こうして持ち直して長文になるほどの思い出をしたためている私はここにはいない。
そんなこんなで、2023年は個人的にしんどいことがいっぱいあったけど、SideMとの再会によりこの一年を笑って終えることができた。
そういえば、ミッチーと呼ばれる三井寿がきっかけで再会したSideMで、ミッチーに近い名前の道流の担当として最終的に落ち着くとは思わなかった。みっちーる。
765プロではらぁめん好きの四条さんのファンだし、何か運命的な力が働いて道流へと導かれたのかもしれない。面妖ならぬ麺妖。
師匠として
道流をプロデュースしたい。
彼を個人の担当として決めてから、そんな思いが日に日に増していた。
モバエムを少しだけ遊んではいたが、道流には出会うことなくやめてしまったため、師匠になったとは言うものの、その実、道流をプロデュースした経験は悔しながら一度もない。
その上、道流だけでなく315プロダクションのアイドルたちをプロデュースするという、所謂プロデューサーとして活動できるゲームが現状何もない。
師匠として、道流に何もできることがない…。
なんて、少しセンチメンタルな気持ちを含んだ波が心の中で寄せては返すことが少しずつ増えていた。
そんな思いを抱えながら、来る2024年 2月10日、2月11日。
315プロダクションのアイドルたちが俳優として総出演する、和風ファンタジー映画 天地四心伝が上映される。
こちらも8th LIVE同様、配信で両日共に鑑賞。
道流は24歳にして、歴代最強の鬼人族の族長であり、三児の父親でもある紫耀英という役を演じた。
上映後のアフターストーリーにて、紫耀英の息子である紅蓮役の雨彦と蒼生役の次郎ちゃんが、道流のことを“父上”と揶揄う姿(かわいい)と、それを受けて恥じらう道流の姿(かわいい)が見れる。
ありがとうございます。
タケルは、おそらく彼が今まで演じてきた役の中で史上最低最悪レベルの下衆台詞を吐く燐という役を見事に演じきる。
漣は、敬語が不得意で戦闘狂という、さも当て書きでもされたかのような火卯我という役を演じていた。
ただ、ここでは天地四心伝に関する感想は割愛し、寧ろ映画には一切関係ないところで歓喜したことについて書きたいと思う。
SideMは、ライブや映画などのイベントが行われる際に、出演するアイドルたちの中から好きなアイドルを選んで、プロデューサーから差し入れやメッセージを贈ることができ、その贈ったアイドルからお礼のメッセージが貰えるという企画が実施される。
そういえば8th LIVEの時はこの企画を利用するの、忘れてたな…ぐらいの気持ちで、今回初めて道流にメッセージと差し入れを贈ってみた。
この時に道流がくれたお礼のメッセージが飛び上がるほど嬉しかった。
道流に“⚪︎⚪︎師匠”と初めて名指しで呼んでもらえたこと。
ゲームがないから、こういう風に呼んでもらえることはもうないだろうな…と半ば諦めていたことが文頭でいきなり行なわれて思わず二度見した。
そして、こうして名指しで呼んでくれたことで、他の師匠の誰でもない“私が師匠として道流に何かをする”ということを実現できたと実感させてもらえたこと。
プロデュースとはまた違った形だったけど、差し入れ企画のおかげで私の心は限りない喜びで満ちていた。道流がくれたお礼のメッセージは、すぐさまスクショして今でもふとしたときに見返してはニヤケている。
差し入れ企画は、今現在ゲームがない状態で315プロに入社した新米Pが、Pとして担当に触れられる唯一の機会なのかもしれない。
なので、差し入れ企画もしくはPとして担当に何かをできる企画が今後も増えていけば嬉しいな、と思っている。
BELIEVER'S MATCH
SideMは、2023年 7月9日を皮切りに新たな形で展開するライブを順次行っている。
新たな形とは何か?
それは、アイドルを演じる声優さんたちが舞台に上がるライブとは違い、アイドル自らが直接舞台に上がりパフォーマンスを披露するという、所謂3Dモデルを採用してのライブである。
それがF@NTASTIC COMBINATION LIVEだ。
3Dモデルのライブの良さというのは、私と同じ騎空士の方なら多分理解してくれるんじゃないかとは思うが、毎年開催される年末のグラフェスのキャラクターライブで分からされている。
目の前に立体として存在して、歌って喋って動くのだ。
この実在性で、THE虎牙道が見たい。
そして来る2024年 4月13日、14日。
遂にその夢が叶う日が訪れる。
出演ユニットは、Beitと神速一魂、WとTHE虎牙道の4ユニットである。
今回も8th LIVEや天地四心伝と同様に配信で両日共に鑑賞。
今回出演するアイドルたちによる、ライブが開催される日までのカウントダウンをXで行っていた時にも感動したのだが、前2公演と比べると明らかに3Dモデルのクオリティが進化している。
専門的なことまでは分からないが、素人目線で見てみて、影の付け方や物理演算等のクオリティアップが顕著に見られるように思う。
道流がぬるぬる動いて喋っている…(号泣)
あ〜♡(語彙が喪失するアンタ下僕師匠)
より良いものを届けようと努力されている作り手の方々に感謝と敬意を表すると共に、クオリティアップした状態で2周目も是非お願い致します。何なら315周やろう。
急に強欲にならざるを得ず、そう願うくらい素晴らしかった。
3Dモデルのライブで何が一番大事かって、それはもうその名の通り3Dモデルのモデリングだと思っている。
この3Dモデルが元のキャラクターデザインとボタンを掛け違えているようなモデリングであれば、それはもうただのそっくりさんか何かにしか思えない。
ここで土台がしっかり作り上げられていないと、声優さんやモーションアクターさんが肉付けをしてくれたとしても、より違和感が生まれ、一気にシラけてしまう。
そういった前置きを踏まえて、
315 Production presents
F@NTASTIC COMBINATION LIVE
~HEARTMAKER!!!!~では、
出演していた全てのアイドルが舞台の上で実在して生きていたと言える。
3Dモデルがちゃんと知ってるアイドル達だった。
何かちょっと君、顔 違くない?とか、体型そんなんだったっけ?とか、そういう違和感は一切ない、完璧な土台。
それに加えて、いつもの安定した声優さんのお芝居。
さらに、声優さんのお芝居に合わせて違和感が生まれないよう仕草をお芝居したり、ライブパフォーマンスをする、モーションアクターさんの技術とそれぞれのアイドルへの理解。
特にみのりさんのアイドルオタクの血が暴走している時、舞台の端から端まで使ってそんな演劇風に表現するんだ!と満面の笑みになりながら画面の前で拍手する手が止まらなかった。
MCの脚本は、ファンとの信頼関係がなくては成し得ない内容が所々あり、ファンコンはまだ始まってから間もないが、SideMというコンテンツでファンと10年間築いてきたものがあるんだな…と新米Pは感動した。
お当番ユニット間での交換曲やコラボ曲はどれも至高のものだった。
Beitと神速一魂のコラボ曲。熱くて温かな祈り。
WとTHE虎牙道のコラボ曲。火花バチバチ。
Wとの交換曲で、THE虎牙道に“隣り合えるミラクル”と歌わせてくれたW及びYELL OF DELIGHTに、THE虎牙道のファンコンストーリー周辺を呼んだ私はただひたすら心の底から大感謝した。
ただこれが辛いことに、CD発売まで何とまだ2か月もある。そんな殺生な。
公演からもう2ヵ月程待ったので今すぐ発売しませんか?(無茶)
AR導入というサプライズにより、配信の視聴でも立体感が増し、より実在性が高まった。
アーカイブの視聴期間が長かったのが本当にありがたく、しばらく仕事の休憩中のお供として大活躍をしてくれた。
これ、現地で見てたら相当ヤバかっただろうな…。
もしこの先ファンコン2周目が決まってTHE虎牙道が出演する際は、是非現地に行きたいと思う。
肉眼で見たすぎる。
夢が叶ったと思ったら即新しい夢ができた。
今年の冬に開催される第四弾のファンコンは、どのユニットが出るんだろう?
全ユニットを視聴するのは金銭的に厳しいため、THE虎牙道が出る時だけにしよう!と決めていて、ブレインパワーとコネクタイムは観ずにいた。
しかし、この決意は見事に打ち砕かれてしまった。
特にFRAMEとなれば、配信チケットが発売開始されたその日に両日共に買ってお当番を担当する公演の当日に観ていることだろう。
それくらい3Dモデルのライブとしての完成度が高かった。スタンディングオベーション。ブラボー。
新しい試みでライブを開催してくれてありがとう。
本当に観れて良かった。
これからも、色々なことに挑戦をして315を更新し続けていく彼らをずっとずっと応援していきたい。
9th LIVE
2024年 5月24日。
たまたま仕事が休みだった私は、近所のゲームセンターへ向かっていた。目的はただ一つ。
ちびぐるみ虎牙道が欲しい。
クレーンゲーム下手くそ芸人の私は、余程欲しい物が景品として出ないと恐ろしくてクレーンゲームなど気軽にできない。
過去に、何の成果も得られず一万円程溶かしてしまい血の涙が滴るような思いをしたこともある。
そんな思いを経験していながらも、どうしてもちびぐるみ虎牙道が欲しかった。
かわいすぎるからというのは勿論ではあるが、もう一つ大きな理由(ワケ)がある。
一緒に9th LIVEに行きたい。
自分でも未だに信じられないが、1回目のアソビストアプレミアム会員先行の時にチケットの抽選を申し込んで、運良く当選していた。
ぼっち参戦にはなるのだが、一人行動は好きなのでその点は問題はない。
ただ単に、ちびぐるみ虎牙道を連れて9th LIVEや色々なところにお出掛けがしてみたかった。
クレーンゲームの結果はというと、道流だけ取れた。
クレーンゲーム下手くそ芸人の私は、道流だけで結構な金額を溶かしてしまい、タケルと漣は断腸の思いで諦めざるを得なかった。
何の成果も得られなかった鉄の味がする記憶を思うと、道流が取れただけでも万々歳だと自分で自分を讃え、ゲームセンターを後にした。
ちなみに特典のクリアファイルは全種コンプリートした。
そして、来たる2024年 7月13日、14日。
記念すべきSideM 9th LIVEが行われる。
去年8th LIVEを配信で観た時に芽生えた、“今度は現地に行って観たい”という夢を、自分の足で叶えに行く。
私が参加するのは7月13日のみになるのだが、何の奇跡が起きたのか、この日は私が担当を渡り歩いてきたLegenders (雨彦)、FRAME、THE虎牙道の3ユニットが出演する。
蛇足ではあるが、偶然にも私の誕生日でもある。
将来しわくちゃのババアになっても、この日のことだけはきっと覚えていられそうだ。
忘れていたらボケ始めているという判断基準にしてくれと身内に頼もうかな。
2023年の私が2024年の私を見たらびっくりするだろうな。
あれだけ俯いて塞ぎ込んでいたと思いきや、今はキラキラしたものに足元を照らされて、自分なりに前へ進んでいる。
魔法のような言葉をたくさんくれた315プロダクションのみんなに、この夏、ちびぐるみ道流と一緒に会いに行ってきます。
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