FUJIROCK2022 記録

7月29日から31日まで開催。

木曜日(前夜祭)


今年は前日の28日が東京で会議のため
越後湯沢着が18時過ぎ。
バスはガラガラで並ばずに座れた。
19時30には前夜祭会場に到着。
凄い人。
荷物を持ったままですでに疲労困憊でした。
「無理はしない!」というのがここ数年のテーマでしたが、
前夜祭には「おとぼけビ~バ~」が出るということで
レッドマーキーに駆け付けました。
何度か観てますけど、あんなに会場を置いてけぼりにしたライブは久しぶりです。
ぽか~んとしてる周りの人たち。
なに?やばくね?って感じと、
意味わかんね?って感じが混ざる感じ。
パッとかわいいガールズバンド?って感じですけど、
全然違いますから。

痛快!にかっ飛ばしてくれましたね。
初日の苗場食堂にも出演しましたが、
こちらもぶっ飛んでました。
はい!最高!!!!
へとへとで宿へ。
いつもお世話になってます。
が、静かです。
去年も人がいなかったけど、
今年も宿は苦戦してましたね。

記念写真ありました。
花房さんの熱い言葉にジ~ンときましたね。
子どもや孫たちにこの光景を渡さないといけません。
「今」も「未来」も大事にしたい。
長い流れの中の一部分であるという意識を持つこと。
個であり全である。
歴史の一部分でしかない自分が、
とても大事に思います。

初日(金曜日) 18,000人

すでに足にきてます。おとビ~のせいです。
初日はグリーンでの第一声を聴くというのが恒例ですので、
いつもの場所を基地としましたが、人少なっ!!!!
ゴミステーションにテントがついて後方からは観にくいですが、
場所はいくらでもあります。
※喫煙場所が減ったので後方は喫煙者がプカプカしてます。
減らすからこうなるのはわかってますから、
増やしたほうがいいかな。
モンゴルのメタルバンド「THE HU」を聴きながら、
さっそくヘブンへ移動。
「踊ってばかりの国」へ。
ロックでサイケでダンスです。
ヘブンの空気ともマッチして気持ちよい。
初日の午前の時間帯にとても熱い演奏でした。

森へ移動して昼ご飯。
そこに「ドーピングパンダ」が聴こえてくる。
あ~懐かしいな。変わってないな。
いや、すごく厚くなってるな。
ホワイトの音はとにかくいいのですけど、
とてもいい演奏でしたね。
そのまま「THE NOVEMBERS」
初めてでしたが、厚みのある演奏と
エモーショナルなボーカル。
問答無用に乗せます。
黒の衣装が暑そうでした。

疲れと酔いがまわってきたので、
グリーン後方でお昼寝(爆睡)。
YOASOBIの代打の「クラムボン」
あ~最高!
トシロウもちらっと出てきて
「クラムボンのいるフジロックが好きです」と一言。
同感ですね。
セトリもよく
代打?いやいや気合い十分で完璧でした。
毎年出ればいいのに。

その後は、「D.A.N」をチラ見。
なんか雰囲気変わった。
方向性が変わったかな?

「HIATUS KAIYOTE」
自由でソウルフルで強い。
全然イメージ違った。
身体が勝手に動いちゃう。
気持ちいい~~~~~~。
演奏はもう言わなくていいね。
もうすごい。
近年は女性ボーカリストが豊作ですけど、
彼女も凄い。
なんか乗り移ってるよ。圧巻。

「VAMPIRE WEEKEND」
音響が~~~~~。
基本的にグリーンの音が小さかったんですけど、
そもそも機材の影響?で音が消える、雑音が入る。
もう最悪の序盤。
で、一時中断。
トラックが来てたから機材交換したのかな?
再開してからは圧巻でした。
繊細なボーカルも
きっちりとしたリズム隊も
ちゃんと聞こえて安心。
良かった。
トラブルに困り顔なのもキュートだし、
めっちゃロックしてました。
淡々としっかり演奏してくれた。
ラストがボブデュランのカバーってことで
なんか意味ありげでした。

その後は苗場食堂で「おとぼけビ~バ~」
大盛り上がりでしたね。
ただし、私の足はもう死んでます。

二日目(土曜日) 21,000人

すでに足がボロボロ。
もう体力がないですね。
ちょっと鍛えないといけないって痛感しました。
二日目は奥地に行くのでグリーンの「BLOODYWOOD」チラ見。
メタルです。好きです。
でもメタル出すなら、もっと出してほしいな。
でかい音で圧倒される機会をもっと増やしてほしいです。
けど、いまのシーンにはあってないのか・・・。
ってことで「石橋英子」さんへ。
フリップ芸か!とツッコミました。
見えないのよね・・・。
疲れもあって途中で森へ。
よく知っている「Fire EX.」を堪能。
相も変わらず熱い!
台湾のシーンはいいバンドもたくさんいるので
今後も注目したいですね。
おっと「オレンジレンジ」が待ってる。
音源はないけど、知ってる曲もあるしな~くらいで
休憩がてらに観てみました。
気合入ってましたね。
音が想像よりも厚くてよかったです。
グリーンの音量上がってるね。
みんなが知っている曲があるってのは強いですね。
トータス松本も鈴木雅之もそうですけど、
売れるって悪くないぞ。

そのまま昼寝しながら待ちました。
「折坂雄太」
この時間帯がtoconomaとDÉ DÉ MOUSEが被るという恐ろしさよ。
結果としてベストです。
声も演奏も素晴らしい。
彼の葛藤をそのまま演奏に乗せて
のびやかでかつ憂いのある声。
なのに解放感を感じる。
言葉が目に見えるよう。
POPではないが、美しい言葉を
どこか懐かしいメロディーに乗せて
丁寧に紡いでいく、みたいな
どこかで見たことあるような言葉でした表せないけど、
とてもよかったです。

スネイルメイルみたいな~
スカパラも~と思いながら、
でかいモニター前で配信を鑑賞して
早々に寄宿。
いや~もう限界。
FOALSもアルロもジャックもネイちゃんもコーネリアスも無理っす。

三日目(日曜日) 20,000人


足の痛みは、お風呂とストレッチと湿布で
なんとか歩けるくらいになった。
ゆっくり行こうかな~と思っていたけど、
「KROI」が待ってる。
こちらは初めて観ましたが、最高でした。
ブラックミュージックへのリスペクトが感じられます。
とにかくうねる。
自然と身体が揺れます。
もう!ゆっくり観たいのに!!
踊るしかな!!って感じです。
良かったです。

グリーンにもどって
「JAPANESE BREAKFAST」へ。
思ってた感じと違う。
キュートな感じでした。
バキバキな音になるかな~と思ってましたが・・・。
でもかわいいです。
グランベリーズのカバーは燃えました!

そしてレッドにて「Elephant Gym」
こりゃすごい。
こちらもかわいいんですけど、
音はすごい。
LITEと2マンとかやってくれないかな。
マスロックという流れではもう語れない、
台湾の最重要バンドですね。
また来てね~~。
KTのスマホが見つかりますように。
ちなみに会場でちらちら見かけてました。
声をかければよかったな。

グリーンに戻り「ルート17」
トータス、中納、UAと関西ボーカリストを迎えて、
というかUAオンステージでした。
あまり調子は良くなかったけど、
楽しそうで何よりです。
このころから雨が強くなります。
とはいえ雨宿りして逃れました。
結果一度も雨具は使わないという珍しい3日間でした。

「BLACK COUNTRY, NEW ROAD」を片耳で聴きながら、
(あーかなり心動きました。観たかったね)ヘブンへ。
角野さんのピアノに乗りながら「中村佳穂」待ち。
ここでどこまでやるか?注目でした。
相変わらず自由でした。
4人のコーラス部隊を中心に
歌を大事にしているとのことでしたが、
ま~どうですか?
もっとすごいでしょ?
まだまとまってない感じがしましたね。
ここはフジロックですから。

この後はモグアイにずっまよにハナレグミにHALSEYにMURAMASAに
DEDE×LITEとものすごいメンツでしたが、
眠気と足の痛みで断念。
でかいモニター前で配信見ながら夕食。
その後、寄宿して荷造りして帰宅に備えました。

総評

まずは体力!
根本的にダメだね。頑張ります。
会場は人も少なくて快適です。
タイミング的にごはん買う時に並ぶことはあっても、
トイレで並ぶことはほぼなかった。
去年も思いましたが、
あれくらいの人数でいいかもしれません。
経営的には知らんけど。
ゴミもほとんど落ちてないし、
自然に分別出来ている。
「一部」の守らない人がいますが、
そりゃそうです。どこでも同じ。

食べ物も飲み物も高いですね。
ハイネケン650円!!
ペットボトル250円!!!
物価高で~はわかりますけど、ちょっとね。
食べ物も、1000円近いし、量は少ないし・・・。
私はあまり食べないけど、若いときついよね。

でも、海外のアーティストを呼んでよ~~~~
今年は、新発見がない。
フジで、なんだこいつら!!!ってなることが多いのに、
まぁ予想通りって感じで
そういう意味では面白くなかった。
ブラブラしてたら、いい音に出会えたっていう経験が足りない。
「TOM MISCH」「BLACK COUNTRY, NEW ROAD」くらいでしたもの。
コロナ禍で苦戦したのでしょうけど、
来年に期待します。
とはいえ、すごいメンツでしたよ。
フジロックって「おまえ、ちゃんと音楽聴いてるか?」って詰問してくる感じだよね。
(2023の日程が出てなかったのがとても怖いです・・・)

ということで、おしまい。


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