子どものウソについて ~相談事例から~
ちょっと奈良へ行ってきました。
生涯2度目の奈良の大仏。
大人になってから見ると、感じ方も変わりましたね。
先生ちょっといいですか・・・
ここから始まる保護者との会話は緊張します。
何かクレームか?それとも大きな悩みか??
20年園長をしていても、緊張が無くなることはありません。
面談の時間を設定出来ていると、前もって準備が出来ます。
特に、心を落ち着かせて面談に臨めるので助かるのです。
なので、予約制にしたい。と思ったりしますが、
「話したい!!!」っていう気持ちは、突然生まれるものかもしれません。
今回はそんな事例から。
あの子はウソばっかり言うんです!
そう言って、お母さんは困り顔で相談が始まりました。
「手を洗ったの?」と聞いても、洗ってないのに洗ったと言う。
「歯磨きしたの?」と聞いても、歯磨きしてないのにやったと言う。
「片付けしたの?」と聞いても、片づけてないのにやったと言う。
「洗濯物だしてよ」と、・・・・・以下エンドレス
「どうしたら、ウソをつかなくなりますか?」と相談に来られました。
事実はどうかわかりませんが、子どもが成長してくると、
口が達者になるんですよね。
親の機嫌や態度を見ながら上手くはぐらしたり、また痛いところをツッコんできたりするわけです。
こんな小さな子どもに💢ッとさせられる何て・・・・。
なんだか悲しくなります。
ありのままを愛する
子育てのことは任せて!系
そんな時は、叱るのではなくて「あなたのすべてが大好きよ」と抱きしめてあげてください。
なんて言う人がいますが、無理です。
だってイラっとしてますから、こっちは。
そもそも、それが出来るなら、こんなことで相談してないんですよね。
しかし、小学校行く前にこの状態だと、
ちょっと大変そうですね。
対話出来るために
質問しない!
この一連の話は、もうお気づきかもしれませんが、
質問して、ウソを言われた!という怒りがあるように感じます。
ここでお母さんは、歯を磨いてほしいし、手を洗って欲しいしわけです。
なので、「手を洗いなさい」「歯を磨きなさい」という指示でOKです。
もしくは、「~して欲しいな」「~してくれる」という言い方でもOK。
シンプルイズベスト
回りくどい言い方はしない方がいいです。
特に、やって欲しいことや着脱、手洗い、うがい、整理整頓系は。
これらのことは、やってくれないと家事が回りませんので、
ストレートに言った方がお互い楽なような気がします。
それから、これらのことは遊びにしない方がいいです。
トレーニングと思うなら(例えば着替えや片付け)、時間を決めて
「よーいドン!」で親と一緒にやってみるとかでいいですけど、
基本的には楽しむ必要はありません。
え?なんでか?
だって、家事は基本的に楽しくないでしょ?楽しむことは出来ます。
現在、楽しんでやっているなら、子どもも楽しんでやりますから。
でも、やらないもん!
やらないなら、やらせないでいいかもね。
おそらく、出来るか出来ないか?で子どもと接していると、
家ではダラダラしたいんだ!と思う子どもは、反抗するだけだと思います。
まだ小さいんだから、大人が頑張りましょ。
いつか手伝ってくれますって。
だって、あなたの子どもだよ。
きっと優しい子に育つよ。
信じて待つ方が、吉!!!
ウソもイロイロ
今回の事例では、やって欲しいことはストレートに言った方が、お子さんは楽ですよって答えました。
後日、お母さんは「ストレートに言うようになって楽になった」と話してくれました。
子どものウソにはイロイロありますので、全てがこの対応と言うわけではありません。
また、いつか書きたいと思います。
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