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【言語聴覚士】国家試験対策・勉強法まとめ

言語聴覚士として活躍するためには、厚生労働省が定めている国家試験に合格する必要があります。国家試験試の合格を目指す上では、試験概要やスケジュールを把握して正しい対策をしていくことが欠かせません。

この記事では、言語聴覚士の国家試験の試験概要や勉強方法についてまとめました。1回で言語聴覚士の試験に合格するためにも、勉強前にぜひ目を通してみてください。

言語聴覚士 国家試験対策のスケジュールと勉強方法

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言語聴覚士の国家試験は、例年2月中旬に開催されており、合格のためには、試験から逆算してしっかりと勉強スケジュールを組むことが大切です。ここからは、私や仲間の実体験をもとに言語聴覚士の国家試験対策スケジュールを紹介します。
試験までは長い期間があるため、勉強が中だるみしてしまう可能性もあります。そのため、最初から詰め込むのではなく、春〜夏は対策ノートづくりを進め、9月ごろから過去問を解いていきましょう。

<4~6月>
試験までまだ時間がある春の時期は、今まで学校で学んだ科目の復習に時間を費やしました。授業で習った内容を国家試験対策用のノートにまとめ直し、いつでも復習できるように準備を整えながらおさらいを進めていきます。

<7~9月上旬>
過去問を解きながら問題に慣れていきました。過去問の内容や分からなかったところを重点的に復習し、国家試験対策用のノートの内容を補完していきます。この時期は過去問を完璧に解けるようにするというよりは、足りない知識を把握してノートの内容を完璧にすることを意識していました。

<9月下旬~11月>
実習や模試をこなしながら、対策ノートの内容を理解することに重点を置いて勉強していました。丸暗記ではなく、現場で学んだことを通してしっかりと理解することでより深い知識の定着を促します。その日の実習の内容に関連した過去問を解くようにすると、実体験と結びついてより暗記しやすくなります。

また、11月中旬より願書の受付が始まるため、期限に間に合うように願書請求・提出をしておいてください。なお、養成校在学中の方は、担当の先生に指導を受けながら、願書を作成し提出するようにしましょう。

<12月~2月の試験当日>
過去問を10年分繰り返し解き、完璧に答えられるように仕上げていきます。単に答えを覚えるのではなく、どうしてその答えになるかを人に説明できるレベルにまで理解を深めました。わからないところは放置せず、先生に聞いて苦手をなくすようにしましょう。

言語聴覚士の国家試験対策のポイントは、早くからノート作成などの準備を始めて、秋~冬の追い込み時期に必要となる情報をすべて用意できている状態にすることです。実習や模試が本格化する前に対策ノートの作成や苦手分野の洗い出しができていれば、あとは必要な部分だけ理解していけばいいのでとても楽でした!

言語聴覚士 国家試験対策の参考書を選ぶ際のポイント


言語聴覚士の国家試験対策に使用する参考書を選ぶときは、書店で何冊か立ち読みをして、最後まで勉強できそうと思える、自分にあった一冊を購入することがポイントです。

参考書はどれも試験の出題範囲をもとに作られているため、実はそこまで内容に差は生じません。参考書で勉強するときに大切なのは、1冊の参考書を最後まで勉強することです。

多くの参考書に手を付けると、どれも消化不良になってしまうためおすすめできません。過去問や実習のなかで足りないと感じたものは、付箋やノート作りで補完していけば大丈夫です。

その代わり過去問と問題集を購入して、多くの問題を解けるように準備することに時間をかけましょう。

言語聴覚士 国家試験対策の勉強効率を上げるコツは過去問を解くこと


言語聴覚士の試験は、例年過去問と同じような問題が出題されます。つまり、過去問の内容さえ完璧に理解できれば、合格圏内に入ることは十分に可能です。

勉強するときは過去問を10年分解いて、どうして答えの選択肢が正解になるかについて答えられるようにしておきましょう。参考書やノートに答えがないときは先生に質問して教えてもらい、その内容をノートや参考書に付箋で追記します。正解の理由までしっかりと答えられるようになれば、過去問と言い回しが異なる内容で出題されても正解が選べるようになるでしょう。

【まとめ】言語聴覚士の国家試験対策は早めに準備を始めよう!

言語聴覚士の国家試験の合格率は、65.4%と高い水準を誇っています。[注3]しかし、言語聴覚士の合格率が高いのは、多くの人が時間をかけて対策をしていることが要因であるため、しっかりと対策をしないと不合格になってしまう可能性は十分にあります。早めに試験対策を始め、万全の体制で国家試験を受けられるように準備するようにしましょう!

今回紹介した対策スケジュールや勉強法は、私や周囲の仲間の実体験をもとに作成したものです。あくまで目安にはなりますが、ぜひ参考にしてみてください。

[ 注1]旺文社 教育情報センター|http://eic.obunsha.co.jp/eic/pdf/kokushi/2020/0417_3.pdf

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