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グランドスラムという誉れ

何をなさっているのですか、新田祐大選手…またもや落車失格とは、一体どういうことなのでしょうか。

私があなたのファンになったのは、左右に体を大きく振りながら漕ぐ、その荒々しくも魅力的な走法に心を惹かれたからでした。しかし、今となっては、その特徴が完全に裏目に出てしまい、むしろ自らの持ち味を殺しているように見受けられます。この現状にどうかお気付きいただきたい。もし既に気付いていらっしゃるのであれば、矯正や修正に取り組む必要があるのではないでしょうか。かつてSSとして活躍されたあなたならば、それを実現できる力があるはずです。

しかし、4カ月間で4度の失格。この事実が何を意味するか、ご理解いただけていることでしょう。つまり、S2への降格が確定しているということです。新田祐大選手、私は非常に悲しい気持ちでいっぱいです。

実を言えば、11月22日の小倉第10レースでも、私はあなたに賭けました。そうです、あなたが好きだからです。

しかし、8月・9月の失格を踏まえた上で、弥彦の寛仁親王牌2日目における走り、さらには最終日に番手選手を落車させ失格した姿を目の当たりにして以来、私はあなたを心から信頼することができなくなりました。

そのため、今回はあなたを軸ではなく、抑えとして購入しました。1-9=3458という買い目です。

的中。うれしい響きであるべきなのに…

入線は1-5-4-9で、私はため息をつきました。決して車券が外れたからではありません。⑦の落車と④、つまりあなたが審議対象となったからです。そもそも一度の賭け金が多いわけではありませんので、車券が外れること自体は構いません。私が求めているのは、納得感です。納得して外れ、納得して当てたいのです。

しかし、それをこれ以上ないほどの無駄な斜行によって、同県の後ろ選手を落車させる形で裏切られました。最終的に車券は1-5-9で的中しましたが、それでも私は虚しい気持ちでいっぱいです。今の新田祐大選手の競輪は、ただただ虚しさを残すばかりです。

どうか、もう一度立て直していただきたい。もう一度、かつてのかっこいい新田祐大選手を見せてください。グランドスラムを達成したあなたならば、必ずや可能なはずです。再び戻ってきてください。かつてのような輝きを放つ姿を、どうか私たちに見せてください。私は心よりそれを、それだけを願っています。