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鬼ばばあはいるけど              鬼じじいはいない、なぜ

2024.10
駄洒落栖人

面白い話をした。友達と酒を酌み交わしながら。
なんで鬼ババアは、いるのに鬼ジジイはいないのか、についてである。
そうしたらこれも言えるかなあ、「エロ爺はいるけど、エロ婆はいない」。だったらもう一つ、「こぶ取り爺さんは、いるけどこぶ取り婆さんはいない」ということに広がった。
 では本論の「鬼ババアは、いるのに鬼ジジイはいないのか」について。それは舌切り雀の話を切り出して説明してくれた。
舌きり雀の雀は、若い女性を表しているんだな。それにおじいさんが毎日、お米をやる。毎日毎日、寵愛を示す。これにお婆さんは怒って、雀の舌を切ってしまった。鬼ババアになっていた、という深層心理学的な分析。
 そういう風に見て考えると「桃太郎」は、養子をとって育て、未来の若者を育てる話に。この反対のように取れるけど、「かぐや姫」は、やはり育てて、だけど自分の国に帰っていく、自立して。そんな日常的な暮らし方、生き方が見えてきて面白い。だから、大人が回顧して教訓話、子どもに語り、語り継がれてきたのか。さてとあなたはどんな昔話を語り継ぎますか。
 時代の価値観が変わっていきますけど…。


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