Chinaによる香港人強制収容所の実現性
日曜だしPukiWikiのメールフォームプラグインをレスポンシブデザインに改造しなきゃなぁ、と思っていたが、こんな記事を見付けてしまった。
最初に言っておくが、私は深田萌絵氏に関して面識も何もないものの、以前から「胡散臭い」と思っている(ちなみに「深田萌絵」は本名ではないそうだ)。記事の内容も噂話の域を出ておらず、本人も「別に裏が取れてるわけではない話」としている。
Twitterでのツイートならまだしも、ブログ記事にするのであれば裏取りぐらいして記事を書けよ、と思う。この人はIT企業経営者でITビジネスアナリストらしいが、FC2のシロウト臭いブログで中身がこれじゃ、お話にならないのでは?
それはともかくも、ちょっとググってみるとロイターが先月の12日にこんな記事を出している。
実はロイターより2日前に大紀元時報がより突っ込んだ記事を出しているのだが、相変わらず日本の既存メディアはどこも報じていないようだ。
大紀元時報の記事によれば、半世紀前からある「新屋嶺拘留センター」に隣接した場所(Chinaの深センと香港の境界近く)に新しく19億香港ドル(約260億円)の予算を計上して警察の訓練施設を建設する、ということだ。よって、直ちにこれが「香港人強制収容所」となるモノではないとも取れる。
しかし、記事にある通り「新屋嶺拘留センター」には香港デモに参加した市民が送致されているのは間違いないようで、日本新唐人テレビのYouTubeチャンネルで今月18日に香港理工大学で逮捕された若者数十人がChinaと香港をつなぐ列車に乗せられ、護送されている動画がアップされている。
普通に考えて、現在の香港デモの逮捕者を警察の拘置所や刑務所に入れようとしても、逮捕者があまりに多いのではないか?と思う。先月の8日の段階で、6月からの逮捕者の累計は2,363人だと日経新聞は伝えている。
問題は、大紀元時報の記事のこの部分だ。
香港政府の公式資料によると、「総合テロ対策警察訓練施設集中地域」とする、19ヘクタールもの林地の一帯が、事業予定地となっている。本土研究社によると、施設規模から事業の総費用は100億香港ドルを超えると予想され、11月には工事が始まる見込みという。
これは冒頭の深田萌絵氏のブログ記事と符合する。
つまり、表向きには19億香港ドルで警察の「反テロ訓練施設」建設としながら、その実100億香港ドル規模の「香港人強制収容所」を建設しているのではないか?という疑惑だ。
実際に新疆ウイグル自治区で多数建設され、大量のウイグル人を収容している「再教育センター」と称するナチス型強制収容所も、ほぼこれと同じロジックだからだ。
共産主義は一般に無宗教で、Chinaでは信仰心を持つ人が実際に弾圧されている。キリスト教や法輪功もそうだし、チベット人のチベット仏教やウイグル人のイスラム教も同様に弾圧の対象となっている。ましてや、民主化を求める香港人をChinaが弾圧しないワケがない。ウイグルのナチス型強制収容所でやっている、香港人としての文化やアイデンティティを全否定する「洗脳」をChinaがやらないという保証はどこにもない。
ちなみに6月のデモの際、主催者発表では200万人もの参加者があった。香港警察の発表では33万8,000人という話で、あまりに参加者数にズレがある。
これに関してロイターが面白い記事を出している。
この記事ではデモの参加者数は50~80万人だと推計しているが、仮に80万人がデモに参加していて、それを片っ端から逮捕して「再教育」が必要だとしたら、どうしても新疆ウイグル自治区に建設したような強制収容所が必要だ、という判断になるだろう。
以上のことから、私は「香港人強制収容所は実現する」と見ている。