2024上半期・Jリーグマスコット重大ニュース
2024年もはや折り返し。
この上半期にJリーグマスコット界で起きた注目ニュースを、ランキング形式で振り返っていきたいと思います。
※このランキングでは主に「これまでなかった出来事」に注目しているため、昨年以前から継続的に頑張っているマスコットについてあまり触れられていない部分があります。どうぞご了承ください。
20位:ロアッソくん、飛ぶ
ロアッソ熊本のロアッソくんが2015年以来2度目のバンジージャンプに挑戦。
どこか余裕すら感じさせるジャンプを見事見せつけました。
やってることがエグい割に動画のテンポの良さがちょっとおもしろいですね…
19位:注目の新ぬいぐるみ続々発売
各クラブからハイクオリティなマスコットぬいぐるみが続々と発売された上半期。
沼津のアスルくんは発売日に本人が熱心に手売り。
福島の赤兵衛さんも、長年待望された「分身」をようやくお披露目できました。
SNS上ではその存在が明らかになっていながら、発売まで数か月以上じらすという謎のマーケット戦略をとった北九州のギランさん。
ファンを待たせただけあって、かなりのクオリティと評判です。
特に「寝そべりポーズ」をとったぬいぐるみは、相模原など他のクラブでも発売され始めており、今後のトレンドになるのかも…?
18位:ワルノス復活
横浜F・マリノスの非公式キャラクターとしてかつて人気を博した「ワルノス」が、「F・マリノスキャラクターDAY」のイベントで5年ぶりに登場。
当時と変わらぬ姿を見せてくれましたが、今後の出演はあるのか?注目です。
17位:ヴィヴィくんとワルンタ、TBS「ラヴィット!」出演
TBSの人気番組「ラヴィット!」のゆるキャラダービーにて、Jリーグから長崎のヴィヴィくんと川崎のワルンタが出演。
放送までその出演がハッキリと伝えられていなかっただけに、その展開にマスコットファンは朝から大興奮でした。
凄い面子だな…
16位:ガミティフェス開催
GWの相模原にDeNAグループのスポーツマスコットが集う、その名も「ガミティフェス」が開催されました。
参考記事:相模原のガミティフェスにDeNAグループキャラクター大集合!
このイベントで特筆すべきは、牧歌的な風景の広がるJ3のスタジアムにスポーツ界トップクラスの人気マスコットが集ったということですね…。
ロウルもスターマン&キララも、いつもとは違った環境下での活動はまた違った味を感じさせました。
15位:ヴァンくんにパンツスポンサーがつく
3月9日、甲府にて…
ヴァンくんのパンツにスポンサーがついた。
これはヴァンくんがパンイチになる理由ができてしまったという衝撃的な出来事でもあります。また新たなステージに登りましたね。
(なお脱がなくてもスポンサーロゴはユニについている)
あと全く別件ですが、フォーレちゃんのチャイナ服かわいかったですね。
14位:東北のマスコットが北陸に集う
1月1日に起きた能登半島地震を受け、「東北connectプロジェクト」として東北のJクラブが被災者支援に乗り出しました。
その活動として、東北マスコットたちが現地クラブと共に石川・富山を2日間かけて周り、さながらミニ合宿のような様相を呈しました。
↑すごい合宿っぽい動画
これからも継続的な支援を…
13位:新宿の「くりあにゃん」デビュー
JFLのクリアソン新宿に、招き猫のマスコット「くりあにゃん」が登場。
試合会場で奮闘を見せています。
いよいよ迫ってきた「憧れの先輩」舞田べか彦との共演も楽しみです。
12位:ブラウゴンからの注意喚起がリリースされる
3月にブラウゴンが乱暴な扱いを受け負傷。
その出来事を経て、秋田公式からブラウゴンとの触れ合い方についての注意喚起が出されました。
これまでマスコットとの触れ合いについては不文律のマナーがあったり、文章での呼びかけくらいはありましたが、こうして画像で明確に示すというのはなかなか珍しいことではないでしょうか。
特に「他の人が待っているのにずっとお話すること」という、ある種のマスコット現場あるあるに踏み込んだ注意を行うのはなかなか勇気のいることだったかと思います。
こういうガイドラインを示すことで、現場で他の人が注意しやすくもなるのでしょうね。
11位:レイくん、県外アウェイ遠征連発
柏のレイくんが、長らく(10年以上?)行っていなかった県外アウェイ遠征を連続で行いました。
参考記事:柏のレイくん、久しぶりのお出かけ(味スタ編)
東京Vと町田の昇格組アウェイでしっかりと遠征を満喫してきたレイくん。
これからも機会を見つけて出かけていってほしいですね。
10位:サンチェ、新スタジアムのビジョンで大暴れ
今季のJリーグの話題の中心と言えば広島の新スタジアム、エディオンピースウイング広島。
そのスタジアムのビジョン演出で、CGのサンチェがめちゃくちゃいっぱい登場するという不思議な演出が語り草に。
参考記事:新しいエディオンピースウイング広島と新しい街
※CKを繰り返すたびにどんどんサンチェが増えていきます
ナイトゲームでは「DJサンチェ」なる演出も登場。
これまでビジョン演出に制限のあった広島が、その表現力を新スタジアムで手に入れた途端に始めたのがこういう演出だというのはなかなか興味深いですね。こういうことをやりたかったのかという。
サンチェ本人のグリーティング等も、今後スタジアム環境が整備されて、よりやりやすくなっていくことを期待したいです。
9位:レノ丸、活動的
山口のレノ丸が例年になくマスコット交流に積極的。
特に今季は九州勢との絡みがとても手厚い印象です。
7月7日の「九州だJ!」にも、九州メンバーのゲストとして参加が決定しています。
その地理的なポジションを活かした意欲的な動きが今後も見られるのでしょうか。
8位:ジンベーニョ、独自の方向性に走り出す
今季から「面白法人カヤック」が資本参画したFC琉球。
試合宣伝ポスター等のクリエイティブ面で独特な方向性を見せてきていますが、その中でマスコットのジンベーニョも不思議な方向に進化を遂げてきている昨今です。
頻繁にAI生成動画を投稿しているジンベーニョ公式アカウント。
どんなマスコットアカウント??
さらに、夏限定ユニフォームでも…
でかでかとジンベーニョの顔がユニフォームに。
ここまで振り切った限定ユニはなかなか見たことがありません。クリエイティブの中心で躍動するニョの明日はどっちだ。
7位:ハーマー&ドリー、ロイヤリティフリープロジェクト開始
デビュー3年目を迎えたいわきFCのハーマー&ドリーが新たな取り組みを打ち出しました。
ホームタウンでハマドリのイラストを無償使用できる「ロイヤリティフリープロジェクト」始動。Jマスコットではなかなか例のない取り組みです。
いわきFCのクラブ理念にも合致する非常に意欲的なこのプロジェクト、どんどん広がりを見せていってほしいですね。
6位:フリ丸、動き続ける
J2に舞台を移してもひたすら躍動し続ける横浜FCのフリ丸。
長崎遠征も実現。
横浜FCのマスコットステージは何故こんなに写真映えするのでしょう。
あのヴァンくんにもフリ丸カラー全開で渡り合う、まさに怖いものなしの状態。
マスコットグッズの異様な手厚さもありますし、今の横浜FCはかなりのマスコット充クラブに仕上がっていると言えますね。
5位:新生ルヴァンカップでマスコット躍動
2024シーズンからルヴァンカップがJ2、J3クラブも参加する、新しい大会方式となりました。
これまでは天皇杯でも違うカテゴリー同士での対戦は行われていましたが、クラブ主催の試合ではないためあまりマスコットに活躍の場はありませんでした。しかしルヴァンでは各地でクラブマスコットが気兼ねなく動き回り、普段触れ合うことのない別カテゴリーのサポーターとの交流が行われることに。
↑元熊本の河原選手を引き留めようとするロアッソくん
↑7年ぶりに実現したヴィヴィくんと浦和サポーターとの接触
4位:マスコット総選挙なきスーパーカップ開催
毎年行われてきた「マスコット総選挙」が2023年で終了し、2024年のFUJIFILMスーパーカップは久しぶりに総選挙なきスーパーカップに。
総選挙がないとなるとマスコット大集合はどうなるのか?と危惧されていましたが、例年通りマスコットたちが全国から国立競技場に大集合。グリーティングイベントや運動会で盛り上がりました。
参考記事:スーパーカップ2024マスコット大集合で起きた色々なことまとめ
ただ個人的には、総選挙の時だけ公式アカウントでマスコットの話題に触れるクラブというのが結構あったため、その貴重な期間が失われてしまったのは少し残念ではあります。頑張れ各クラブ。
3位:奈良と宮崎、新マスコット登場へ
奈良クラブではマスコットのビジュアルと設定が決定し、マスコット誕生が秒読みの段階に。
次いでテゲバジャーロ宮崎もマスコットビジュアルを公開。
両クラブとも今季中にマスコットお披露目が行われるものと思われます。
この両クラブにマスコットが登場すると、FC今治以外の全Jリーグクラブにマスコットが出そろうことに。
ますます盛り上がりそうですね。
2位:群馬の「ザスパンダ」デビュー
1月にデビューしたザスパ群馬の新マスコット「ザスパンダ」。
半年間の間にすっかりお馴染みの存在になりました。
新マスコットの登場により、既存マスコット・湯友の扱いがどうなるのかという懸念はありましたが、現状ではホームゲームでふたり揃って出演しています。
とても仲がよさそうで何よりです。
また、各地への遠征もザスパンダが飛び回り、アピールに余念を欠かしません。
期待のルーキー。頑張ってほしいですね。
1位:ヴェルディ、J1マスコット界に大旋風を巻き起こす
16年ぶりのJ1参戦となった東京ヴェルディですが、マスコットのリヴェルン&ヴェルディ君が例を見ないペースで相手クラブマスコットとの交流を重ね、J1マスコット界隈に新しい風を巻き起こしています。
マリノスとのJリーグを象徴する「クラシコ」でも力強く交流。
参考:ヴェルディ君とマリノス君の再会、そして未来を託された若者たち
そして、なかなかアウェイ遠征する機会のないドーレくん(札幌)、アルビくん(新潟)、レイくん(柏)といった面々を次々に味スタに招待しつつ、神戸、C大阪といった他のマスコットがなかなか遠征しない地への遠征も果たしました。
今季のヴェルディの前では、今までのJ1の(マスコット関連の)常識が、良い意味で通用しないと言っていいでしょう。
リヴェルンはこれ以外にもWEリーグでの仕事やホームタウンイベントを密にこなし続け、ヴェルディ君も「J1に戻ってきた伝統クラブの象徴」としてハードワークを重ねています。
下半期の彼らの活躍にも注目しましょう。
おまけ
以上、重大ニューストップ20でした。
それ以外にも色々と起きた上半期…
ヴィヴィくんが全裸になったり
ヴォルタくんとカメラマンさんが激しい格闘を見せたり
ゼルビーが閉じ込められたり
ドロンパが若者たちにTOKYOの何たるかを教え込んだり
ホーリーくんがドラゴンエステを成功させたり
ギッフィーが相変わらず完璧なダンスを踊っていたり
鹿島の新名物「しかたこ」が爆誕したり
メーカブーの1歳の誕生日がまたしても浦和サポの前で祝われたり…
毎週毎週、新しく刺激的な話題を次々と提供してくれるマスコットの皆さん、そしてその様子を伝えてくれるファンの皆さんには感謝しかありません。
下半期も全力で楽しませていただきたいと思います。