マスコットとのツーショットを楽しむ方法を考える
マスコットとのツーショット写真をうまく撮りたい。
マスコットとの生の触れ合いを求め続けて10年以上経ちますが、いまだにツーショット撮影でどうしても不自然な感じになってしまうのをどうにかしたいのです。
自分が被写体になるのに慣れてないオタクならではの悩みなのでしょうが…。
そこで、管理人が主催しているXのスペースにおいて
#キャラクターと上手く写真を撮るコツ
というハッシュタグでご意見を募集したところ、有識者から様々なアドバイスをいただいたので、この記事でざっくりまとめておきたいと思います。
基本的な話ばかりになるかと思いますが、肝に銘じておきたい教えが沢山あったので…。
※ここで「ツーショット」とは、マスコットと自分が一緒に写る写真のことを指すため、マスコット側または参加者側が複数人のグループである場合も含みます。
そもそもなぜツーショットを撮るのか
いやいや、まずマスコットとツーショットなんて撮らないよ、
というマスコットファンの方もそれなりにいらっしゃると思います。
マスコット単体での撮影がしたいんだ!
マスコットのいる世界に自分を入り込ませたくない!
みたいな気持ちは大変よくわかります。
僕も少し前まではそうでした。今でもちょっとそうです。
しかし最近ではやはり、(単独ショットは撮ったうえで)マスコットとのツーショットも撮っておいたほうがいいよな~という考えに落ち着いてきました。
その理由としては、
【なんだかんだで思い出になる】
「自分自身が」マスコットにその日会いに行ったという記録と記憶を、マスコットと並んだ写真でより色濃く残すことができます。
【他に自分の楽しげな写真を撮る機会がない】
先ほど触れたオタクあるある「自分の写真を撮らない」にも限度があるというもの。
なんだったら遺影に使う覚悟でツーショットを撮ってる部分もある。
【マスコットとぴったり寄り添える】
ツーショットを撮ってる瞬間が一番マスコットの体に合法的に触れ合えるタイミングと言えるかもしれません。
向こうもグイグイ来てくれますしね。
【マスコットが「撮ろうよ!」って言ってくれてるから】
なによりもこれ。
ツーショットを撮ろう!とマスコットの側から誘ってくれているなら、その気遣いをしっかり受け止めたいのです。
あと、現場によっては「ツーショット撮影会しか撮影チャンスがない」というケースもあり、そういう場合にはもうツーショットを全力で楽しむしかないということになります。
では、順を追って見て行きましょう。
①マスコットにしっかり丁寧に挨拶して「一緒に撮ってください」と声をかける
これはツーショットだけに限らずグリーティング全般に言えることですが、一にも二にもマスコット本人とのコミュニケーションが大事だというアドバイスが数多く寄せられました。
まずはマスコットに伝わるように、しっかりと明瞭で大きな声で正面から「写真を撮りたい」旨を伝えるところから始まります。
もちろんアテンドさんがいる場合ならアテンドさんにもその旨をしっかり伝えておきたいところです。
ただ、マスコットとコミュニケーションを取るのに恥じらいがある人だと、アテンドさんとだけやりとりしてマスコットに動いてもらうケースも時々見られますが、それはあまり好ましくなく、やはりマスコットに直接向き合って意志を伝達するのが重要だと思います。みたいなことをファイターズのB☆Bもコラムで言ってた(リンクが見当たらない)
②撮影時は恥じらいを捨てる、自分もマスコットになった気持ちで
おそらくここが一番乗り越えるべき壁。
マスコットと一緒に写真を撮るからには、自分もマスコットの一員になったつもりでしっかりハジける覚悟が必要なのだと感じます(そんな重い話?)
といっても奇行に走れというわけではなく、いつも自分がしているよりもほんの少し力強くはっきりとしたポーズを取ったりするだけで、自然とよりよい写真になっていくでしょう。
自分からアイデアを出さなくても、マスコット側から仕掛けてくる「遊び」に全力で乗っかることで、普段なかなか見せない笑顔が生み出されたりするものです。マスコットは人を笑顔にさせるプロなので。
ただし度を超えたおふざけ(マスコットに危害が及ぶレベル)は当然NG。
絶対常識の範囲以内でお願いします。
③撮ってもらったらお礼を言って、速やかに去る
ひとしきり楽しんだあとは、あまり後ろの人を待たせないようにお礼を言って触れ合いを終えましょう。
後ろに行列ができているような場合はもちろんですが、誰も並んでいない状態でも、もしかしたら物陰からマスコットがフリーになるのを待ってる僕みたいな消極的なファンもいるかもしれないので、あまりマスコットを独占しすぎないようにしたいものです。
離れてからしばらく経ってマスコットが暇そうにしていたら、また声をかけてみるのもいいかもしれません。
それにつけても「他の人が待っているのにずっとお話すること」を明確な禁止項目として公式に打ち出したブラウゴンはすごいなと思います…
+αのテクニック
以上が基本的な流れですが、それにプラスしてより良いツーショット撮影をを楽しむためのテクニック等にもいくつか触れておきましょう。
【小道具(ぬいぐるみ)を使って距離感を縮める】
ぬいぐるみ等の小道具でマスコットの反応を良くするというテクニック。
これは写真撮影に限った話ではなく、たとえば「なりきりキャップ」等のマスコットグッズに身を包んでマスコットに会いに行くと、「こいつは少々強めに当たっても喜ぶマスコットファンだ」と即座に認識されて、最初から圧の強いグリーティングをいただけるというケースがよくあります。見た目の分かりやすさは大事。
【周囲の人に撮影を協力してもらう】
同行者や、仲のいいサポーターさんが近くにいる場合は、マスコットとの姿を斜めや脇からバンバン写真を撮ってもらって、後で送ってもらうと良いでしょう。
アテンドさんの撮影や自分のインカメで撮った写真とはまた違ったアングルの、味があるショットをゲットすることができます。
【一部始終を録画する】
ツーショット撮影で残るのは基本的にポーズを決めた瞬間の写真だけですが、実はその前後、写真をお願いして撮るまで&撮ったあとのやりとりのほうが、自然な交流の一風景として価値があるという考え方もできます。
そういった瞬間もすべて逃さず、GoProなどのウェアラブルカメラで撮影し続けて、その時間を丸ごと記憶に残すというスタイルもあるようです。
また、前項で触れたように、そういった前後のシーンまで余さず周囲の人に撮ってもらっておくというのも有効な手法でしょう。
(めちゃくちゃ有能なアテンドさんは、何も言わなくてもそういった前後のシーンもしっかり撮影してくれたりしますね…)
と、色々言いましたが、結局は
・マスコット本人としっかりコミュニケーションをとること
・恥ずかしがらないこと
の2つが、ツーショットに何より大事なのだということでしょう。
言うは易く行うは難しなのですが、せっかくマスコットの皆さんが作ってくれた撮影機会、どうせなら全力で楽しむ姿勢でいきたいものですね。
おわり。