福島ユナイテッドFCの試合前トークショーに呼ばれたはなし
※この記事は福島ユナイテッドFCの2023年11月19日のホームゲームで開催された「もののけ大集合」についての話です。
こちらがイベント全体についての記事→
福島ユナイテッドFCの第2回「もののけ大集合」開催~そして伝説へ~
そんなDMが福島ユナイテッドFCのスタッフさんから送られてきたのは、10月末のことでした。
何言ってるの??と思いました。
正直なところ。
確かに去年色々と赤兵衛さんのアカウントと交流させていただいて、3回も福島に行ってその様子をブログで書いて、今は虎百のアカウントにフォローしてもらってる僕です。
でもそれだけです。
それだけの、福島から遠く離れた京都に住む一般人です。
後援会的なPVイベントや、宇都宮徹壱さんのマスコット話題の配信に顔を出したことはありますが、Jクラブ公式イベントの出演など全く未経験の一般人です。
いいの?
もっと呼びやすい人いない???
そんな思いばかり駆け巡りましたが、聞けば「トークショーで出演マスコットの豆知識などを紹介してほしい」とのこと。
確かにマスコット豆知識ならわりと得意な分野ではあるわけで、わざわざこんな貴重な機会に声をかけていただいて無下にする理由がなかなか見つかりません。
結局僕は速やかに了承し、行く予定のなかった福島までの夜行バスを予約しました。
ただ依然、「本当に自分でいいのか」「求められている仕事ができるのか」という迷いを抱えながら…。
といってもトークショーは、いもくり佐太郎の社長さんとブリドカットセーラ恵美さん(人気声優)との対談に混ざる形のようなので、ほんのチョイ役的な立ち位置でこっそり出られるなら気楽かな?
と思っていたわけですが、
後にアップされた公式サイトのイベント告知で…
めちゃくちゃトークショーの主役みたいな宣伝されとる。
(赤兵衛さんとのツーショットがこんなところで役に立つとは)
虎百に直接こんなこと言われたらもう全力でやる以外の選択肢はないわけで…。
ということで、それなりに準備して福島入りしました。
夜行バスと新幹線、路線バスを乗り継いで、朝9時前にとうほう・みんなのスタジアムになんとか到着。
関係者としてスタジアムの中に入るのは初めてでしたが、偶然出会ったいもくり佐太郎の佐藤社長が引率してくださったのでスムーズにいきました。
関係者用のパスを受け取ります。
これでスタジアム内の出入りし放題(というかデザインがかわいい)
なんかあんまり近寄ってはいけない気がする部屋が見えますね…。
その隣の部屋を用意されたので、余計なものが目に入らないように伏し目がちで入室。(マスコットの話題にはそれなりに詳しいと思いますが、マスコットのバックヤード的なネタには関わっていない僕です)
記者会見するところじゃねえか。(メディア控室)
関係者感が一気に高まってきました。
その後もパスを持ってるのをいいことに、普段では立ち入れないなんか変な場所からマスコットを眺めてはSNSにひたすらアップしていました。やることは特に変わってない。
さて、いよいよトークショーの時間。
キックオフ一時間切っている時間帯なので、普通のサポーターはもう席についている頃合い…。
つまりこの場外ステージの周りにいるのは、相当な物好きだけ…!(言い方)
事前に「マスコットの豆知識を話して」と言われていて、それなりに話すべき内容、急に振られても大丈夫なだけの基本データを学び直してはいました。
各マスコットのデビュー年とか、誕生日とか(絶対聞かれん)
特に一平くんの経歴については記憶があいまいだったので、この機会に学び直せてよかったなと思いました。紹介する時間なかったけど。
ただ、直前に送られてきたトークショーの台本を見て、僕は愕然としました。
マスコット本人を目の前に知識を披露するんですか!?
本人の目の前で!!??
僕べつにマスコットと友達なわけじゃないんですけどそんなことする資格あるのか…と、一気にハードルを上げられた気持ちになりました。
で、実際のトークショーなんですが…
内容をあんまり覚えてません!!
確か、ホーリーくんと赤兵衛さんのイチャイチャぶりについてはしっかり説明できた気がするんですが、それ以外はあんまり…
※このふたりの関係がクラブ同士の打算から外れたものだということはちゃんと伝わってよかったです
あとブラウゴンの社会人野球応援ネタも、本人がめちゃくちゃ張り切って実演してくれたおかげでちゃんと話せた気がします(感謝)。
ただ他のマスコットはなかなか…特にベガッ太さんの説明がほとんどできなかったのは悔いが残りました。
といいますか、やはり複数人で喋る場合、自分が喋りたいことを良いタイミングでうまく発言するのは難しいですね。ひな壇芸人すげえなと実感しました。
そして他の出演者、いもくり佐太郎(株式会社ダイオー)の佐藤社長、ブリドカットセーラ恵美さんの喋りに安定感がありすぎて、ありがたいことに僕が喋らなくても問題ない感じになっていたんですよね…。
その脇役ポジションが僕の望んだ未来だったはずなのに、なぜか自分への不甲斐なさも感じる!(めんどくさい心)
結局準備してきたことの半分も喋れず終わった感じです。
もう正直言って、トークショー15分間は短い…1時間くらいやらせて(わがまま)
といいますかね、なんで予定していたことが全然喋れなかったかと言ったら…
ステージの前をマスコットが延々とウロウロしていて、それに気をとられてトークどころじゃなかったからですよ。
(そして僕の目の前にマスコットみんな集まるので、僕の姿が写真に全く写っていない)
よく考えたら去年のトークショー(水戸の小島社長とかが出てたやつ)もそうだった。カオスだった。
トークしてる場合じゃないんだ、ここのトークショーはいつも。
予定通りになんていかないのが宿命の企画だったんだ。と終わってから思い出しました。
でもそのひたすらマスコットが自由にわちゃわちゃする感じが、このイベントに集まった参加者にとってはベストな流れなんですよね。
そう、これはトークショーという名の、ステージの周辺に集ったマスコットのわちゃわちゃイベントなのです。
僕自身も正直、その勢いに流されるままの空間にただよう中、言い知れぬほどの充実感を味わっていました。
めちゃくちゃ楽しかったです。
(ホーリーくんの尻尾に小道具吹っ飛ばされたけど)
というわけで、あっという間に終わってしまったトークショーの時間。
本当にこの時間だけのために僕が来てよかったのか、クラブ内でどんな反省が行われるんだろうなどと余計なことを考えてはしまいますが、本当に貴重でエキサイティングな体験となりました。
次の機会ではもっとうまく喋れるように頑張りたいし、その「次の機会」が訪れるように頑張り続けないといけないなと思うばかりです。
虎百にこう言ってもらえただけでも来た価値はありました…。
福島ユナイテッドFCのみなさん、共演者のおふたり、現地そして遠方で見守っていただいた全ての方に感謝申し上げます。
そんな楽しい経験のトークショーだったのですが。
この様子は配信などがされてなかったので、自分がどんな感じだったかの記録があまり残っていない。
それがちょっと残念でもあり、でもホッとしたというのもあり…
と思ったら
福島の地上波テレビ放送「KICK OFF FUKUSHIMA」でその様子が流れていたらしい。
ちょっと!聞いてない!!!
※この放送はいずれYouTubeにアップされるはずので、震えて待ちます