幸せとは
オタクって面白い。
オタクは一人一人が宗教であり、宣教師だ。
それぞれにそれぞれの思想があり、そして信じて疑わない。
特定の2人が一緒にいることに狂って喜んだり、「今日は前髪を下ろしてますように」と天に願ったりしている。
実はウォヌは何人もいるし、ムンジュニはレフライで不思議なステップを踏んでいるけど、他の人も一緒に幸せになることを願う人と布教してくれるオタクもいる。
同じ人を好きなはずなのに、人によって好きなポイントが全く違うし価値観も違う。
かくいう私もone of 宗教だし、かなりクセの強いオタクだと思う。
自分はどんなオタクなんだろう?
まず、第一に私のミンハオさんに対する「好き」は恋愛感情ではない。
ミンハオさんと付き合いたい!結婚したい!とか考えたことがなくて、残念ながら虚妄が捗ったことがない。
それよりも「憧れ」の感情が強くて、「私がミンハオさんになりたい」。
ミンハオさんを好きになってから服の好みが変わったし、ストリート系の服も着るようになった。
ブルベ夏って本当に黒が似合わないのに、黒に心が惹かれるようになった。
福岡のワインレッドのミンハオさんを見て、「ミンハオさんにしてください」と美容院に行った。(本当になった)
時に私の理解の範疇を超えてくるけど、オシャレなミンハオさんが大好きで、ミンハオさんみたいになりたい。
ミンハオさんは2ヶ国語が喋れる。喧嘩の時が一番韓国語がうまいらしい。都合悪い時には韓国語を分からないフリするけど、韓国語と中国語で不自由なくコミュニケーションが取れる。
小さい頃から外国語に興味があって、韓国語、ドイツ語、英語、中国語に手を出してみたものの、バキバキに心を折られてきた私にとって、ミンハオさんは憧れでしかない。ミンハオさんみたいに言語を操りたい。
ミンハオさんは読書が好きで、飛行機に乗る時に本を読んでいることも多い。素敵な言葉を沢山知っていて、時にはその言葉のパンチでとんでもない強烈な一発をぶちかますこともある。
語彙が豊かで、笑いのセンスもあるミンハオさんみたいになりたい。
ミンハオさんといえば「ファッション」「美術」「茶道」「瞑想」「鳥」というように、ミンハオさんといえばこれ、というものがすぐ思い浮かぶ。
そんな風に自分の好きな物に忠実で、自分の芯をしっかりと持っているミンハオさんが羨ましい。ミンハオさんみたいになりたい。
そしてミンハオさんは、圧倒的なオーラを纏っている。
幻想的で、妖艶で、見る者全てを惹き付けるオーラで、時に狂いつつ、場を圧倒するオーラを持っている。
自分をどう魅せたらいいかを分かっていて、表現力が唯一無二で、眩しくてしょうがない。
そんなミンハオさんが大好きで、ミンハオさんが憧れだ。心から尊敬していて、ミンハオさんみたいになりたいな、と思う。
そして、私はどういう系のオタクですか?と聞かれたら、「ミンハオさんを笑顔にしたい系のオタク」と答えると思う。
なんだかよく分からないけど、気づいたらミンハオさんのことを笑顔にさせたいな、と思うようになっていた。
アイドルがよく言う「色んな人を笑顔にしたくて〜」とか、「皆さんの笑顔が見たくて〜」というセリフが本当に分からなくて、何を言ってるんだこの人は、今までずっと思ってきた。
だけど、今までどんなアイドルを推していてもその人の笑顔で幸せになったり、元気になったりすることはなかったのに、SEVENTEENの笑顔を見ると自然と幸せな気持ちになったり、元気をもらえるようになった。
ちなみに、その気持ちを初めて教えてくれたのはドギョム
コンサートのように目の前にいる訳じゃないのに、WeverseやInstagramで画像を見るだけですごく幸せな気分になれた。
中でも、ミンハオさんの笑顔は特別で、見ると本当に幸せな気分になれる。
ミンハオさんってすごく分かりやすくて、気分が顔に出る。つまらないときはつまらなそうだし、楽しい時はずっとニコニコしている。
それに、普段から大きくリアクションをとるタイプではないから、大きな声を出して笑ったりとか、歯を見せながら笑ったりすることが他のメンバーより少なくて基本的に微笑んでいる。
だからこそ、ミンハオさんの目がなくなるくらい笑っている笑顔とか、幸せそうにしている表情は格別で、こちらまで幸せな気分になってしまう。
多分それはSEVENTEENのメンバーも同じで、ミンハオさんのことを笑顔にさせたくなっちゃうし、悲しませたくなくて全員で丁寧に丁寧に扱っちゃうんだよね
嘘のようだけど、ミンハオさんが笑顔でいてくれたら本当に嬉しいし、それが私の幸せだなって思う
長年の夢を叶えたミンハオさんが、マカオでずっとニコニコしていて、中国語の曲を嬉しそうに、愛おしそうに目をキラキラさせながら歌っているのを見たら本当に涙が止まらなくて、ミンハオさんが幸せなら私も幸せだなって心から思った
ところで、私たちは日本人で「最強のパスポート」と呼ばれる魔法の旅券を持っているから感じづらいけど、国籍によっては本当に国の行き来が難しいことがあるよね
ナナツアーでチャイナの2人だけビザ問題があったように、簡単に行き来ができなかったり、2022年最後には2人だけがAAAに出られなかったり、本人の意思と関係なく国同士の問題で難しいことがたくさんあるよね
SEVENTEENが日本公演をするから、じゃあ自動的に全員来ますというのは本当は当たり前じゃなくて、チャイナの2人が日本に沢山来てくれて公演をしてくれるのは本当にありがたいことなんだなとマカオ公演を経て感じたな
だから、2人がやっと母国でSEVENTEENみんなと公演をできて、中国語の歌を歌えて幸せそうにしていてよかった
ずっと笑顔でいてね