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2+6は"分かる"のに、20+60が"分からない"ことを、僕はわかれなかった。

僕は今、これまで思ったこともないくらい"子ども"たちと接する仕事をしている。学童・個別指導塾・私立中学校と3つに関わっている。どれも"先生"をしているわけではないけれども、まさに"教育"の最中にいる気がしている。知識があるわけじゃないけど、あるわけじゃないからこそ、日々小学生・中学生・高校生と関わる中で不思議に感じることがあるから、等身大で疑問を書いてみる。

ちなみにこんな会社で働いております。

僕自身その答えが欲しいとかはないけれども、いろんな考え方がほしいと思っているからみなさんからのコメントなどお待ちしています。

計算カードから感じる違い。

うちの学童「あそびのば」では、学校の宿題もみている。(ちなみに学校の宿題が終わったらドリルをやったりもしていて、そのへんの話もまた。)だから学童にいるときは子どもたちが、プリントを持ってきたり、音読をしたり、計算カードをしたりするのを確認しているんです。

あーこれ懐かしいなー。スイミーとか暗記したなーとか懐かしさも感じつつ一生懸命勉強している姿を見る。その中で「計算カード」を1年生がやっていて、一桁+一桁の計算をひたすらに答えていた。

学校の先生も感じるのだろうけど、いろんな子の宿題を見ているからこそ、競争ではないと思っているが、その解く"スピードの違い"や"理解度の成長具合"をものすごく感じた。

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その違いを感じた僕は、頭がいいとか悪いとかの二元論的なことではなくて、算数や数字に対する概念の捉え方や理解が違うんだなと感じた。

表層的には点数やスピードに出てしまうからこそ、当事者も「できる/できない」で感じてしまうかもだけど、こうやって第三者的に見ていたら、なんでこの子とこの子は同じクラスで同じ授業を受けているのに、違う理解の仕方をしているんだろうと感じた。

10の概念ってなんなんですか。

そんな違いも感じつつ、タイトルの話題に。計算カードを続けていると、理解とかを超えて、4+3=7、2+6=8とかが身についてくる(これもなんか学問的な名前ありそう)。そんな彼らに突如降りかかる20+60=?という問題。そうすると、わからない子が出てきた。

20+60がわからないと聞かれた僕はめっちゃ困った。2+6=8がわかるなら、20+60もほぼ一緒やん。って思っていたけど、彼らからしたら知らないナニカができたんだろう。

え。って困った僕をよそに、それを来ていた小学校3年生が「教えてあげる!」といって、連れて行った。20+60を視覚的に伝える「算数セット」的なものを使えば伝えれたかもしれないのだけど、伝えられるかどうかというよりも、自分自身がどう理解しているのかがわからなかったことに困惑した。「そういうもの」だと思っているけど、それがどこまでわかっていて、わからない部分なのかすら理解していなかった。

学校でも習ったかもしれないけど、それは解く方法はわかっていても、何かは未だにわかっていないのかもと。そう考えると学べることはまだたくさんあると思って面白くも感じたのですが。

小学生の時に概念を捉えてたのかな。

親の立場でもなく、先生という立場でもなく、こうもたくさんの子どもたちと接する機会もないから、単純に一緒に喋っているだけでも面白いんです。こうして、数字や言葉の概念を捉えていくんだということを感じていて。

算数に関することも他にもたくさんあるし、言葉の使い方や、ルールの捉え方など本当にどう捉えるかが知りたいこと多すぎて、楽しい日々です。こうして言葉にしていくnoteをこれからも続けようかな。

なんかしたいって面白い。

上でも紹介したのですが、学童や個別指導塾、全国の中高大学生に向けた企画やコミュニティースペースをやっています。

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