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ストリートライブをやりたい方は必見

こんにちは。

『音楽家として生き続けること』を永遠の課題としている、だいぞう(坂本大蔵)と申します。

今回の記事から、トップ画に過去のライブ写真なども載せて行こうと思います。

さて今回は、上京してから始めたストリートライブに焦点を絞り、路上で学んだ来たことをお伝えできたらと思います。

ライブハウスでの活動などは、ここでは一旦切り離して書きます。

ちなみに、ライブ配信&動画配信をはじめ、様々なSNSやプラットホームが充実した今の時代に、この情報は不要かもしれません(笑)

それでも、ストリートライブにご興味ある方はご覧ください!

・・・

僕自身ストリートライブは東京都内(池袋駅、新宿駅、代々木公園など)をはじめ、神奈川、埼玉、群馬、茨城、千葉などの関東圏を中心に、色々な場所で行って来ました。

また地方では、東北地方、名古屋、大阪なども少し行い、ストリートライブは何百回と行って来ました。

但し、それらは許可を取って行って来た訳ではありません。

基本的に、路上ライブを行う道路、駅構内、公園といった場所で許可を得ずにライブをすることはNGです。

無許可で路上ライブをした場合は『道路交通法違反』で法律に引っ掛かります。

本来、公共の場で路上ライブを行う場合は、所有者に許可を取る必要があります。

しかし、申請したところで許可がおりることはまずありません。

その上で、もしストリートライブをやってみたい!と思われる方は、以下内容をご参考の上、自己責任でお願いします(笑)

・・・

1.ストリートライブ注意点(警察編)

公共の場で許可なく歌うには、リスクが伴います。

まず、演奏形態にもよりますが警察には毎回と言って良いほど止められます。

直接止められたり、苦情による通報が入り止められたりなどのケースがあります。

止められたら素直に謝りましょう。

僕は、止めて少し時間が経過したら音量を下げて再開したり、生音に切り替えて行っていましたが、あまり同じ警察の方にお世話になり過ぎると、連行され始末書を書くことになります。
(経験済み)

2.ストリートライブ注意点(暴力団組員編)

次は、暴力団組員などによる、みかじめ料の請求です。

最近の事情は知りませんが、10年前位まではよくありました。

結論から言うと、僕は過去の仕事でこの辺を学ぶ機会もあり、『かわし方』を知っていたので、金品を支払うこともなければ、危険な目に合うこともありませんでした。
(チ○ピラ系は多少揉めることもありましたが)

基本的に公共の場で、この様な方々に『場所代』などを支払う義務はありません。

但し、こちらも道路交通法違反となり、警察を呼んだら逆に注意を受けます。

また、物販が見つかった場合は、その売り上げの一部を納めれば~的な話をしてくることもありますが、こちらも納める必要はありません。

但し、こちらも道路交通法違反となりますのでご注意を。

もし1つだけお伝えできる事があるとするなら、どんなに脅されても連絡先を言わないことです。

万が一、武力行使で来られたら『暴行罪』『傷害罪』が成立します。

その場で耐えて通報しましょう。
(何を言ってるんだ)

3.ストリートライブ注意点(酔っ払い&浮浪者編)

次は酔っ払いや、浮浪者の方々への対応です。

これはケースバイケースですが、酔っ払いの方々はとにかく勢いがあります(笑)

上機嫌で曲に乗ってくれたり、場を盛り上げてくれる方も多いのですが、真剣に聴いてくれている方々の妨害をしがちです(笑)

たまにしつこい絡み方をして来る人もいるので、そういう方々にはそれなりの対応を(笑)

浮浪者の方に関しては、僕のこの様なエピソードがあります。

都内での活動初期の頃は、ロクにご飯を食べるお金も無く、ファンの方からの差し入れが本当にありがたい時期でした。
(勿論、表向きには言っていませんでしたが)

そんな時期に、ファンの方から頂いた差し入れが、めちゃくちゃ高級な和牛だったんですよ。

いただいた瞬間、心の中で「久々のお肉ーーーーっ!!」と叫んでいました(笑)

しかし、歌っている最中アンプの横に置いていたのですが、ちょっと目を離した隙に、その差し入れの入った袋が消えていました。

辺りを見回すと、近場にいた浮浪者の方がその袋を持って、全力で走って行くのが見えました。

思わず、マイク使って「肉ーーーーーーーっ!!」って叫びそうになりました(笑)

稀かもしれませんが、そんなこともあるので念の為。

4.注意点まとめ

さて、ここまでいかがでしたか?

基本的には、ストリートライブは重い言い方をすれば違法であることを前提で行う必要性があります。

警察の方に止められたら、しばらく時間を空けるか、やり方を変えるか(生音に切り換えるなど)、場所を変えるなどの対応が必要です。
(そもそもやるな!って話なのですが、僕はストリートに人生も生活も懸かっていたもので...)

それと、当たり前ですが夏は暑く冬は寒いです。

これはどちらかと言うと、自分よりファンの方や聴いてくれている方が可哀想です。

夏は涼しい夕方の時間帯、冬は暖かい日中に行うことをおすすめします。
(真夏の日中、真冬の夜にもやっていた経験談より)

あと、雨は機材がショートする可能性が高いので、雨の日はやらない、もしくは屋根ありの場所を選ぶなど、ここは注意した方が良いです。
(雨の中のストリートライブ、雪の中のストリートライブ、台風接近中のストリートライブなんかもやりました 笑)

さて、ここまで『ストリートライブをやる上での注意点』みたいな内容で、リスクばかりじゃねーか!的な話になりましたが(笑)、僕にとってこの路上は、知恵、精神力、度胸など、様々なステータスを強化してくれた場所であり、多くの出逢いと感動をいただいた場所でもありました。

当時は、一回のストリートライブは4時間位歌っていて、やりはじめの頃は喉もしょっちゅう潰していました。

そのお陰で、喉を潰さない歌唱も身に付いたり

「このスタンスで歌った方が人は足を止めてくれる」

「MCを入れるタイミングはここだ」

「商売っ毛が出てる時は人が立ち止まらない」

「目の前を5秒で通りすぎる人の心を奪うには」

などなど、ライブに関する多くの学びがあり、ストリートで得られたことの多さは計り知れません。

最初の頃は、中々CDやライブチケットも売れず、立ち止まる人の確率も少なかったので、人を惹き付ける為のモノマネなんかもやっていました(笑)

※当時、Gacktさんのモノマネが鉄板で、90%位の確率で人の足を止めていました(笑)

ただ、最終的には小手先だけでは何も伝わらず、メッキの皮はいずれ剥がれるということですね。

心からの歌を伝えられた時、気持ちが伝わり人の心を動かすということを、日々のストリートから学ぶことができました。

もしストリートライブにご興味ある方は、ぜひコメントでご相談ください。

次回の記事は『申請を出して行った野外ライブ』について書きたいと思います。

皆さんの毎日が、心豊かなものになります様に。

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ネット上に残っていた、過去の池袋ストリートライブ写真。
画質の荒さが時代を物語っています(笑)

ストリートの為に購入した機材紹介

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ストリートでも、ギターと歌にリバーブを足して広がりを付けたいと思って購入したアンプ。
軽量且つ電池駆動式で、色々な音色も出せるミニアンプです。

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ソロでも多重演奏を演出したくて購入したルーパー。
ギターを叩いたリズム音を録音し、その録音したリズムを流しながら、ギターソロやバッキングを弾くことが可能です。

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ストリートのお客さんに、ライブハウスでのライブ風景を見てもらおうと、デジタルフォトフレームも物販に置いてました。
DVDが一般的に普及し始めた頃には、ライブDVDを無料で配ったり、10年前位からYoutubeも併用したり、動画コンテンツは早い段階から目を付けて行っていました。



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