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2月の子供向け囲碁大会に参加してきました&芝野龍之介プロの指導碁

こんばんは。
野狐2段の父とネット碁4-5級の小3息子の囲碁と育児日記です。

今日は囲碁サロンさいたま新都心で、毎月恒例の子供向け囲碁大会に参加してきました。

毎月、最後の日曜に開催されており、子供たち(たまに大人も)がたくさん集まります。大体いつも10数名くらいの参加者です。

今回は行ったらたくさん参加者がいて、碁会所が子供であふれていました笑。20名くらいいたのかなあ。

ここから棋力に応じて、A・B・C・・とクラス分けされていきます。各クラス、4名1組で対戦します。初段以上は全勝で昇段、級位者は3勝以上で昇級です。

息子は現在二段でエントリーしており、全勝したら次は三段でエントリーする、という形にしています。なお、大人の段級位より子供の段級位はやや緩めな感じなので、あくまで相対的なランキングのようなものだと捉えてください。

さて、今回息子はAクラスになったので、お相手は
 ・大人の方(8段) 強い~!
 ・Kくん(5段)
 ・Aちゃん(3段)

となりました。

3戦やって、勝率の高い人同士で4戦目の組み合わせが決まります。

KくんとAちゃんは息子と同じ小学校低学年で、くらしき吉備真備杯こども棋聖戦の県予選でも決勝トーナメントに進出し、戦っていました。息子は強くなるのがちょっと遅かったので残念ながら低学年の間にはエントリーできず。しかしお二人とはよく戦っているのでお互い見知った顔です。

特にAちゃんは息子と棋力がほぼ同じ(でも息子より勝負の時に更に強い感じがします、息子より先にこないだ3段に上がりました)で、一緒に強くなっていっている素敵なライバルです。

大会でご一緒するとよく当たりますw

さて、親としては毎回ドキドキしますが、子供を送り出して近くの喫茶店で戦いが終わるまで時間をつぶします。

・・・

結果はどうだったのか!

ということで、会場に着くとまだ3戦目が終わったばかりで4戦目が残っていました。

息子は3戦全勝で、最後の4戦目はAちゃんに決まり。
今日の1戦目では息子はAちゃんに勝っていましたが、4戦目で再戦となります。

結果は・・・。

負けちゃいました~~~~~~。

ちょっとだけ対局の様子を見ましたが、色々なところで激しく戦いになっていて、大石の取り合いになっていました。どうやら右辺の大石を息子が取っていた状態だったのですが、ダメ詰まりで最後逆に大石が取られてしまい、ヨセでひっくり返ってしまったようです。

ダメ詰まり、あるあるです(笑)


最後、負けが確定したら、息子は感情がぶわっと表に出てきて、泣いていました。

人前であんなに息子が泣いている姿を初めて見ました。

ガン泣きしている息子をぎゅっと抱えて

なんて素敵な経験何だろうと思いました。

埼玉のローカルの大会で、こんなに素敵な経験ができるのです。

(これだよこれ!こういう経験させたかったんだよ~!!と心の中で思いながら)

初めてこんなに悔しがっている息子の姿を見て、親のこっちもグっと来るものがありました。

そしてAちゃんという素敵なライバルがいて、とても良い環境だなあと、改めて思いました。

知らない人に負けただけではこうはならなかったのではないかと思います。

一緒に切磋琢磨するライバルと月1回のバトルの場、という背景や文脈がある中での緊張感のある舞台だからこそ生じた瞬間なのではないかと。

ということで、惜しかったな~、息子よ!

受験勉強で忙しくなりましたが、「囲碁続けたい、勉強する」と言っているので、明日からまた修行の日々だね~!


さて、そして少し時は遡りますが、一昨日の金曜日に息子が芝野龍之介プロの指導碁を受けてきました(ちなみに1on1ではなく多面打ちでの指導です)。

Youtubeで息子が芝野龍之介プロのチャンネルを視聴しており、「絶対参加したい~~!」ということだったので、お申し込みをさせていただきました。

私は用事があったので妻が迎えに行ったため、様子については詳細はわからないのですが、ばっちり記念写真撮影とサインを頂いたようです。

大変興味深いのは、息子にとっては芝野龍之介プロは「Youtubeでよく見る人」であり、そんな方と生でお会いできるというのは非常にインパクトがあったようです。とても刺激を受けたようです。

特にポイントは
① 芝野龍之介プロのYoutubeの雰囲気が息子にとってはとっつきやすい模様
 (対局の様子を見ていて、わかりやすくて楽しいと言っています)
② スイカゲームをやっている!?

という2点。

②の点ですが。ユーチューバー・・と言ったら怒られてしまいそうですが、事実、子供にとってユーチューバーは超憧れの人です。

さらにゲームが好きな子供にとって、ゲーム実況者なんかは神の領域です。子供は憧れのゲーム実況ユーチューバーを「さん付け」で呼ぶのです。

特に芝野龍之介プロはなんとスイカゲームをやっている動画を出しており、これは子供にとってはすっごく身近に感じたようです。

マイクラ、ロブロックス、スイカゲーム、スプラトゥーン、にゃんこ大戦争


このあたりのゲームは子供には大人気なので、もし囲碁棋士の方がマイクラ極めている動画を配信していたら、子供達から圧倒的な憧れの眼差しで見られることでしょう。

そして、その棋士の方が子供に指導してくださったら、それは囲碁をただ教えていただくことを超えたインパクトを持つでしょう。

普段、プロ棋士の方に指導碁を受けることにはそこまで興味のない息子ですが、普段通っている碁会所に来られる芝野龍之介プロには「何としても会いたい」となりました。

この事象は個人的に、見ていてとても興味深いです。

普段遠い世界の囲碁の棋士が、「囲碁で培った頭脳」を駆使して、子供達の好きなゲームをすごいレベルでやってこなす、というのは、とてもシナジーがありそうです。

なんてことを思いながら今回のことを振り返ってみました。

ご指導いただき大変ありがとうございました。
また機会があれば参加させて頂きたいと思います。


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