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心に残ったウイニングラン集 2024年

皆様、こんにちは。
だいゆいです。

先ほど2024年ガッツポーズ集をnoteにしましたが、その写真選定中にウイニングもいいのがあるなと思い、こちらもnoteにまとめました。

勝者を讃えるファンとそれに応える騎手との掛け合い、馬と騎手にある物語が垣間見えるウイニングラン。
ガッツポーズよりも感動的なシーンが多い印象です。

ただウイニングランの写真は全部で20枚以上あり、全部あげていたらキリがないので厳選した10枚を紹介させていただきます。
それでは心に残った順で10位~1位までどうぞ!!

■10位 NHKマイルカップ

ガッツポーズはしないし、ウイニングランも淡々と行う川田騎手。
珍しく観客へリアクションをとったのがNHKマイルカップのウイニングランでした。
自分の記憶では2023年のオークス以来。
あの時は川田騎手のリクエストにファンが応じた「5秒間の静寂」に対するお礼と解釈していたので、なぜNHKマイルカップでリアクションをとったのか今でも気になるところです。

■9位 さきたま杯

浦和競馬場は私の地元競馬場です。
生まれ育った実家から自転車で数分で行けることから20代で最も通った競馬場かもしれません。
そんな地元浦和で交流重賞として毎年開催されていたさきたま杯が2024年からJpnⅠへ昇格。
正直キャパシティや設備面から開催できる資格があるとは思っていませんでしたが、終わってみればウイニングランで勝者を讃える西日が美しくレモンポップを照らしており、その光景は幻想的ですらありました。
少しだけ地元が誇らしくなったウイニングランでした。

■8位 ジャパンダートクラシック

上述した通り、人によっては地元は特別なもの。
フォーエバーヤングに騎乗する坂井瑠星騎手、管理する矢作芳人調教師ともに父親が大井競馬の調教師という縁があったこのレース。
フォーエバーヤングが後続を突き放す競馬で世代の頂点に達したことよりも、大井競馬に縁がある坂井騎手への祝福が「瑠星コール」となりました。
のちに坂井騎手も本当に嬉しかったと語るJDCのウイニングラン。
観客へ感謝の気持ちを表した1枚です。

■7位 オークス

ウイニングランを一番多く撮っているのがルメール騎手です。
何度も撮っているとルメール騎手のアクションパターンも分かってきます。
しかしオークスのウイニングランだけは少しだけ違ったアクションがありました。
それが人差し指を天に捧げるこのアクション。
騎手仲間思いのルメール騎手ですから、天国にいる藤岡康太騎手へ向けたアクションだったに違いありません。

■6位 ボートレースクラシック

ボートレーサーで人柄が好きなのは誰だと聞かれたら、私は毒島誠選手と迷わず応えます。
4年連続でSGを制覇したこともあるトップレーサーの毒島選手は直近3年間SG制覇から遠ざかっており、「自分はもう勝てないのかもしれない」と思っていたそうです。
しかし見事復活のSG制覇。
この勝利をきっかけに年末のグランプリも初制覇し、名実ともにボートレース界のトップに返り咲きました。
そんな毒島選手のウイニングランには人柄が滲み出ています。

■5位 川崎記念

コロナ明けから南関東で行われるJpnⅠやGⅠではウイニングランは行わないのが通例でした。
私の記憶では2024年の川崎記念がコロナ明けで観客前までウイニングランを行った最初のレースのはずです。
実はこのレース、勝ち馬を間違えてライトウォーリアを撮り逃していました。
それだけにウイニングランではキャロットクラブの会報でBEST SHOTをもらえるレベルの写真を狙っていたので、あえて騎手ではなく馬にピントを合わせて撮影しました。
ありがたいことにBEST SHOTも頂くことが出来ましたので、やっとこの場で写真を初公開が出来ます。

■4位 ヴィクトリアマイル

ウイニングランの魅力の一つが騎手が嬉しさを爆発させる瞬間を撮影できること。
それが長い苦労の末、やっと勝てたものなら尚更格別です。
場内からも沢山のおめでとうが飛び交っていました。

またヴィクトリアマイルでのウイニングランでは津村騎手が喜びを爆発させる一方、テンハッピーローズは観客やテレビカメラが気になってしょうがない様子。
そのギャップがまた魅力的なウイニングランでした。

■3位 日本ダービー

横山典弘騎手がダービーを制したことで場内はお祭り騒ぎ。
大ベテランの大仕事に場内も沸きに沸きました。
私にとっても初めて横山典弘騎手がGⅠを制する瞬間を撮影できましたので大興奮なわけですが、ウイニングランでは横山騎手がこちらの前に馬を止めて脱帽のうえ一礼。
想定外の展開にめちゃくちゃ焦ってしまい、馬と騎手の顔が両方映るよう手綱にピントを合わせるのが精いっぱい。
この写真は撮れた嬉しさ半面、反省点が多い1枚。

第2位 皐月賞

人と馬のドラマがあるとすれば今年の皐月賞を語らずにはいられないでしょう。
ジャスティンミラノの調教をつけ続けた藤岡康太騎手が急逝して初めて迎えた週末に行われたのが皐月賞でした。
想いを受け継いだジャスティンミラノと戸崎騎手は見事皐月賞を勝利。
1着で入線した瞬間、戸崎騎手はガッツポーズはしていないものの、何か雄たけびを上げているかのように口を大きく開けていました。
ウイニングランで戸崎騎手が天高く拳を突き上げるころにはウイナーズサークルにいた競馬を愛するファン達は泣いていました。

第1位 スプリンターズS

男は女の涙に弱いという言葉がありますが、おじさんは男泣きにはもっと弱い。
2024年は悲しい涙も多くありましたが、嬉し涙も多く見られた1年だったのではないでしょうか。
西村騎手にとって初めてのGⅠ制覇。
しかも西村騎手を懇意にしてくれていた江島オーナーの馬で恩返しできたのも嬉しかった要因でしょう。

柴田大知騎手の勝利ジョッキーインタビューを何回見ても感動して泣いてしまう私の前で、西村騎手が勝利ジョッキーインタビューを受けていて「レースのことは覚えていない」って言うもんだから余計思い入れの強いレースとなりました。

以上が2024年に撮影した心に残ったウイニングランの写真10枚でした。

これで2024年のnoteも最後となります。
いつも私のnoteを読んでくれる方々には大変感謝しております。
またSNSで沢山のいいねを頂き、撮影のモチベーションとなっております。
来年も引き続きクラブ馬を中心に撮影し、現地に行けない方々のために少しでも現地の雰囲気が伝わるよう撮影を続けてまいります。

来年も皆様が悲し涙より嬉し涙を流す機会が多くなることを心から願いつつ、1年のお礼とさせていただきます。

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