夢の話9
夢、というか微睡みの中での話。
午前中に迷子猫を保護しようと思って、車の下に潜り込んだり、棘だらけの植木に手を突っ込んで、棘がさっさたり、とバタバタしながら、予約をしていたボディケアの「愛風 かなあじ」に向かった。
到着してすぐに、指先に棘が刺さっていることを伝えて、爪切りやピンセットで抜こうとチャレンジするが、老眼のため断念。
店舗のファミリーサロン フレンドリーのママさんが、縫い針を持ってきて、指先をガシガシ掘って、なんとか棘を取り出した。
小学校の時に行った、指先の貧血検査を想い出しながら、痛みをこらえるために笑顔でごまかし、ママさんも爆笑しながら、ガシガシと掘りおこしていた。。。
そのようなスタートから、ボディケアは、椎間板ヘルニアの腰と凝り固まった肩甲骨と肩を中心にマッサージ施術を受けた。
いつもは、施術中はすぐに眠りにつくのだが、指の痛みと体の痛みで、微睡みの中にいた。
そして、ここから微睡みの中での話。
私は、お笑い芸人だった。
出番を控えた楽屋で、他の芸人と独自のお笑い論を熱く語っていた。
お笑いビッグ3がいるよね。
たけし、タモリ、さんま。でも、俺は、ビッグ5だと思っている。
たけし、タモリ、さんま、志村けん、所ジョージ。
5人に共通点があるとすれば、お笑いに限らず、様々なステージで活動をしていること。
俳優、映画監督、司会、音楽家、プロデューサー、クリエーターなど、マルチな活躍をしている。
さらには、自由人であるということ。
そういう、芸人になりたんだよね、俺は。
そして、そのビッグ5を超えるために、誰もやったことがない芸人になりたいから、今日の舞台に立つことを夢みてきた。
いよいよ本番。
日本人初となる舞台にたつ。
武者震いがしてきた。
とステージに立つ。
そこは伝説のコメディ番組、Saturday Night Live のステージ。
といっても、そのステージの前座。
スポットライトを浴びて、スタンドマイクの前で、頭が真っ白になる。
そして、発したスピーチ。
私の名前は、ダイヤ。子供の名前が、モンド。
2人あわせて、ダイヤモンド。
そして、私の夢は、ロックスター。
※Rock Star (ロック歌手)と、Rock(岩石)をかけたのである。
会場は、失笑。。。。
そのあとは、頭が真っ白で、覚えいない。
ところどころ、覚えているのは、社会派のシュールなコメディトークを放送禁止用語を交えながら、話していた。
トランプ大統領と金正恩最高指導者のネタ。
スペースXとテポドンのネタ。
ムヒカ大統領とボルソナーロ大統領のネタ。
SDGsとウォール街のネタ。
安倍首相と日本人のネタ。
などなど。。。
10分間、マシンガントークで話をした。
イメージは、大好きだったロビン・ウィリアムズ(Robin Williams)。
最後のネタは、人種差別。
1995年に米国留学中に、ラグナビーチでの出来事を思い出してのネタ。
ビーチを歩いていると、すれ違い様に、地面に唾を吐かれて、「Jap」。
大きいガタイの2人組の白人の一言。
すかさず、私は、その唾をよけて、一言。
「ソーシャルディスタンスを意識させてくれて、ありがとう!」
会場は、ややウケ。
そして、私の持ち時間の10分は、終了。
という、ところで微睡みの中から目覚めた。
全て、英語の夢。
久しぶりに、全編英語の夢をみた。
体は解れたが、脳が全然解れない状態で、施術ルームをでた。
明るい店舗には、私の棘をとってくれたママさんと他のスタッフが、私の棘を取った時の様子を話し合って、大爆笑をしていた。
夢の中でみた、数100人の観客よりも、3人の笑い声の方が大きいように感じた。。。
今日は、土曜日。
伝説の番組 Saturday Night Live をインターネットでみてみよう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?