【癌闘病懐古録#4】
初手術とさらば金玉。
そんなこんなで迎えた2022.2/16.
人生初めての手術。
さらば右の金玉。
手術の予定は17時頃。
心を整える準備はあるな。
入院自体も初めての僕は色々な事が初めての体験で新鮮だった。
ざっくり病棟を案内してもらって、先生がやってくる。
「早速なんだけどお知らせがあって、」
「手術室が空いたから今から30分後手術するよ。」
なっなっなぁにぃ!!!!!!
ドッドッドッと脈拍が上がる。
手術というものは体力を使う訳で早ければ早い方が言い訳だ。
心の準備が…
まぁ、そんなことを言ってもしょうがない訳で
15分後には手術室に向かわなければならない。
そそくさと手術着に着替える。
こんなちょけてはいるが内心ビビり散らかしている。
それはそれは産まれたての子鹿のようにプルプル震える。
人生で初めて恐怖で震えた。
初めての手術。初めての強めの麻酔。
それが、こんなドタバタに始まるなんてぇ〜!
何を言っても僕の金玉摘出作戦は待ってはくれない。
さよなら金玉。
その時は全くそんなふざけた事を考える余裕は無かったが、震えながらオペ室へ向かう。
目を覚ますとそこはさっきも見た天井だった。
僕の手術のイメージは、
大好きなアニメの有名なセリフのイメージで、
「知らない天井だ。」
こういう予定だったんですが、、
僕が思ったのは「知ってる〜!この天井!」と
漫画のごとく自分の頭の外にすら飛び散る
痛い!!!!!!!!
という魂の叫び。
そう。麻酔が切れたのだ。
あと縫合だけの所で僕の麻酔は切れたのだ。
ばっ!!!っと目を覚ました瞬間から”痛い”というワードだけが頭を埋め尽くす。
声に出す。手は耐えるのに全力で握る。
そもそも片鱗はあったのだ。
半身麻酔だったのだが、最初の注入で全く効かず。
2回目の投与でやっと、効き始めた感じだった。
麻酔が効いてるかどうか確かめるときに針かなんかでチョンっとされるのだが、
「痛い?」と聞かれる問に対して
「全然痛い」と返したくなるくらいには
麻酔が効かなかった、
いつもだったら効いてますぅ!とか言っちゃう所だが気を使って、
ここだけは絶対に気を使っちゃいけないよね!
と思い全然痛いですと言いまくった。
麻酔だけで普通より全然時間がかかったと思う。
そんな中やはり切れた!
麻酔!!
「知らない天井だ」って言いたかったなぁとか今では笑い話だが、
めちゃくちゃ痛いし、身体の内側引っ張られてるのわかるし、結構麻酔切れはトラウマになった。
あれってなんなんですかね?
まぁ、手術自体は上手くいって、
傷跡も綺麗にふさがって問題ないので全然良いんですけどね!!!
ってな感じで初手術お疲れ様でした。
さぁ、ここからどうなってくのか僕の癌生活。
また、次回をお楽しみに✌️
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篠原大也