なりたいを叶えよう

怪我した学生選手が僕のところにきた時、「やれる・やれない」の判断。は、あまりにも酷いと感じるとき以外は、基本的に自分自身でしてもらいます。

スポーツ指導者、主に監督さんの指導スタンスを基本的に否定することはしません。

他の場面でも僕はこういったスタンスをとります。それはなぜか。人は格好良く言えば自己実現を叶えていきたいという欲求を持っていると思うからです。そしてその自己実現を叶えていくためには、ご本人の意思決定によって道筋を作り出せるかがとても大切だと考えます。

ほとんどの人が、誰かの目を気にして本来自分の感じている道を歩けず、誰かの敷いたレールの上を歩いていたります。
不安も不満を持っていても、友達や仲間に愚痴をはきながら歩いていたりするものだと思います。そういう場合は、誰かを気遣い本当に自分の心のなかにある本音を、場合によっては自分でも探し出せないほど心の奥底に隠してしまっているんじゃないかと思います。
だから僕は長い時間かけてお話を聞きたいんです。
長い時間をかけてコミュニケーションをとりたいんです。
言葉には、その人の“いま”が含まれています。
そんなことはないと言っていたとしたら、無意識にのなかに必ずあるものだと思います。

ただ、言葉にした時点で、意識できるようになってると思います。その意識できたことを鮮明にさせていきながら、どんな自己実現をしたいのか、そのために“いま”どんな意思決定をするべきなのか、たくさん話しながら、関わる人たちの生き方を、ご一緒に考えていけたらいいなと思ってます。

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